「さとゆみ」の運命が変わる女のヘアコラム~【老け髪撃退!簡単3ステップ】
こんにちは。ヘアライターのさとゆみこと、佐藤友美です。著書『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)から、特に知っておいて欲しい髪にまつわるコラムをお届けします。
出産前は髪のお手入れも抜かりなかったのに、今は、鏡を見る余裕もない!とお嘆きのママも多いのではないでしょうか? 今回は、そんなママにこそ、気をつけてもらいたい「あの毛」の対処の仕方をズバリ、お教えします。
見た目年齢を左右する、前髪と顔まわりの毛!
私は普段、ヘアカタログや美容サイトで30代、40代の方々の写真を撮る機会が多いのですが、撮影をするときに、気をつけていることがあります。「あの毛」です。
「あの毛」とは、顔まわりに出るうねった毛です。私たちは、撮影現場でこの毛のことを「老け毛」と呼んで、徹底的に退治します。だって、本当に、この毛が1本あるかないかだけで、5歳は年齢が違って見えるんですよ。
逆に、映画やドラマなどで疲れた雰囲気にしたいときは、わざとここの毛を出します。古い例でいうと、NHKの連ドラ「おしん」とか、この毛、ありますよね。
あの主演女優の田中裕子さんも、顔まわりにほつれ毛があることで「身なりに構っていられない雰囲気、苦労をして疲れている風」を演出できているのです。それくらい、顔まわりの毛は、見た目年齢を左右します。
年齢とともにうねりやすくなる髪をまっすぐブローするには
実は、前髪や顔まわりの毛は、年齢とともにうねりやすくなる、クセが出やすくなると言われています。ですから、ブローするにもちょっとしたコツが必要です。
今まで、雑誌の誌面やウェブサイトで、いろんな方法を美容師さんたちに伝授してもらいましたが、一番簡単でオススメなのは、クセが出やすい部分に「温風をあててから冷風をあてる」という方法。
1.クセを伸ばしたい部分を指でまっすぐにひっぱりながら、ドライヤーの熱を与えます。
2.ドライヤーをゆっくり往復させながら、だいたい20秒くらい温めます。
3.髪を指でひっぱったまま、冷風でさましましょう。同じように、ドライヤーを往復させます。
ただしこの時、注意点があります。ドライヤーの熱は、毛先ではなく、根元に当ててください。というのも、髪は根元がまっすぐにならないと全体がまっすぐにならないからです。
また、産後脱毛の後に出てくる短い毛は、指で毛を折り曲げてドライヤーの熱を与えるとおさまり良くなります。
「なんか疲れてる?」と聞かれたときは、肌ツヤだけをチェックするのではなくて、「顔まわりの毛」をチェックしてみてくださいね。
ヘアライター 佐藤友美(さとゆみ)
日本初、かつ唯一のヘアライター & エディター。 日本最大のヘアスタイルフォトコンテストの審査員をはじめ、40代からの情報サイト「ユニークピース」の編集長、ヘア製品の商品 開発アドバイザーなど、美容業界での活動は多岐にわたる。ヘアスタイル選びのアドバイザーとしても高い満足度を得ている。「ほんの少し髪を変えるだけで劇的に印象が変わる」ルールを法則化した最新著書『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)が、発売一週間で異例の4刷となり大好評!を得ている。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。