「学校の机に制服を着たおばあちゃんが…!?」「トンネルの心霊スポットで…」ビックリ!爆笑!もはやホラー!? みんなの衝撃エピソード12
今回は「たまひよ」アプリユーザーに聞いたみんなの「衝撃エピソード」をご紹介します。また最後に、ビックリなエピソードについてはいろいろとある…と語る作家の鳥居りんこさんにもお話を伺いました。
記憶をなくした経験から事故、予知の話まで多彩なエピソードが
最初にみんなの声から紹介します。
「職場の飲み会で浴びるように飲んで帰り……、起きたら駅のトイレにいた」(びぃばぁ)
「職場で転勤したての歓迎会で飲まされ過ぎて記憶をなくし、帰りのタクシーの窓から店長に投げキッスをしていたと翌日聞かされた」(koharu)
「高校の時、朝登校したら、隣のクラスがなにやらザワザワ。何事かと思って見に行くと、机に姿勢正しく座る制服を着たおばあちゃんが!その後、先生に連れられていきました。認知症だったのか不審者なのか、未だわからず」(いろは)
「高校入試の時、友だちのお母さんが面接官だった。一瞬頭が真っ白になったけど、逆に緊張はほぐれた」(ちーくんまま)
「最近、幼い頃に書いた未来年表を見る機会があったが、そこに男女の双子を産んで育てている絵が書いてあった。見るまですっかり忘れていたが、実際に男女の双子を産んだので、まさか小さい頃から無意識的に予知していたのかとびっくりした!」(あずき)
「子どもの頃、夢でくじ引き2等のスペシャルバルーンが当たる夢を見た次の日、くじ引き2等で同じ品物をゲットした。初正夢体験でした」(あー)
「とあるトンネルの心霊スポットに行った時に、そこの情報を何も知らなかったのに、どんな人がいるかわかった…。そしてその後、体調が悪くなって記憶がない」(あーと)
「1年に2回交通事故に遭った」(たけ)
「隣人が逮捕された!」(ヨルノ)
「社会人1年目の時、地元を離れ県外に出て一人暮らしをしていました。ベッドで夜寝ているときに、実家で飼っている猫くらいの重さのナニカが私のお腹の上を通っていきました。母に飼っている猫に何かなかったか聞いても特にないとのことで、悪い知らせでもなく…。でも目も開けられないくらい怖かったです」(すーさん)
「マッチングアプリで知りあった男性と会う約束をして実際に待ちあわせしたら、あまりにも体型が違い過ぎて(横に大きい)、男性もここまで加工できるんだとびっくりした」(ピヨちゃん)
「男の人に、街中で一緒に肉まんを食べに行きましょうと声を掛けられて、紙に書いたポエムを渡されたこと」(あいこにゃんこ)
警察から夫を語る電話はまさか…?
みなさん、なかなかすごいエピソードをお持ちですね。最後に作家の鳥居りんこさんにも衝撃エピソードについて、お聞きしました。
「皆さんのエピソードを目にして、ワタクシも衝撃的な事件を思い出しました。
あれは、まだ世の中がガラケー時代のことです。
ある日、家電(いえでん)の子機にかかってきた電話に出ると、受話器がこう言いました。
『品川警察からかけています』。
聞けば、ウチのダンナが電車内で痴漢をしでかし、今、署内で身柄を預かっているという話。
なんでも『29歳OLの臀部を触った』ということで、着替えを持って署まで来てほしいという内容でした。
ワタクシは『え~?アイツ、尻に興味なんてあるかな?』と半信半疑ながらも、心ではこう思ったのでした。『つーことは、会社はクビ?子どもの学費、どうしよう!』
電話の主は次々と畳みかけてきます。弁護士と名乗る人がゴチャゴチャ言い始めます。すると、子機が充電切れを知らせてきたんですね。それで『親機からかけ直すから、そちらの番号を教えて』と言ったんです。
教えられた番号は末尾110番。しかし親機に行こうとした瞬間に、もうベルが鳴り始めます。
『品川警察』は今度はダンナを電話口に出すと言い、実際に受話器からはダンナだという人の号泣する声が聞こえてきました。
途切れ途切れの声は『ごめんなさい』。
大人であろう男性がしゃくりあげながら謝る声をはじめて聞きました。その時、ワタクシは思ったんですね。
『未だかつて、ダンナがワタクシに詫びたことがあったか?』と。泣きじゃくる声を聴きながら、ワタクシは手にしたガラケーでダンナのガラケーに電話しました。何回目かのコールで出た声はこう言いました。
『何?』
『何じゃないわよ!今どこにいんのよ?』
ワタクシの声は、すでに怒りに満ち溢れています。声の主はこう言いました。
『新幹線の中だ!』。行間には『出張だって言っただろうが!(怒)』との雰囲気満々。
ワタクシは思いました。『うん。これぞ、我がダンナである!コイツがワタクシに謝るわけがない!』と。
『この詐欺師ども!』と思って、親機に向かうと、それは切れた後。
そこで、銭形警部ばりに『逮捕だ!』と息まき、地元警察に電話したワタクシ。
おまわりさんはこう言ったのです。『被害がないなら問題なし!』
結局、事情聴取もされずに終了。立件できなかったこの事件、物書きであるワタクシには逆に『美味しい!』となって、友人知人を集めてその詳細をご披露したものです。
とはいえ、人生には『洒落にならない話』もつきもの。
あまりに辛い記憶ならば専門家の手助けが必要ですが、生きていれば衝撃体験は起こり得るものです。その時には、私のこの『詐欺未遂話』のように、信頼できる人たちに聞いてもらい、『笑い話』に昇華してしまうと、意外とスッキリしますよ。
やっぱり、お喋りは“心の解放”なので、そんな時は女子会一択。美味しいものを『召し上がれ』ですよ~!」(鳥居りんこさん)
「たまひよ」アプリユーザーのエピソードも仰天ものが多かったですが、鳥居りんこさんのエピソードは当時の「オレオレ詐欺」でしょうか。希少な話ですね。驚きでした。
(取材・文/橋本真理子、たまひよONLINE編集部)
鳥居りんこさん
PROFILE)
作家、介護・家族アドバイザー。2003年、学研より『偏差値30からの中学受験合格記』
でデビュー。実体験に基づいた『中学受験シリーズ』が人気。近著に『増補改訂版 親の介護をはじめたらお金の話で泣き見てばかり』(双葉社)など。最新刊は『黒い感情と不安沼』(小学館)など。執筆・講演活動などを通じて、子育てや受験、就活、介護に悩む母たちを応援している。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2025年1月の情報であり、現在と異なる場合があります。