夏本番前に確認して!「水筒」のお手入れ、その方法だと雑菌の温床に⁉ 正しいお手入れのポイント
水筒のお手入れ方法について、「たまひよ」アプリユーザーに聞くとともに、水筒の正しいお手入れ法と、買い替え時期の目安について、ナチュラルクリーニング講師の本橋ひろえさんに聞きました。
日々の水筒のお手入れ法とは…?
まずは、みんなの水筒の洗浄方法とスペシャルケアについて聞いてみました。
◾️過炭酸ナトリウムでお手入れ
「平日は、私と小学生と保育園児が水筒を持って行きます。パッキンなどの消耗品を替えたりして使い続けていて、まだ買い替えはしたことないです。サイズアップで買い足しはしました。普段はスポンジなどで洗うだけですが、汚れが気になったら、過炭酸ナトリウムでお手入れしたりします」(4兄弟ママ)
◾️ハイターで洗浄
「洗剤と水で何分かつけています。たまにハイターをします」(あい)
◾️柄つきのスポンジで洗浄
「奥まで洗えるように柄がついたスポンジで洗っています。水筒はへこんだり、部品が無くなったりしたときに、買い替えます」(ねこ)
◾️学年が上がるごとに買い替え
「子どもの水筒は年1回、学年が上がる時に買い替えています」(まあちゃん)
◾️食洗機対応をセレクト
「全パーツ食洗機対応のものを使っています」(なお)
◾️スプレー洗剤を活用
「泡スプレーをシュッとしてこすり洗いします。息子のマグはストローの中も専用のブラシで洗います」(おすしのまくら)
◾️スポンジで洗浄
「水筒用スポンジで洗い、よく乾燥させています。中の汚れが取れにくくなったら買い替えています」(なつなつ)
◾️哺乳瓶専用ブラシを活用
「水でシャカシャカ洗ったり、ときどき哺乳瓶用のブラシで洗剤をつけて洗ったりしています」(かつら)
◾️ストローは汚れが目立ったら買い替え
「支援センターなどに行くので、ほぼ毎日使っています。夜寝る前にハイターにつけていますが、ストローの茶渋がとれず、買い替えました」(おまめ)
口を直接つける水筒は雑菌が繁殖しやすいので、まめなお手入れが大事です
雑菌が繁殖しやすい夏に注意したい水筒のお手入れ方法について、本橋ひろえさんに教えてもらいました。
「直接口をつける水筒は、雑菌が繁殖しやすいだけでなく、水筒に入れる麦茶・緑茶の茶渋や、ジュース類などの飲み物の汚れ残しがあると雑菌のエサになるため、毎日のお手入れは欠かせません。
日々のお手入れは、飲み口や筒の中、外側を専用のブラシで擦り洗いするだけOK。洗った後は、しっかり乾かすことが清潔に保つポイントです。
食洗機で洗える水筒は、手洗い後、食洗機に入れて洗浄しましょう。高温で乾燥させることができるので、除菌効果が高まります。ただ、食洗機に水筒をそのまま入れて洗浄するだけでは、すみずみまでしっかり洗えないので、予洗いをしたほうがいいですね。
とはいえ、毎日洗っていても、取れないのが蓄積した茶渋やニオイです。茶渋などの汚れは、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)がオススメ。過炭酸ナトリウムは、発生するのが酸素の泡なので安心して使える漂白剤であり、除菌効果も高い洗剤です。冬は週に1回、夏は週に2回が漂白&除菌の目安です。
水筒の除菌にハイターを使っているご家庭もあるようですが、ステンレスの水筒にハイターなど塩素系漂白剤を使うのはNGです。ステンレスだけでなく、パッキン部分も傷めるので、カビを繁殖させる原因になるからです。塩素系漂白剤の使用は避けるのが無難です。
