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婚約指輪にはお金をかけない!?でも女心は複雑…「『いらない』と言ったけど義母の指輪はちょっと」「指輪は一緒に選びたかったのに…」人生のライフイベントへのお金のかけ方をFPに聞く

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女性は彼女の母に彼女のダイヤの指輪を見せています。
isayildiz/gettyimages

「たまひよ」アプリユーザーに「婚約指輪」についてアンケートすると、「婚約指輪を買った」は51%。つまり2人にひとりは「婚約指輪は買わなかった」と、わかりました。さらに婚約指輪のお値段を聞くと「10万円以下」「10~20万円」「20~30万円」「30~50万円」がそれぞれ20%前後で、見事に均等に分かれました。ちなみに100万円以上は0%。昨今の結婚は、イベント性よりも堅実性が定着しているようです。ライフスタイルアドバイザーで1級FP技能士の前田菜穂子さんに聞きました。

結婚の際、婚約指輪はもらいましたか?(買いましたか?)

もらった・買った 51%
もらわなかった・買わなかった 40.5%
かわりに別のもの(腕時計、ブランドバッグなど)をもらった・買った 6.5%
その他 2%

婚約指輪の値段はどのくらいですか?

10万円以下 20.2%
10~20万円 22.8%
20~30万円 19%
30~50万円 22.8%
50~70万円 3.8%
70~100万円 2.5%
100万円以上 0%
その他 8.9%

かつて婚約指輪の相場と言われていた「給料3ヶ月分相当」の50万円~100万円はわずか6.3%でした。婚約指輪の平均価格は35~40万円と言われていますが、アンケートでは30万円以下が約61%。「買わなかった」という夫婦も加えると、婚約指輪にお金をかけない風潮はかなり定着していることがわかります。

婚約指輪は誰がどこで選びましたか?

一緒に店で選んだ 43.9%
パートナーがひとりでお店で選んだ 41.5%
その他 8.5%
パートナーがひとりでネットで選んだ 4.9%
一緒にネットで選んだ 1.2%

3位の「その他」は、「オーダーメイド」や「手作り」、そして「義母の婚約指輪を受け継いだ」でした。

婚約指輪にまつわるエピソードを紹介します。

彼からの愛情が伝わる「感動」エピソード

「プロポーズのときにダイヤだけをもらい、後日お店へ行きリングのデザインを2人で選びました。こんなプロポーズもあるんだと感動でした」(ゆっか)

「秘密で準備したかったけど、指輪のサイズがわからなかったのでしょう。『知り合いが女性に指輪のプレゼントをしたいけどサイズがわからず、体格があなたと同じくらいなので何号になるのか聞いてほしいと頼まれた』と言います。内心『知り合いの話じゃないよなぁ』と、思いつつ『9号ぐらいじゃない』と答えたら案の定、その2週間後に婚約指輪をプレゼントされました。バレバレなところもなんだか可愛く思えました」(ミニレイ)

「付き合って1年記念日の前日夜、同棲していた彼から『プロポーズはいつがいい?』と、聞かれたので『明日(記念日当日)』とムチャぶり(笑) 平日で仕事だったのでダメ元でしたが、帰宅したら婚約指輪と花束をきちんと用意してくれました。とっても忘れられないプロポーズになりました」(K.K)

という感動エピソードもある一方で、「理想と違った」体験者もかなりいるようです。

婚約指輪をもらって幸せいっぱい……のはずが、なんか違ったお話

「遠距離恋愛中で忙しいなか、お互い休みをとって旅行へ出かけました。そこで『プレゼント』と、紙袋を渡されました。今思えば紙袋を見れば『婚約指輪だ!』と、気づきそうなもんですが、その時は仕事でめちゃくちゃ疲れていて……。何も考えず、あとで開けようと紙袋を横に置いたら『今、開けてくれ』と催促されて、ムードがぶち壊し。申し訳なかったです(笑)」(おもち)

「遠距離恋愛中に彼がプロポーズの準備をしてくれました。『どんな指輪がいい?』と、聞かれたので参考になりそうな指輪の写真を何枚か送り、念のために『これは嫌だ』という参考写真も送りました。実際にもらった指輪が……ほぼ『これは嫌だ』デザイン(笑)
もらった直後は黙っていたけど、後々それを伝えたら険悪なムードになりました。今となってはそれもひっくるめていい思い出(笑) 不器用な彼が一生懸命選んでくれた大切な指輪になっています」(やま)

「もらった指輪の袋の中に領収書が入っていて、笑ってしまった」(梅しゃん)

