双子を子育て中の中川翔子。睡眠不足と戦いながら、寝ているときに静かに吐く「サイレント吐き」を心配
“しょこたん”の愛称で親しまれているタレントの中川翔子さん。2025年秋に男の子の双子を出産し、ママになりました。育児が大変な中でも双子のきょうだいの“育児絵日記”を更新し、ファンをはじめ育児中のママたちを楽しませてくれています。仕事復帰もしている翔子さんにママになって気づいたことや、子どもたちの成長について聞きました。全2回のインタビューの後編です。
母になり、これまでの「当たり前」に感謝の気もちを抱くようになった
――出産から2カ月が過ぎましたが、翔子さんの現在の体調はいかがですか?
翔子さん(以下敬称略) 帝王切開のおなかの傷はだいぶよくなりましたが、むくみが取れないのと体型がなかなか元に戻らないのでその点は少し落ち込んでいます。でも、一滴でも多くの母乳をあげたいと思っているので、炭水化物を減らすことも躊躇しています。
――双子を授かるまでもいろいろあったと聞きました。
翔子 これまで2回の流産を経験しています。そして、高齢出産・多胎というハイリスクでいざ双子の出産となったときは心配ばかりでしたが、最近は2人の笑顔を見ているとなんてかわいいんだろうと幸せな気持ちでいっぱいです。今では双子でよかったなと思っています。妊娠前には自分の食べたいものを食べてきましたが、今は息子たちの授乳のために気をつけようと思うようになりました。
――思考も変化してきたようですね。
翔子 少しずつ気持ちがシャキっとしてきました(笑) 世の中のしくみにも感謝するようになりました。行政などからのさまざまな多胎支援もありがたいですし、産後ケア施設の存在もありがたいなと思っています。子どもを出産して、今まで知らなかった世界が見えるようになりました。出産によって世界が広がった感じです。
――出産後、1人で出かける機会はありましたか?
翔子 つい最近、産後ケア施設に入っていたときにランチに1人ラーメンを食べに出かけました!妊娠中は塩分が気になって控えていたので、産後念願のラーメンを食べたときは本当にうれしかったです。家で赤ちゃんの近くで熱いものは食べられないし、ごはんを食べようと思っても、赤ちゃんが泣いたらそっちが優先ですし、できたてのラーメンをすぐに食べることができる幸せを実感しました(笑)
――出産してからさまざまなことに感動しているようですね。
翔子 世の中のあらゆる人が頑張ってくれているから問題なく生活できていることに気づきました。たとえば、道がきれいに舗装されていることや、行政の子育て支援のしくみ、デパートに授乳室があることなど。これまで「当たり前」だと思っていたことが実は当たり前ではなかった、あらゆる人の頑張りがあって成立しているんだ、この世の中はやさしさであふれているなと感じています。
――人に対する感情も変わりましたか?
翔子 街ですれ違うおじさんや現場のスタッフさんなど、大人もみんな昔は赤ちゃんだったんだと思うとかわいく思えてくるようになりました。この人はどんな赤ちゃんだったんだろうと想像したりして。こんな思考になったのも母親になったからだと思います。
予防接種のスケジュールにびっくり
――現在育児で心配なことはありますか?
翔子 SNSにも書きましたが、寝ているときに静かに吐く「サイレント吐き」を心配しています。ミルクを飲んだあとは2人をしばらく見張っていないと安心できなくて。とくに夜は心配で私も眠いんですが、げっぷがしっかりできたあともしばらく様子を見ています。あとは頭の形も気になるので向きぐせも直すようにしています。
――そうすると、なかなか翔子さん自身もぐっすりは眠れませんね。
翔子 産後すぐのママはみなさんそうだと思うので、睡眠不足と戦いながら頑張るしかないですね。
――これからは予防接種や乳児健診、行事など目白押しですね。
翔子 初めて予防接種のスケジュールを見たときはびっくりしました。先日、さっそく予防接種に行ってきましたが、本当に大変でした。これも母親になって初めて気づいたことです。でもまわりの人たちに助けてもらいながらひとつひとつこなしていきたいです。初節句やお食い初めなどの行事も楽しみたいです。
仕事現場に戻ってあらためて「私は仕事が好き」と感じた
――産休についてはどんなふうに考えていますか?