水筒に50〜60度くらいのお湯を注ぎ、過炭酸ナトリウムを水筒に小さじ1杯ほど入れます。過炭酸ナトリウムは、低い温度では除菌・漂白効果を発揮しないので、熱いお湯を注ぎましょう。ふたやパッキンなどは外して、お湯に表示通りの量の過炭酸ナトリウムを入れて、つけおきします。泡が吹きこぼれるのでお湯を注いでから、過炭酸ナトリウムを入れるのがポイントです。
お湯が冷めたら、水筒を水でよくすすぎ、中にたまった水をよく切ってから、スタンドタイプのラックに立てかけて乾かします。内側に水滴が残っている状態は雑菌が繁殖しやすいので、もし可能であれば、しっかり乾燥させるために2本の水筒を使い分けるという方法もあります。
最近は、水筒に入れておくだけで、乾かす時間を短縮できる珪藻土の便利なグッズもあります。珪藻土は繰り返し使用できる便利な反面、生乾きの状態が長く続くと、雑菌やカビが繁殖しやすいので、しっかり乾かしてから使用しましょう。
お子さんが使うことが多いストロー付きの水筒ですが、ストロー部分は汚れや雑菌が溜まりやすく、お手入れもしにくいのが難点です。とくに、栄養たっぷりの麦茶やジュースは、雑菌のエサになりやすいのでストロー専用のブラシなどでしっかり洗い、すすぎましょう。ストローは定期的に交換した方が安心です」(本橋ひろえさん)
水筒のお手入れポイント
■口を直接つける飲み物は、半日に1回は水筒を軽くすすいで
直接口をつける水筒に入った飲み物は、半日ほどで雑菌が繁殖することも。また、雑菌の繁殖を防ぐためにも、飲み残した水やお茶、コーヒーなどにつぎ足すのはNGです。特に夏は、半日に一度くらいを目安に、残った水筒の中身を捨て軽くすすいでから使いましょう。
◾️麦茶やコーヒーの汚れに注意して
夏は麦茶やスポーツドリンクを飲む機会が増えます。麦茶は栄養価が高い分、茶渋が水筒に残っていると雑菌が繁殖する原因に。同様に、スポーツドリンクは、糖分が多いので、洗い残しは雑菌のエサになります。また、ドリップタイプのコーヒーを水筒に入れる場合は、豆に含まれる油が水筒につきやすいことも。毎日のお手入れプラス、週末の除菌を心がけて。
◾️洗った後のスポンジはよく乾かして
スポンジに残った洗剤や汚れは、雑菌のかっこうのエサに。水筒を清潔に保つには、使うスポンジの保管にも注意が必要です。水筒を洗った後は、スポンジに汚れや洗剤が残らないようによくすすぎ、しっかり乾かすことが大事です。
◾️パッキンの緩みや劣化が水筒の買い替えのサイン
パッキンは汚れが溜まりやすい部位なので、外して洗浄することが大事。またパッキンが緩んだり、劣化したりすると、雑菌が繁殖する原因になるので注意が必要です。パッキンに亀裂などがある場合は、水筒の買い替えのサインです。パッキンの交換ができる水筒であれば、パッキンの買い替えを検討しましょう。
マイボトルが定着し、子どもだけでなく大人も水筒持参が当たり前になりました。夏は雑菌が繁殖しやすい時期なので、お手入れは念入りに!が、大事ですね。
(取材・文/酒井範子、たまひよONLINE編集部)
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2026年4月の情報で、現在と異なる場合があります。
本橋ひろえさん
PROFILE)
北里大学 衛生学部化学科卒業後化学薬品会社で合成洗剤の製造を担当。2006年より、東京を中心に各地でチュラルクリーニング講師になり、ナチュラクリーニング講師としてテレビや雑誌などで活躍。ナチュラルクリーニングとは、環境&手肌に優しい、安心安全、手抜きができて楽チン&楽しきちんと洗えたキレイな服を着ること。著書に『やることの「見える化」で掃除をラクにする方法』『ナチュラルおせんたく大全』などがある。


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