「もともと結婚したいねと話をしていて、指輪は一緒に選びたいことも伝えていました。ただ、プロポーズされることに憧れがあること、プロポーズはきちんとしてもらいたいことも伝えていました。なのに……。実際には、迎えにきた車の中で指輪の入った紙袋ごと『はい』と、渡されました。なんというか夢がガラガラと崩れ落ちて、当時はかなりショックでした(笑)」(さくら)

「付き合って6年目あたりから、テレビCMやドラマなどで指輪の話が出るたびに、自分の左手を見て『無いなー』と言い続けていました。婚約指輪をもらったのは入籍後。入籍した時点で妊娠8ヶ月。呆れて何も言えませんでした」(みー)

女心は複雑です。「買わない」選択に同意したけどモヤっな声

「義両親の婚約指輪を譲り受けました。確かに『婚約指輪は要らない』とは言ったけど、だったら安くてもいいから買ってほしかった、というのが本音」(ハナ)

「婚約指輪を買うのなら別のことにお金を使いたいな……とは思っていました。が、夫から『婚約指輪いらんよな~』って言われると、なんかモヤッ…」(シャンシャン)

「『俺は指輪とか要らないから~』と言う。あなたが決めるの?と、心の中でツッコミました」(juju)

「夫には何度も婚約指輪と結婚指輪の違いを説明しましたが理解してくれず、『結婚指輪をするのだから必要無い』と、バッサリでした」(ちぇる)

「2回目の結婚ですが、一度も婚約指輪をもらったことがありません。憧れています」(るる)

倹約が時代の流れですが一部コメントには「一生に一度のライフイベントに倹約でいいの? 」という思いがあふれ出ていました。とはいえ、子どもが生まれれば七五三(着物・写真・食事会)、小学校入学(ランドセル・机)等で、まとまったお金が必要になります。
今後の心構えについてライフスタイルアドバイザーで1級FP技能士の前田菜穂子さんに聞きました。

「妥協したくないイベントは”上限金額”と”お互いの負担額”を決めておくことがポイント」と、FP前田さん

「相談のうえで買わない選択をしたカップルは、お金に関するコミュニケーションがしっかりできていますね。結婚生活も2人協力して、“お金に困らない生活”が送れるのだろうなと頼もしい限りです。そうはいっても『一番いい時』を指輪というカタチに残したい気持ち、わかります!

わかりますが、しかし! 新婚カップルには『妥協したくない一生に一度のイベント』が次から次にやって来ます。
結婚式・引っ越し・新婚旅行・妊娠出産から始まるお節句関係や教育費……。どこで開催する?何をそろえる?食事は?衣装は?
どの項目も後悔したくない気持ちが先に立つと、予算オーバーになりがちです。二人の新生活に影響のない範囲で上限金額と、お互いが何円出すのかを決めておきましょう

お金との付き合い方は「振り回されず」に「使いこなす」

「バブル期と比べ初婚年齢※1の集中する25~34歳男性の平均給与※2は、バブル期平成3年:475万円、令和3年:442万円と30万円も下がりました。次の年齢層35~44歳では平成3年:638万円、令和3年:563万円と75万円も低下し、差が広がっています。

結婚生活は長いです。婚約指輪をはじめ、イベント費のまとまった支出のやりくりはとても大切になります。
『お金は幸せになるための道具の一つ』として、“必要なもの”と“手に入れたいもの”を2人で話し合って区別しましょう。『お金に振り回されずに、使いこなして』幸せな結婚生活を送ってくださいね

※1 厚生労働省図表1-1-9 婚姻年齢の推移より

※2 内閣府男女共同参画局平均給与推移「特-4図」より

前田菜穂子

みつめFP事務所代表で、1級FP技能士(国家資格)、CFP®(日本FP協会)、育勉®インストラクター、日本学生支援機構認定スカラシップ・アドバイザー(平成29年10月~令和7年9月)FPmamaFriendsおこづかい教室認定講師。猛烈に働いた13年間の会社員生活での挫折や長く続いた不妊治療経験など、人生の壁にぶつかったことをきっかけに、金融業界未経験ながら5年間猛勉強してFPの資格を取得。“今より幸せで円満な家庭づくりのお手伝い”をモットーとし、娘として、妻として、母として、そして専門家として広い視野をもち、親子や夫婦でも話題にしづらい「お金のハナシ」に向き合うきっかけを提供しています。プライベートでは一児の母。

みつめFP事務所「みつめfp.com」

Amebaブログ「オンライン親子おこづかい教室|家計診断FPなおママ」

FPmamaFriends「おこづかい」から始めるこどもの自立教育

文/和兎 尊美

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2024年1月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです。(有効回答数153人)
※記事の内容は2024年3月の情報で、現在と異なる場合があります。

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