3人の男の子を育てる小倉優子。「うちは結構厳しい昭和の育児です!」と語る、その理由とは?
13歳・8歳・5歳の3人の男の子を、シングルで育てている小倉優子さん。デビューして25年たつ現在もバラエティ番組をはじめとするメディアで変わらぬ活躍を見せる一方、ここ数年は大学受験や主演ドラマへの挑戦などに次々と挑戦!そのパワフルさにはとても驚かされます。そういった多忙な毎日を送る中で、3人の子育てはどうしているの?と気になる人も多いはず。小倉さんが大切にしている日々の育児について、お話を聞きました。全2回のインタビュー、まずは前編からお届けします。
小倉家の育児方針は、結構“昭和”です!
――小倉さんのところには、3人のお子さんがいらっしゃいますね。3人のキャラクターはそれぞれどのような感じですか?
小倉優子さん(以下敬称略) 3人ともまったく違いますね。長男は自分の子どもだとは思えないほど、コミュニケーション能力が高くていろいろな人とワイワイやれる、陽キャな感じです。一方で二男は私と似ているところがあって、大人数が苦手。人見知りでシャイな性格なんですよ。三男は天真らんまんな、愛されキャラですね。
兄弟げんかもめちゃくちゃします。長男と二男、二男と三男がけんかすることが多いかな。基本は見守っていますが、けんかの最中に「コイツ」なんて言葉が出てくると、「外で使うとダメな言葉や人が傷つく言葉は家でも使ってはいけないよ!」と叱ります。
――小倉さんの叱るイメージが全く湧きません!
小倉 わが家は結構厳しいと思います。“昭和の子育て”ですね。ダメなものは絶対ダメだし、“よそはよそ、うちはうち”の精神です。
たとえば、うちの家にはテレビにYouTubeだったり、ネットフリックスなどの配信系だったりはつながっていません。タブレットも家にありません。今はいろいろな動画が家で見られる時代ですが、私の考えとして幼稚園や小学校の時代は、もっと大事な遊びがあると思っていて、とくに動画が充実している必要はないと考えているんです。もちろん、それが子育てにおいて絶対的正解かはわかりません。だけどうちはうち。シングルで私1人ですし、だからこそ、ガツンとダメなことはダメと伝えていますね。
――YouTubeなど、子どもたちから「見たい!」というリクエストはないのでしょうか?
小倉 5歳は小さいこともあってか、言いません。8歳もほとんど言わないかな。長男はだいぶ大きくなってきてからスマホを使いたいという要望がありましたが、「中学生になったら買ってあげるよ」とは伝えていて、実際、この春に中学生になったので、持たせることにしました。
思春期でも人としてダメなことはダメ!
――年齢差のある3人を育てていると、それぞれへのアプローチも違ってきますか?長男くんと三男くんでは、8歳差がありますよね。
小倉 そうですね。やっぱり長男は“最初に生まれた子ども”なので、今でも何をするにも初めてのことばかりで、いろいろ心配してしまいます。中学生になった今も、「大丈夫かな?」とあれこれ気になることが多いです。
でも、三男は3人目ということもあって、少し肩の力が抜けていますね。長男のときは、小学6年生くらいまで甘い炭酸飲料をいっさい飲ませなかったんですが、三男は普通に飲んでいます(笑)。やっぱり、上の子たちが飲んでいると「自分も飲みたい!」となるので、自然とそうなりましたね。
――長男くんは思春期に差しかかっているころかと思いますが、その変化を感じる場面はありますか?
小倉 5歳や8歳の弟たちとは違ってきているなとは感じますが、長男の性格もあってか、まだまだオープンに私と話をしてくれます。
――思春期の子との関わりで、意識していることはありますか?
小倉 私としては、思春期だからと言って、あまりなんでもオッケーとはしてはいません。「思春期だからしかたない」とは、あまり思わないというか…。たとえばですか?うーん、私から長男に何かを渡したときに「ありがとう」が言えなかったら、多分1度引っ込めます(笑)。
長男にも「“思春期だからしょうがない”とはならないよ。言わなきゃいけない言葉は言わないといけないし、やらなきゃいけないことはやらないといけないからね」と伝えています。厳しいでしょうか?やっぱり昭和の子育てです(笑)。ただ、同時に「思春期ってホルモンのバランスでイライラしやすいみたいだよ」とか、そういった自己理解の進むような情報も伝えるようにしています。
3人の中で埋もれてしまいがちな二男だからこそ、意識的に2人時間をつくる
――最近、小倉さんのブログで、二男くんと回転ずしに行かれた記事を拝見しました。1人ひとりとの時間は、意識して作っているのでしょうか?
小倉 とくに二男との2人の時間は、意識して作るようにしています。長男はやっぱり“初めての子”ということもあって、何かと心配で意識が向きますし、三男はまだまだ小さいので、送り迎えなど日々のお世話にどうしても手がかかるんです。そうなると、やっぱり二男が埋もれてしまいがちで…。
さらに、長男は学校のことをよく話してくれるタイプなので、私は「うんうん」と聞いていればいいだけなんですけど、二男は自分から物事を伝えてくれるタイプではないんですね。こちらから聞かないといけません。
だからこそ、普段から「今日どうだった?」「なにか楽しかったことあった?」と声をかけるようにしていますし、仕事がオフの日など時間があるときは、二男と2人でお出かけして、一緒の時間を過ごすようにしています。
お話/小倉優子さん 取材・文/江原めぐみ、たまひよONLINE編集部
3人のお子さんのキャラクターに合わせて、関わり方を工夫している小倉さん。お話を聞けば聞くほど、“1人ひとりをちゃんと見てあげたい”という想いが伝わってきました。
忙しくにぎやかな毎日の中でも、ダメなことはきちんと伝えながら、甘えも受け止めていく――。そのバランス感覚こそが、小倉さん流の子育てなのかもしれません。
後編では、多忙な毎日を乗りきるコツや疲れたときのストレス解消法について、お話を聞いています。お楽しみに!
小倉優子さん(おぐらゆうこ)
小倉優子さんが教育資金の準備にぴったりな「つみえーる」の発表会に登壇!
小倉優子さんが育児アドバイザーのてぃ先生とともに、2025年6月30日に開催された「『新・教育資金プロジェクト』&『つみえーる』発表会」(レオス・キャピタルワークス株式会社)に登壇。
「つみえーる」は投資信託と保険が1つになった画期的な資金積み立てのサービスで、万が一があっても積み立て投資の継続が可能です。高騰する子どもの教育費の準備に加えて、自身の健康不安や老後資金の準備、親の介護といった複数のお金に関する不安が同時期に発生する「20/60(ニーゼロ/ロクゼロ)問題」に計画的に備えることができます。
公式サイト(https://hifumi.rheos.jp/lp/tsumiyell/)では、将来必要な教育費の概算と目標額を貯めるために毎月どれくらい積み立てればいいのかが簡単に計算できます。実際、発表会中は小倉さんの5歳の三男くんをモデルに、シミュレーションをしました。
●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。
●掲載している情報は2025年7月現在のものです。