子連れテーマパークを楽しむコツはズバリ…!? みんなのおすすめアイデア&近畿日本ツーリストのママ社員が伝授!
今回のテーマは子連れでの外出についてです。
「たまひよ」アプリユーザーに聞いたアンケート結果とともに、子連れでテーマパークを楽しむコツについて、近畿日本ツーリストブループラネットで商品企画・販促などを担当している林みづ希さんにアドバイスいただきました。
子連れならではの楽しみ方もある半面、ヒヤヒヤ体験も
最初にアンケート結果から紹介します。
Q:お子さんと一緒に行きたい(行ったことのある)テーマパークをすべて教えてください。
※複数回答
1位 水族館
2位 動物園
3位 東京ディズニーランド
5位 アンパンマンこどもミュージアム
屋内施設が多く、子連れでも楽しみやすい水族館が1位となりました。
6位以下は、6位 東京ディズニーシー、7位 USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)、8位 近場の遊園地という結果になりました。
子どもと一緒のテーマパークの思い出や感想を聞いてみると、
「人が多すぎて空腹のときにご飯が食べられない可能性やトイレに行けない可能性もあるので、早め早めに動かないといけないのが大変」(ゆちママ)
「水族館に行きました。小さい水族館だったため、赤ちゃんが飽きる前に見終わりました。でも夏だったので、駐車場に停めてある車に乗るまでの炎天下や車内の温度が凄まじく、赤ちゃんが暑さでグッタリしてヒヤヒヤしました」(笹)
「レゴランド・ジャパン名古屋はとてもおすすめ!待ち時間なくアトラクションに乗れる!前回は冬に行ったので次は夏、水のアトラクションがあるときに行きたい!」(あちゃん)
「子どもと2人きりで行ったので、思いっきり子どものペースに合わせることができました。大人同士だったら見逃すような風景も子どもには新鮮だったようで、新たな発見ができました。子連れテーマパークでは、事前のリサーチと子どもの意見をしっかり聞いて計画すること、便利な物やシステムを使って大人が気持ちに余裕をもって過ごすことが大切だと思いました」(とも)
「子どものペースに合わせるので、ぐずったときなどはせっかく来たのに…という、自分の気持ちとの折り合いが大変ですね。でも、子どもがいるからこそ、参加できるイベントがあるので、楽しみの方が勝ります!」(そら)
「ベビーカーに乗らない場合は、子どもの歩幅と体力で歩くので、そんなにたくさんのエリアは回れません。プリンセス好きの女の子でもなければ、東京ディズニーランドはトゥーンタウンだけで大満足です!」(にょんママ)
「生後半年で行ったディズニーランドは年齢制限で乗れるアトラクションが限られていたため、グリーティングや食事を楽しんだ。普段と異なる過ごし方ができて楽しかった」(なよ)
「遊園地は楽しいけど、待ち時間は子どもが退屈していて気を紛らわすのに必死でした(笑)」(りっさん)
「サンリオピューロランドで観劇しましたが、子どもが飽きて泣いてしまったのが大変でした」(るかか)
「テーマパークは、フードコートやレストランが混んでいて大変」(さとまま)
「子どもに合わせて動くのが大変。でも、子ども向けのイベントに参加できるのはいい」(りん)
「何かに備えて大量に荷物を持っていくのでベビーカーは必須だと思った」(み)
「3連休の中日にサンシャイン水族館へ行ったが、激混み過ぎてあまり見られず…。人の多さに息子(7ヶ月)も辛くなったのか、ぐずり出してしまった。平日や連休でない休日などのゆっくり回れるタイミングを考えるべきだったと反省」(あーこ)
「子どもにコスプレをさせるとスタッフの方の対応もいいし、写真を撮るのが楽しい」(なでぃあ)
行き先選びの基本は、子どもの年齢に合っているかどうか
みなさん、いろいろと工夫をしたり、子連れならではの楽しみを見つけたりしているようですね。でも中には、大変だったという声も。そこで、実際に子育て中である近畿日本ツーリストのママ社員に、子連れテーマパークの楽しみ方や予定の立て方などについてアドバイスをいただきました。
「大人にも子どもにも人気のテーマパークは子連れ旅の定番ですね!お子様とのお出かけが少しでも楽しい思い出となるように、私自身の経験も踏まえてお答えいたします。
まずは行き先選びですが、ポイントはお子様の年齢に合った施設を選ぶことです。『みんなが行っているから』と安易に決めるのはやめましょう。特に乳幼児がいる場合、乗れる乗り物はどれくらいあるか、定員(家族みんなで乗れるか)、授乳室やおむつ替え・休憩スペースの有無など、今の月齢でも楽しめる設備が整っているかを事前によく確認しましょう。
1、2歳でも乗れるアトラクションを豊富にそろえたテーマパークもあるので、お子様が小さなうちはあまり背伸びせず、今だからこそ楽しめる施設を選んでみましょう。
次に日程選びです。できれば平日をおすすめしますが、週末や長期休みにしか行けないご家族も多いでしょう。GWやお盆休み、過ごしやすくなる秋の連休は特に混雑しますが、夏休み・冬休みの直前・直後の週末は比較的落ち着いていることが多いので狙い目です。
平日でも、県民の日や運動会・文化祭シーズンの月曜日は混みますので注意が必要です。
服装や持ち物は前日までに準備しましょう!長持ちするおやつや軽食とウエットティッシュ、モバイルバッテリーはパパ&ママの強い味方です。
乳幼児連れの場合、ベビーカーと抱っこ紐も忘れずに!