翔子 デビューしてからここまで長期の休みは取らずやってきました。今回産休で何カ月もストップすることになり、正直言って仕事に対する不安が大きかったです。最近は働く女性が多いので、会社員と個人事業主などでの違いはあるかもですが、みなさん少なからずこのような不安な感情と戦っているんだろうなと感じました。
――仕事復帰をされていますが、最初はどんな気もちでしたか?
翔子 まわりの協力のおかげですでに仕事復帰をしています。最初は現場に行くことが怖かったです。でも少し時間がたつと「ああやっぱり私はこの芸能の仕事が好きなんだな」と感じました。ミルク代も2人分稼がないといけないので自宅でできるイラストを描く仕事なども増やしながら子育てと仕事、上手に両立していきたいと思います。
――子育てと仕事の両立のためにはまわりの協力が必要になってきますね。
翔子 1人で2人の子どものお世話をしている日中は、ぱっとスーパーに行くことも難しいです。大人がもう1人いてくれたらな…と思っていたところ、小さいころ少し話したくらいでなかなか連絡も取れていなかったいとこが頻繁に助けてくれるようになったのでとっても助かっています。
夫の両親も泊まりがけで協力してくれています。横になる時間をつくってもらえたり、心配なく仕事に出かけられたりと家族、親せきに感謝です。
――今後の仕事の予定を聞かせてください。
翔子 すでに今年の春にライブの予定が入っています。そこへ向けて体力をつけて、体型も戻していきたいです。自分にしかできない仕事にも積極的に向き合っていきたいです。そしていつか書きためた絵日記も形にしたいですね。すでに「1冊の本にしてください」というようなリクエストもいただいているので、どんな形になるかはわかりませんがエッセイ漫画のような形で実現できたらうれしいです。
2人の成長を想像するとワクワクが止まらない!
――今後、2人の息子さんたちにどんなふうに成長していってもらいたいですか?
翔子 私自身、子どものころに母や祖父から好きなものを見つけるための選択肢のようなものをたくさん与えてもらいました。買ってもらった図鑑から宇宙が好きになりましたし、海によく連れていてもらったおかげで貝や魚にも興味をもつようになりました。遊園地のヒーローショーを見せてもらったので特撮も大好きになりました。
だから私も息子たちに多くの機会を与えてあげたいです。そしていつかそれぞれが好きなものが見つかり、それが夢になり仕事につながるといいなと思っています。
――ママと同じように夢中になれるものがたくさんあるといいですね。
翔子 私は中学生ごろまでに好きになったもので、一生の趣味や仕事が決まるのでは?などと思っています。だからこれから一緒にいろんなところへお出かけして経験し、おいしいものもたくさん食べて、本もたくさん読んで親子で感動をわかち合えたらうれしいですね。世の中は情報であふれていますが、やっぱり自分の目で見て触れて初めて気づくことがあると思います。だから自分の感覚を大事にしてほしいなと思います。
――二卵性の男の子の双子の育児は大変なこともあるとは思いますが、楽しいこと、うれしいことにあふれていそうです。
翔子 この子たちはこれからどんな性格になって、どんな会話をするんだろうと想像するとワクワクします。男の子なのでママにべったりの期間はもしかすると短いかもしれませんが、成長をじっくり見つめていきたいです。
お話・写真提供/中川翔子さん 取材・文/安田ナナ、たまひよONLINE編集部
卵子凍結から不妊治療、2回の流産を経験し、2人の息子さんに出会えた中川翔子さん。「初めてのことばかりで大変ですが今はとにかく毎日が楽しいです」と優しい笑顔で話してくれました。これからも翔子さんのSNS投稿を楽しみに双子ちゃんの成長を見守っていきたいです。
中川翔子さん(なかがわしょうこ)
PROFILE
1985年生まれ。東京都出身。歌手・タレント・声優・女優・イラストレーターと多方面で活躍中。2019年には著書『「死ぬんじゃねーぞ!!」いじめられている君はゼッタイ悪くない』を出版。父はミュージシャン・俳優の中川勝彦。2023年に結婚。2025年9月末ごろに双子の男の子を出産。
●記事の内容は2026年1月の情報で、現在と異なる場合があります。


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