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電動歯ブラシ vs 普通の歯ブラシ、あなたはどっち派?汚れがよく落ちるのはどっち?【歯科医師に聞く】

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●写真はイメージです 写真提供/ピクスタ

歯ブラシには、いろいろなタイプがあり自分にあった歯ブラシ選びに迷うことも。そこで、「たまひよ」アプリユーザーに、電動歯ブラシ派?それとも普通の歯ブラシ派?についてアンケート。
歯ブラシ選びの正解について、歯科医師の末光妙子さんにアドバイスしてもらいました。

あなたはどっちの歯ブラシ派?その理由は?

まず、みんなが使っている歯ブラシについてのアンケート結果と、その理由をご紹介します。

Q.あなたが使っている歯ブラシは電動ですか?それとも普通の歯ブラシですか?
普通の歯ブラシ 86.6%
電動歯ブラシ 10.4%
その他 3.0%


約87%が普通の歯ブラシ派のようです。
その理由は…?

◾️口のサイズにあっているコンパクトな歯ブラシ
「人に比べて口が小さいので、歯医者で買うコンパクトなヘッドの歯ブラシが合ってる」(ほりん)

◾️電動歯ブラシの価格が悩み
「電動歯ブラシを使っていますが、替えのヘッドが高い!」(ちょちょ)

◾️普通の歯ブラシでも一本ずつ磨けていることを実感!
「電動は磨いた感じがしないので、普通の歯ブラシを使って1本ずつ磨いています」(なこんちゃママ)

◾️時間を測ってくれて便利
「電動歯ブラシは勝手に時間を測ってくれるし、疲れているときも苦もなく磨けて、歯がツルツルになります」(なつ)

◾️安い歯ブラシ
「歯ブラシの違いがよくわからないので、トライアルに売っている1本30円の安い歯ブラシを使っています」(のののまま)

◾️話題の歯ブラシを使っています!
「電動歯ブラシはかさばりすぎて収納に困ります。今は、話題の『奇跡の歯ブラシ』を使っています」(いちママ)

◾️月1買い替えには安い歯ブラシ
「月1回、歯ブラシを買い替えたいのでリーズナブルな普通の歯ブラシを使っています。ただ、磨き残しなどが多いと虫歯になるので、ヘッドが小さいものを選んでいます」(さく)

◾️隙間用の歯ブラシを愛用中
「隙間ブラシ、すごくいいです!虫歯ができなくなります。『奇跡の歯ブラシ』は、テレビ番組を見て買ってしまいました…」(ぎ)

電動歯ブラシと普通の歯ブラシ、どっちが汚れが落ちるの?自分に合った歯ブラシ選びとは

電動歯ブラシと普通の歯ブラシの効果とともに、自分に合った歯ブラシ選びのポイントを末光妙子さんにアドバイスしてもらいました。

「電動歯ブラシより、普通の歯ブラシを使われている人が多いようですね。体験談にあるように置く場所やブラシの買い替え、替えブラシが手軽に手に入らないなど、子育て中のママやパパにとって、使い勝手は普通の歯ブラシのほうがいいのかもしれません。

私自身も以前、電動歯ブラシを使っていましたが、海外の電動歯ブラシのヘッド部分が自分の口にあわず違和感を感じたので、使うのを途中で断念したことがあります。

電動歯ブラシが普通の歯ブラシよりも優れている点は、歯磨き時間の短縮です。手動で数回動かす時間で、何千回と高速かつ細かな振動をするので時短に役立ちます。 

普通の歯ブラシと電動歯ブラシ、どちらのほうが汚れが落ちますかと、よく質問されますが、どちらもかわりませんとお答えしています。 
一見すると、電動歯ブラシのほうが優れているように見えますが、歯ブラシは歯の表面や歯と歯の間にきちんとあたっていることが大切だからです。どちらの歯ブラシを選んでも、汚れや歯垢が溜まりやすい奥歯のその奥や歯と歯の間など、歯ブラシがきちんと届き磨けていなければ意味がありません。ご自身のライフスタイルに合わせて、選んでいただくといいと思います。

とはいえ、歯ブラシの形やヘッドの大きさなどたくさん種類があり、自分にあった歯ブラシを見つけるには悩むこともあると思います。そんなときは、歯ブラシのヘッドの横幅は前歯の2本分、ブラシ長さは前歯の高さを目安にしてみてください。