乗り物への乗り降りやショー鑑賞がしやすいように、我が家では前向き抱っこができる抱っこ紐やヒップシートを活用していました。
小児の場合、待ち時間対策も忘れずに。電子ゲームもいいですが、懐かしのあやとりや手遊び、リズムゲームなどをすると意外と家族で盛り上がりますよ!
続いて1日のスケジュールです。
我が家の場合、午後は下の子のお昼寝がありますし、夕方以降はみんな疲れてくるので、お目当ての乗り物に乗るなら午前中が勝負です。
開園前に余裕を持って到着し、開園待ちの間に家族で午前中の作戦を立てています(笑)。マップを活用し、最短ルートなどもチェックしておくとよいでしょう。
その際、1つの案に絞ってしまうと、予期せぬ事態が起きたときに時間を無駄にしてしまうので、3パターンくらい考えておいて、臨機応変に動けるようにしておくとスムーズです。
お子様が複数いる場合は、この時間帯に親子ペアを決めておきましょう。ペアとなった子どもからは目を離さないようにし、万が一はぐれてしまったときのために、待ち合わせ場所を決めておき、可能ならお子様が自分の名前や年齢を言えるようにしておくと安心です。
食事は早め早めを心掛けましょう。ランチは11時台、ディナーは17時台がおすすめです。
また、最近では事前にモバイルオーダーができる施設も増えています。実際に私も利用してみましたが、当日の午前中に待ち時間を利用してスマホで簡単に予約ができました。
予約時間にお店に行くと、予約なしの会計列は長蛇の列でしたが、モバイルオーダーの列はガラガラで、すぐに食事を受け取ることができて快適でしたよ!
午後は午前中より少しペースを落として、空いているアトラクションや園内イベントなどを楽しみましょう。
お子様が寝てしまったら、休憩も兼ねて着席型のショーを楽しんだり、早めにお土産を購入したりするのもいいでしょう。
施設によっては、アトラクションの利用規定に満たない人がグループにいる場合に1回分の待ち時間で付き添い者が交互にアトラクションを利用できるチャイルドスイッチ(または交代利用サービス)や、アトラクションの空席に1人で搭乗できるシングルライダーなどを導入しているところもあるので、お昼寝中に大人の時間を楽しむのもおすすめです。
閉園時間までいると疲れが残ってしまうので、無理せず早めの退園を心掛けましょう。近くのホテルに宿泊すれば、テーマパークの余韻に浸りながら1日の疲れをゆったり癒すことができます。
予定と荷物は詰め込み過ぎず、時間と心に余裕をもって楽しい時間をお楽しみください!」(林みづ希さん)
事前の計画と早め早めの行動、余裕のある回り方がポイントなのですね。子連れにやさしいサービスも増えているので、うまく活用して家族で楽しみたいですね。
(取材・文/橋本真理子、たまひよONLINE編集部)
林みづ希さん
PROFILE)
株式会社近畿日本ツーリストブループラネット マーケティング営業本部勤務。入社15年目。自社サイトコンテンツ制作・Web販促業務を経て、現在は国内旅行商品の企画・販促業務に従事し、主に東日本エリアを担当。9歳の女の子と2歳の男の子を子育て中。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2024年9月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです。(有効回答数159人)
※記事の内容は2024年11月の情報であり、現在と異なる場合があります。