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ピンチ!「母親は子供の泣き声を聞くと起きてしまう」説に縛られ、眠れなかった夜のこと『ふうふう子育て #35』

更新

なかなか寝ない我が子を眠らせるために静かに過ごし、少しでも泣けば抱っこしていた青鹿さん。しかも、周囲から「たとえ夜中でも母親は子供が泣くと起きるもの」だと聞かされていたので、泣き声が聞こえると寝られなくなって困っていました。


赤子が泣くから眠れない













「これじゃ全然休めないよ!」

うちの娘・ふーみんは、新生児の頃からなかなか寝ない&よく泣く子でした。

インターフォンの音で起きて泣き、部屋が少しでも明るいと起きて泣き、テレビの音で起きて泣き……私達は昼間でも娘がお昼寝をする時は遮光カーテンを引いて、忍者のようにそろそろと物音をたてずに歩く生活。さらには抱っこで寝た後に布団に置くと起きてしまう背中スイッチも搭載されていたので、私は常に娘を抱っこしながら揺れていました。

頻回授乳でコマ切れ睡眠のうえ、娘を起こさないよう気を張った生活を何カ月も続けていた私。それを見かねた夫が「交代で夜泣きの対応をしよう。今は僕が見ているから眠ったほうがいいよ」と言ってくれました

……が、お布団に入っても、ふーみんの泣き声がうっすら聞こえるのが気になって全然眠れません。

「泣いてるってことはおむつかな?」「お腹が空いたのかな?」「危険じゃないだろうか?」「抱っこはしてもらってる?」「そもそも夫は何してんだ!?」

体も頭もへとへとなはずなのに、そういうことが気になってしまうのです。思わず、ふーみんをみている夫のもとへ駆けつけ「ちゃんとお世話してる!?」と詰め寄りました。

夫は、ふーみんのおむつやお腹の空き具合を確認した後、私ほどは相手をせず、安全を保ったうえで仕事をしていました。私は、その夫の姿を不満に思って、つい「泣かせないようにみててよ!」と怒ったんです。

それに対して夫は、少しも泣かせないのは無理だと主張したのですが、私は「母親は、赤ちゃんの泣き声が聞こえると起きちゃう体になってるんだから! これじゃ全然休めないよ!」と反論。夫はびっくりして「そんな便利な体になるもの?」と訝しんでいましたが、産院の医療スタッフさんやネットのママサイトの記事で「母たるもの、子どもを産んだら赤子の声ですぐに起きるモードになってしまう。母の特別な能力なのだ!」と見聞きしていた私は「赤ちゃんの泣き声が聞こえる中では休めない」と主張しました。
(※今では、子どもを産んだからって母にそんな特殊能力が覚醒するワケないとわかるのですが、当時はそう思い込んでいたんですよね……。)

そして「夫は父親としての自覚が薄いから、こんなに泣いているのに平気でいられるのではないか、父親は赤ちゃんの夜泣きも聞こえないらしいのに世話を任せて大丈夫なのか」、と不信感を抱いたんです。(続く)

編集協力:大西まお)

『青鹿ユウの夫婦でふうふう子育て』をすべて読む

漫画家 青鹿ユウさんのプロフィール

漫画家。夫と娘と猫と暮らしている。自分の経験、専門家から学んだことを「気軽に楽しく読めて、ちょっとためになる」漫画にしたいと思っている。著書に『今日から第二の患者さん』(小学館)、共著書に『子どものアトピー性皮膚炎のケア』、『ほむほむ先生のアレルギー教室』がある。

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http://aoshikayu.com/

※この記事は、過去に「マイナビ子育て」に掲載されたものです。

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