【専門家監修】スプーンはいつから? 9~11ヶ月の離乳食[後期]迷いがち3大ポイントはコレが正解
「鉄分不足を補わなきゃダメ?」
「スプーン・フォークに慣らすべき?」
「3回食のスケジュールはどう組む?」
など、9~11ヶ月ごろの離乳食は、気になることが目白押し。代表的な迷いがちポイント3つを、管理栄養士の太田百合子先生に伺いました。
迷いがち1:3回食の時間は3~4時間空ければ何時でもOK?
→1日3回に慣れてきたら大人と同じ時間でOK
生活リズムを整え、離乳食と離乳食の間は3~4時間空けて、18時ごろに(遅くても19時までに)3回目を。
家族と同じ時間を3回の食事タイムにし、みんなで楽しく食べれば、赤ちゃんの食べる意欲が育ちます。
迷いがち2:鉄分を補うためにフォローアップミルクを飲ませるべき?
→飲ませなくても大丈夫。離乳食で栄養をしっかりとって
離乳食をしっかり食べているなら、強いてフォローアップミルクを飲ませなくても大丈夫。フォローアップミルクは、鉄分を強化して作られたもの。鉄分を強化するなら、ミルク味として調味代わりに使っても。ほうれん草やかつお、まぐろ、豆類などの食材から、しっかり鉄分をとらせるようにしましょう。
迷いがち3:9ヶ月になったらスプーン・フォーク使用は必須?
→あせらずに、まずは手づかみ食べをしっかりさせて
この時期は、スプーン・フォークを使わせる前に、まずは積極的に手づかみ食べをさせて。手指をうまく使って食べ物をつまむこと、指で食べ物の食感を覚えること、手首を返したり腕を動かしたりしながら食べ物を口に運ぶことは、食具を使うためのいい練習になります。
「栄養バランスをよくしたい!」「食べる意欲を育てたい」などと思えば思うほど、迷いどころはたくさんあるでしょう。そんなときは、専門家に相談したり、赤ちゃんの様子をしっかり見て、“わが子にとって何がベスト?”と思い巡らせてみて。いい対処法が見つかるかもしれませんよ。(文・ひよこクラブ編集部)
■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)
初回公開日 2018/07/04
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