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外遊び撮影のキモは「目線の高さ」!

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※たまひよの写真スタジオにて撮影

少しずつ涼しくなるこれからの季節。毎日の公園遊びをはじめアウトドアで遊ぶ機会が増えます。子どもは外遊びが大好き。夢中で何かを見つめたり、はしゃいで動き回っているときは表情も輝いています。そんな一瞬をスマホのカメラで残したいと思うママは多いはず。そこで、毎日多くの子ども達を撮影している『たまひよの写真スタジオ』のカメラマン・高梨雄人さんに、アウトドアでのスマホ撮影のコツをレッスンしてもらいました。

空や緑を多めに入れると生き生き感がアップする


※たまひよの写真スタジオにて撮影


――アウトドアで遊ぶ子どもの生き生きした様子を写真に残すためには、どういう点に気をつけるといいのでしょうか?

「いちばん気をつけたいのは目線の位置です。大人がしゃがまずに子どもを撮ると、斜め上からの目線になるので、伏し目がちで頭でっかちの写真になってしまいます。
外でお子さんの撮影をするときに私が心がけているのは、カメラをお子さんの目の高さにそろえて空を多めに入れること。表情が大きく写り、青空も多く入ることでより元気で生き生きした写真になります。木々の緑を多く入れるのもおすすめです」。

――子どもはなかなか思った通りのポーズをしてくれません。どんな風に声をかけるといいのでしょう?

「撮影しているとつい〝こっちむいて〟〝笑って〟と声をかけたくなりますが、いい表情を撮りたいならこれはNGです。やりたいことを止めることで、だんだん不機嫌になってしまうこともあります。お子さんに自由に遊ばせてあげることが、いい写真を撮る第一条件と言えるかもしれません。
ママはお子さんにあまり近づかず、少し距離をおいて撮ると失敗しにくくなります。お子さんも遊びに集中できていい表情をしてくれますよ」。

――身近な公園で撮影しやすい場所や絵になる場所はありますか?

「お子さんが遊びたいところならどこでもいいですが、私は手を洗う蛇口や噴水などの水回りでよく撮影します。小さいお子さんは皆、水が大好きです。公園なら水をまき散らして思い切り遊べますから、とてもいい顔をしてくれるんです。飛び散る水が写ることで、写真に躍動感が出る効果もあります」。









顔タップ〟と〝HDR〟でピント&露出を合わせるのを忘れずに

――撮りたい場所が逆光だったりして上手く撮れないことがよくあります。

「最近のスマホには、画面をタップ(指で触る)した場所にピントが合い、同時に最適な明るさで撮れるよう自動調整する機能がついています。iPhoneの場合は上の写真のように、タップした場所に黄色い四角と太陽のようなマークが出て、調整されたことがわかります。
シャッターを押す前に、必ずこのタップ操作をしましょう。逆光でも顔が暗くつぶれることなく撮れますよ。
Androidスマホは機種によって撮影モードを細かく設定できるものもありますので、確認してみましょう」。

――その他にも使える機能はありますか?

「HDRモードも活用すると便利です。HDRは明るい部分と暗い部分の差を軽減し、1枚の画像の中で白トビや黒つぶれのない写真にする機能です。ほとんどのスマホはHDRを行なった写真と通常の写真の両方が保存されるので、後で好きな方を選ぶことができます。
とくに雲一つない快晴で、ひなたと日陰の差が激しいときはHDRモードが役に立ちます。
ただし、通常の撮影に比べてシャッターを切るまでに少し時間がかかるため、動きのある写真を撮るときには不向きです。自分で切り替えるのが面倒なら、〝自動〟に設定しておくといいでしょう」。

顔のアップは“ズーム”、動きには“連写”を使って


※たまひよの写真スタジオにて撮影


――夢中になっている表情をアップで撮りたいときは、どういう方法がいいですか?

「お子さんが立ち止まって何かに集中しているときなら、近寄らずにズーム機能を使ってみましょう。スマホのズーム機能は画質が荒くなるので、極端なズームや写真を大きく引き延ばして使いたいときにはおすすめできません。でも1/4〜1/3程度の軽いズームなら、かえって背景にボケ味がついて雰囲気が出ます」。

――動き回って遊んでいる子どもを撮るときは? たいていブレてしまいます。

「ママに向かって走ってくる姿や滑り台からすべり降りてくるなどの動きのあるシーンでは、連射機能がおすすめです。シャッターを長押しするだけなので簡単です。いい写真を撮るにはとにかくシャッターを多く切るのがコツ。連写ならブレた写真も多いでしょうが、その中に何枚かはピントが合ったいい表情の写真が入っていると思います。
また、スマホのカメラには〝顔〟をキャッチしてピントや露出を自動調整する〝顔検出(顔認識)機能〟が備わっています。お子さんの顔の真下など極端なアングルにスマホだけ差し入れて連写すると、新鮮で印象的な1枚が撮れることもよくあります」。

ママが撮る子どもの写真は、大切な成長の記録でもあります。さっそく活用して、1枚でも多くいい表情を残してあげたいですね。

【今回教えてくれたのはこの方!】


高梨雄人さん
『たまひよの写真スタジオ』みなとみらい店・店長であり、カメラマンとしても毎日多くのファミリーの撮影を担当しています。
たまひよの写真スタジオ公式サイトはこちら

※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。

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