私のおすすめは、それぞれブラシの形が違う3本の歯ブラシを朝・昼・晩の歯磨きで使い分けることです。
例えば、体験談にある奇跡の歯ブラシのように山型になっているタイプや、毛先が細く歯周ポケットや歯と歯の間の汚れや歯垢をかき出すタイプ、歯の表面をしっかり磨く毛先が平らなタイプなどです。形状が異なるタイプの歯ブラシを使うことで、いつもと同じ磨き方をしていても歯へのあたり方が変わります。

子育てや家事、仕事の両立で忙しい時こそ、歯ブラシを使い分けることで磨きづらい部分を減らし、1日トータルで磨き残しを少なくするほうが効率的です。
歯磨き粉は、発泡剤や研磨剤不使用の液体やジェルタイプがおすすめです。そもそも汚れや歯垢は、歯磨き粉で落ちるのではなく、歯ブラシでこすって落とします。泡立ちがよく、磨いた感があるだけにならないように、発泡剤など不使用のものを選びましょう。

とくに電動歯ブラシを使う場合は、振動数が手磨きより大きいため、泡立ちやすく、研磨剤が歯や歯茎を痛める原因になるので注意が必要です。
できれば、歯磨きの前のフロスを習慣にしてほしいですね。フロスで汚れをかき出してから、歯磨きするほうが、歯磨き粉も歯と歯の間によく浸透し、薬用効果をしっかり届けられるので、就寝前だけでもフロスの習慣を心がけましょう。

妊娠中や出産後はとくに、ホルモンのバランスが崩れるので歯周病にかかりやすくなります。
きちんと磨けているかは歯科医院に行ったときにチェックしもらうといいと思います。歯の生え方は人それぞれ違いがあるうえ、磨き方に癖があるからです。磨けていないところをチェックしてもらうことで、虫歯や歯周病の予防になります」(末光妙子さん)

子どもに歯磨き習慣をつけるには遊び要素を取り入れて!

「お子さんの歯が生え始めると苦労するのが、歯磨きです。仕上げ歯磨きの時は、嫌がったり、泣いたりして寝る前の歯磨き習慣に悩まれていると思います。口の中はとてもセンシティブですから、違和感を感じてお子さんが嫌がるのは無理もありません。

乳歯のときに虫歯になると、歯並びに影響しますから嫌がっても、歯磨きは大事です。ただ、歯磨き=嫌なこととなるのは得策ではありません。

まず、歯磨きは楽しいことで、大切な習慣と思ってもらえるようにすることがポイントです。
そのために、好きな歯ブラシや歯磨き粉をお子さんに選んでもらってはいかがでしょう。歯ブラシは大好きなキャラクターのものを、歯磨き粉もいちご味やバナナ味など好きな味を自分で選ぶことで、歯磨きのモチベーションがアップするかもしれません。
お子さんが自分で選んだ歯ブラシが、多少、先ほどお伝えした『歯ブラシ選びのポイント』から外れていてもOKです。お子さんにあった歯ブラシは、仕上げ磨きの時にママ・パパが使うのでいいと思います。

お子さんが嫌がる時は、『今日は上の歯』『虫歯になりやすい奥歯だけ』と決めた箇所だけを丁寧にして、次の日に下の歯を丁寧に仕上げ磨きするくらいの気持ちでいるといいと思います。
きちんと歯磨きができたときのご褒美(シールなど)も有効です。

『子どもにもフロスは必要か?』と聞かれることもありますが、できるだけ歯磨き前のフロスはしてほしいと思います。歯と歯の間に隙間がある場合は、唾液などである程度汚れを落としてくれますが、歯に隙間がないタイプのお子さんは、汚れや歯垢が落ちにくいので、子ども用の歯間ブラシを使ってみてはいかがでしょう」(末光妙子さん)

歯磨き前に寝落ちしてしまったり、ゆっくり歯磨きができなかったり…。そんな忙しいママ&パパだからこそ、歯ブラシ3本の使い分けで、磨き残しを減らせるのは効率的かもしれませんね。
(取材・文/酒井範子、たまひよONLINE編集部)

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2026年7月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです。(有効回答数67人)
※記事の内容は2026年9月の情報で、現在と異なる場合があります

末光妙子さん

歯科医師。「必白仕事人」の異名を持つほど、虫歯予防の効果を高められるホワイトニングの普及に力を入れている。著書に「歯科医師が教える、魔法の早口ことば 小顔音読」(ワニブックス)がある。

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