結婚の決め手、3位「タイミング」、2位「運命」、1位は……!?【217人のママのリアルボイス】
「たまひよ」アプリユーザーに「あなたが結婚を決めた理由を、あえて1つだけ教えてください」と質問。トップは「価値観が合っていると思ったから」でした。「経済的・精神的に安定したかったから」「潮時」など、現実路線もチラホラ。「夫婦の数だけドラマがある」と、感じる興味深いエピソードを大公開です。
Q. あなたが結婚を決めた理由を、あえて1つだけ教えてください。
価値観が合っていると思ったから 33.2%
パートナーを運命の相手だと思ったから 18.4%
結婚を考えるタイミングがお互い合っていたから 16.6%
子どもを授かったから 10.1%
経済的・精神的に安定したかったから 6.9%
いろいろな圧(親を安心させたい、周りが結婚ラッシュ、年齢)があったから 5.5%
潮時と思ったから 4.6%
その他 4.6%
1位は「価値観」。2位は「運命の相手」、3位は「結婚を考えるタイミングが同じ」となりました。
「経済的・精神的に安定したかった」「いろいろな圧」「潮時」など、現実目線も根強く約17%でした。
エピソードを募集すると「結婚って理屈じゃないな」と感じる声が届きました。印象深いエピソードを中心に紹介します。※以下「彼」は「現・夫」となります。
平凡だけどフィーリングって大事よね【価値観が合う】
「人と話すことが苦手な私が、無言でも苦にならなかったから」(やまぎわ)
「職場の同僚からの紹介でした。話は合うし、一緒にいて息苦しくなく、デートでうっかり助手席で大口開けて寝てしまっても、彼は気にしていなくて(笑)結婚しようと思いました」(しゅん)
「いろんな考え方ができ、いろんな話をすることができるから」(ミニオン)
「私に足りないものを持っている人だと思ったから」(ゆ*り)
価値観もだけど、彼の行動に感銘を受けて結婚を決意
「2人で初めての海外旅行でイルカと泳ぐツアーに参加。しかし私がひどい船酔いになり、醜態を晒した時もずっと横で介抱してくれて、この人しかいないと思いました」(ichi)
「旅行でUSJに行った時のこと。ホテルに前泊し『朝早くから優先入場できるね』と、楽しみにしていたら、今から行くぞというタイミングで私が腹痛で動けない状態に。彼はずっと心配してくれて、薬を買いに走ってくれました。おかげで腹痛は治り、出遅れてUSJへ。そんな私に文句ひとつ言わず、途中途中で心配してくれて楽しく1日を過ごしました。この人と結婚したら幸せになれるなと思いました」(はな)
「大地震のときに頼りになる姿を見て、結婚したいと思いました」(だいママ)
赤い糸で結ばれている⁉【運命の相手】
「共通点がありすぎて、赤い糸なのではと思ったほど。実際、何人かの占い師さんにも見抜かれて『運命よ』と、言われました」(姫ママ)
「彼と出会うために過去があったんだなって、思えるほどの人でした」(ゆかち)
「初めて会った瞬間に『私はこの人と結婚する。この人がいい』と、思いました。食事に誘って好きと告白。彼も『俺、この人と付き合うんだ』と思っていたらしい」(奈っ茶。)
「初対面の時、とりあえず顔がタイプでロックオン。相手も同じだったらしい」(あちゅ)
「彼からの告白がいきなりのプロポーズ(笑)私は40代まで結婚するつもりはなかったのでお断りしましたが、『ちゃんと考えてほしい』と、後日返事をすることに。返事をする日は友人の結婚式で、ブーケトスをキャッチ、二次会では1等のペア旅行が当たる、くじの番号が何回引いても彼の誕生日の数字…。観念しその夜にブーケを持った状態でOKしました。運命⁉というか、ノリ結婚です(笑)」(りおこ)
運命の出会い⁉ だけど長い春も経験した編
「彼は高校の同級生で、10年付き合って同棲までして一度別れました。再会した時には、結婚しか考えられませんでした」(NN)
「私から迫るカタチで交際がスタート。『次(結婚する時)は俺から言うから』と言われて舞い上がり、急かす事なく健気に待ち続けて10年。痺れを切らして別れを切り出したら引き止められ、とんとん拍子に結婚。早く急かせばよかった(笑)」(たまえ)
結婚って意外と【タイミング】が、大事なんだよね
「長年同棲した彼と別れたので、次に付き合う相手は結婚前提と決めていたました。同じ感覚の夫と出会い、目標を定めた上で遠距離恋愛をしてゴールイン。結婚の理想時期が同じということも大切だと思いました」(ゆずまる)
「私は元カレと別れては復縁を繰り返し、周囲から反対されながら腐れ縁を8年続けていました。そんな時、私のバイト先に新入社員で入ってきたのが彼でした。好意を抱きましたが彼は年下だし、結婚に焦る私は一線引いていましたがバレンタイン周辺にデートをしたり、行動と気持ちがチグハグ…。そんな時に彼から告白されました。彼を裏切る事は絶対できないと、元カレとはきっぱり別れました。彼は、結婚は転職して経済面で安定したらと考えていたようですが、私が待てず1年同棲して結婚に(笑)」(琵呂)
