「買い替えたことはない」から「1年に1回買い替え派」まで。フライパンはどのくらいの頻度で買い替えてる?
今回のテーマは「フライパンの買い替え」についてです。「たまひよ」アプリユーザーに聞いた意見とともに、管理栄養士であり、フードコーディネーターでもある清水加奈子さんにもお話をお聞きしました。
フライパンの予算は千円代から3万円以上までバラつきが…
最初にアンケート結果から紹介します。
Q:普段使っているフライパンはどのくらいの頻度で買い替えますか?
半年に1回 1.7%
1年に1回 6.3%
2年に1回 16.7%
3年に1回 17.8%
4~5年に1回 19.5%
6~10年に1回 6.9%
買い替えたことはない 17.8%
フライパンは使っていない 0%
その他 13.2%
6~10年に1回派の理由
「使いづらくなったら替える」(YUMI)
「ガス火なのでガス専用の1000円くらいの安いものを買うことが多いですが、使えなくなるスピードは早いです。それでも油を敷けばそれなりに使えるので、油を使ってもこびりつくようになったら買い替えてます!」(banana)
4~5年に1回派の理由
「限界がきたら買い替えます。買うのは簡単ですが、捨てるのがめんどうくさいので…」(みすず)
「テフロンがダメになってきたら、買い替える」(らんらん)
「高いフライパンを買ったら焦げつかないしテフロンも5年くらいははがれないので」(しょーり)
3年に1回派の理由
「テフロン加工がダメになってきたタイミングで交換したいのですが、もったいないという気持ちが働いてしまい、3年に1度くらいの交換になってしまいます。大体1点5000~7000円程度の物を購入しています。時間がある時はアウトレットモールなどに行き、よりお買い得なフライパンを買っています」(まー)
「テフロン加工が剥げて焦げつくようになったら買い替え。ただし焦げにくい料理をそのフライパンで調理し、お正月やブラックフライデーのセールまで粘る」(ふれいあ)
「持ち手が壊れたり、焦げつきやすくなったりしてきたら。値段は大体1万円以下」(あんずちゃん)
2年に1回派の理由
「コーティングが取れて、くっつきやすくなったら買い替えています」(ここまっちゃ)
「テフロン加工の発がん性物質が気になって、ティファールに買い替えた」(Mumu)
1年に1回派の理由
「焦げつきが酷くなってくるから。値段は大体1000円~3000円くらい」(りな)
「1000円から2000円程度のフライパンを購入してダメになったら買い替える」(もえ)
その他
「卵焼きがうまく焼けないと地味にストレスなので、そのタイミングで交換している。消耗品なので3000円を予算としている」(あわ)
「安めのフライパンを買い、使えなくなるまで」(うに)
「鉄は焦げつかないので、買い替えなくなった」(櫻智)
「36000円のフライパン使ってます いいフライパンなので、買い替えたことがないです」(キャンデー)
こびりつかないことを重視するか、耐久性を重視するか…
アンケート結果を見ると、フライパンにかける予算も、使う年数もかなりのバラつきがありました。その差は、加工の種類によるのかもしれませんね。
そこで料理の専門家である清水加奈子さんに、どのようにフライパンを使い分けているのか、そして加工ごとにどんな違いがあるのかなどについてお聞きしました。
「撮影が必要な料理の場合はこびりつきが気になるので、フッ素加工かダイヤモンド加工の安価なフライパンを消耗品として使っています。ブランドなども気にしていません。
特に、薄焼き卵、ホットケーキなど、料理がくっついて見た目がよくなくなると困るものに使用します。
また、これらの加工のフライパンはすぐに熱くなるので、高温で短時間に仕上げたい野菜系の炒め物、さっと両面焼くような料理に重宝します。
フィスラーなど、重くて厚いセラミック加工のフライパンでは、ステーキ肉の表面をじっくり焼いたり、じっくり温めてから一気に焼き目をつけたり、ふっくらしっとりと焼きたい時に使用します。値段は2〜3万円くらいとお高めです。
ティファールも使います。消耗品のフッ素加工よりは耐久性があり、セラミック加工と同じような使い方をしています。
ダイヤモンドやマーブル加工のものは、金属のへらを使っても傷がつかいないので、お好み焼きなど、鉄へらを使う料理に使っています。
ちなみにこれまで挙げたコーティング系のフライパンは、高価なものでも劣化するので、長くは使えません。一方、鉄製フライパンや中華鍋、スキレットはきちんとお手入れすれば長く使えます。
ただ、鉄のフライパンや中華鍋は私も以前は使っていましたが、手入れとなじむまでのこびりつきが気になるので、最近はあまり使わないようになりました。現在、鉄製で使っているのはスキレットくらいです。
以下に加工別に特徴をまとめましたので、参考にしてください」(清水加奈子さん)
料理によっても適したフライパンは違うようですね。好みもあると思いますし、家でよく作る料理を考えながら、ぜひ各家庭にあったフライパンを見つけてほしいと思います。
(取材・文/橋本真理子、たまひよONLINE編集部)
清水加奈子さん
PROFILE)
管理栄養士/フードコーディネーター。国際中医薬膳師、国際中医師、調理師などの資格も持つ。テレビや雑誌で料理監修を行うほか、薬膳コンシェルジュ協会講師も務める。料理のおいしさ、シズルを伝える調理、盛り付け、食器のセレクトなどのスタイリングだけでなく、カロリー計算されたダイエットレシピの作成・アイディアレシピの提案、中医学に基づいた薬膳レシピの提案、講師などを行う。監修書に『太らない食べ方 新装版』(エイ出版社)他。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2025年2月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです。(有効回答数174人)
※記事の内容は2025年4月の情報であり、現在と異なる場合があります。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2023年1月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです。(有効回答数421人)
※記事の内容は2023年3月の情報で、現在と異なる場合があります。


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