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【専門家監修】梅雨明け猛暑日到来!かき氷、アイス…子どもに冷たい食べ物、どこまでOK?

更新

travnikovstudio/gettyimages

今年の夏も、猛暑予報が出ています。暑いと大人は冷たいものが食べたくなりますが、1~2歳代の子どもは消化器官も発達の途中で、大人と同じものを同じように食べさせるのは心配です。
冷たい食べ物なども、おなかをこわす(下痢をする)原因になるのでは、と気になります。
アイスクリームやかき氷など、いつごろから、どのくらいあげてもいいのかについて、子どもの食に詳しい管理栄養士の太田百合子先生に聞きました。

子どもに与える夏の食べ物・飲み物で気をつけたい2つのこと

旅行やイベントなどで外食が増える夏は、冷たい食べ物・飲み物がおいしい時期でもあります。しかしこの暑い季節の食べ物・飲み物は、子どもへの与え方に注意が必要なものが多くあります。味つけの濃いもの、冷たいもの、甘いものなどは、与える時期と与え方に気をつけて与えましょう。

「冷たい」ものはおなかをこわす原因になるので少量に

氷を入れた冷たい飲み物は、おなかをこわす原因なることがあります。1~2歳代の子どもには冷蔵庫から出した状態の冷たさで十分です。それに氷まで入れる必要はありません。冷蔵庫から出したばかりの冷たさのものでも、外遊びのあとやおふろ上がりなどに量を決めてあげる程度で、それ以外は常温で与えましょう。

「甘さ」も注意。時間と量を決めて与えすぎない

糖分を含むおやつなどは、むし歯菌のえさになります。歯に糖分がついたままにならないように、甘いおやつや飲み物をダラダラと長時間飲んだり、食べたりさせるのは控えましょう。もちろん、1日1回就寝前の歯磨きを習慣にしましょう。また、食欲不振にもなりやすいので、与えるなら与える時間と量を決めることが大切です。

夏ならではの冷たいおやつ、いつから?どのくらい?

大人や上の子たちが大好きなコンビニのアイス、デザートやパフェ、人気のかき氷など、冷たいおやつ。小さい子どもがいる家庭で気をつけたいことを、太田先生に伺いました。

アイスクリーム、シャーベットは3歳代から

アイスクリームは栄養価は高いのですが、乳脂肪分や糖分が多いので、食べすぎると消化に悪く、下痢の原因になることがあります。
3歳になる前は、高熱など下痢を除く病気(食欲不振)のときに少量を与える程度に。3歳になっても、与えすぎには注意をしましょう。シャーベット類もアイスクリームと同じ考え方です。

外食のかき氷は3歳代から

シロップに人工甘味料や人工着色料が使われていることが多い、外食やお祭りの屋台などのかき氷は、3歳になってからが基本。2歳代でも、ほんの少量なら与えてみてもいいでしょう。
手作りのシロップや、新鮮な果物のしぼり汁をかけたような、手作りのものが安心です。手作りのものだとしても、冷たすぎるので1歳代は与えないで。

ママ・パパが食べたいフルーツパフェは、3歳代でもNG

フルーツパフェ全体、ということになると、3歳代でも与えるのを控えたいものになります。

・クリームを取り除いたフルーツなら1歳代でもOK、
・バニラアイスの部分を少しなら1歳代でもOK、

ということになりますが、目の前にあったらいろいろ食べたくなってしまうのではないでしょうか。乳脂肪分や糖分が多くカロリーも高いので、経験は先延ばしのほうがいいでしょう。

和風の白玉、わらびもちなど誤えんに注意を

暑い時期の和風のおやついえば「わらびもち」や「白玉」。ママ・パパにとってはおいしいおやつですが、どちらも弾力があるので、3歳までは誤えん予防に避けたいおやつです。
弾力があってかみにくいため、のどに詰まる危険性があります。3歳でも与えるなら小さく切って、「もぐもぐ」と声をかけながらゆっくりと食べさせて。

暑いと、大人は冷たいもの、そして甘くておいしいものを食べたくなりますが、1歳、2歳は、”嗜好品”としてのおやつは基本的には不要なころです。おやつは補食として、1日3回の食事ではたりない栄養を補うためのものです。甘いものでおなかを満たしてしまって、大切な栄養になるものを食べられなくなってしまうことも心配です。3歳でも、大人と同じ「冷たくて甘い夏のおやつ」は与えすぎないように注意をしましょう。(文・ひよこクラブ編集部)

■参考:『1才・2才のひよこクラブ』2016年夏秋号「夏の食べ物&飲み物 与えていいもの・ダメなもの」

監修/太田百合子 先生

初回公開日 2018/07/02

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