夫婦の数だけ結婚ドラマがある【いろいろ】編
「義両親がとてもラブラブな素敵な方で、この2人を見て育ったなら安心!と思ったからです」(その他/まほふ)
「誠実な人だし、両親、特に亡くなった父がとても気に入ってくれたから。将来のこと、先のことを自然に話してくれる人でした」(その他/ジジテオ)
「とても優しい。大真面目。自分の家族、親戚、友達、私の家族を大切に想ってくれる。私の意見を尊重してくれる。いろんな面でこんな素敵な人は居ないと思ったし、裕福ではないけれど、楽しく生活はできると感じたからです」(その他/あー)
「私、私の連れ子、彼と3人でディズニーへ。そのまま彼が我が家から帰らなくなり、同居の実母とも違和感なく過ごし、近所の友だちから『結婚したの?』と聞かれ、お友だちが自治会の名簿に彼の名前を追加した事が決め手となりました」(その他/おかあさん)
「なんとなくその日のノリで結婚指輪を買いに行き、お店の人に日付や名前など刻印した方がいいと勧められ、その時に入籍日を決め、そのお店からお互いの親に連絡しました」(潮時と思ったから/りりりりり)
「高校生の頃から付き合って8年。親を含めて周りから『なぜ結婚しないのか』と問われ、結婚しない理由が見つからなかったから」(潮時と思ったから/しょーり)
「交際期間を決めてお付き合いがスタート。『交際を更新したければ結婚』として、今に至ります」(親を安心させたい、周りが結婚ラッシュ、年齢などいろいろな圧があったから/はるはる)
「結婚を前提に彼から交際を申し込まれました。私は働きたい盛りで結婚に乗り気ではありませんでしたが、子どもを授かり、運命かなと半分諦めに近い感じです(笑) もちろん夫のことは大好きだし、今も愛しています」(子どもを授かったから/小林そらまめ)
アンケート回答者は20~30歳台のママが中心ということもあり、初々しいエピソードが集まりました。
とはいえ人生100年時代。夫婦生活は長く長く続きます。2児の母であり、結婚生活20年以上と言う人生の先輩・長島ともこさんから、夫婦仲良く過ごすコツのアドバイスです。
「結婚を決めたときの気持ちを忘れず、子育てを通してより良いパートナーシップを目指そう」と、長島さん
結婚の決め手、本当に人それぞれですよね。
今回のアンケート結果から、結婚は価値観やタイミングの合致だけでなく、経済的な安定や周囲の意見など、現実的な要素も関わっていることが浮き彫りになりました。
確かに結婚は、人生の大きな転機。しかし、出産により、それまでの夫婦の関係は大きく変化することがあります。「子育て」という新たな共同作業のスタートにより、お互いの価値観や相手に対する愛情、信頼感などが変化していくことが多いからです。
育児も家事も積極的に行う男性もが増えてきたとはいえ、「家庭のことは女性」という認識はまだ根深く、共働きママの悩みは尽きません。とくに初めての育児の場合、パパにとってもはじめてのことだらけ。「育児が大変」「疲れた」などと思っても、ママからのSOSに気付かないことが多いもの。
「結婚当初はいろいろ気づかってくれる人だと思っていたのに、あれ?この人、こんな人だったっけ」などと思うような場面もあるのではないでしょうか。
出産を機に、夫婦の関係は、結婚を決めたときより強固なものになる可能性もあれば、その逆に、関係がこじれてしまう可能性もあります。
日々、育児、家事、仕事に奮闘中のママたちへ。
現在、結婚当初と同様のパートナーシップは築けていますか?
「育児(家事)が大変」「疲れた」など、辛い、しんどい、と感じていることがあれば、無理に我慢せず、パパに話してみましょう。
子育てを通してお互いをより深く理解し、結婚を決めたときと同様「一緒にいて息苦しくない」「私に足りないものをもっている」「頼りになる」「私の意見を尊重してくれる」などと思い続けることができるよう、夫婦で協力し合い、共に成長していきたいですね。
長島ともこ
PROFILE)
フリーライター、エディター、認定子育てアドバイザー。教育、育児、妊娠&出産を中心に幅広い分野で取材、執筆、企画ディレクション等を行う。PTA活動にも数多く携わり、その経験をもとに、書籍『PTA広報誌づくりがウソのように楽しくラクになる本』『卒対を楽しくラクに乗り切る本』(厚有出版)を出版。All About子育て・PTA情報ガイド。子どもアドボカシー基礎講座修了。プライベートでは2人の子どもの母親。
(取材・文/和兎 尊美、たまひよONLINE編集部)
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2024年10月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです。(有効回答数217人)
※記事の内容は2025年1月の情報で、現在と異なる場合があります。