【専門家監修】1歳~1歳6ヶ月ごろの離乳食[完了期]赤ちゃんは何をどう食べる?

RobynRoper/gettyimages
必要な栄養のほとんどを離乳食からとるようになる1歳~1歳6ヶ月。卒乳する子も出てきたり、食の自立に向かって「自分で食べる」意欲もわいてくるころ。この時期の様子や、離乳食の与え方で大切なことを、管理栄養士の太田百合子先生に伺いました。
【記事監修】
管理栄養士
Profile
東京・こどもの城で長きにわたり乳幼児の栄養指導を行う。現在は専門学校などの非常勤講師のほか、講演会などでも活躍。
カミカミからパクパクへ!前歯でかじり取り、手づかみ食べが上手に
1歳ごろになると、前歯と奥の歯ぐきを使ってかむことができ、自分でどんどん手づかみ食べをするのが上手になります。これまで以上に食べられる食材が増えるので、レシピの幅も広がります。メニューの工夫をしながら、食事への意欲や味覚を育ててあげて。
口や歯の発達具合は?
上下の前歯が、4本以上生えてきたら、前歯で食べ物をかじり取れるようになります。また、舌が自在に動くようになって、かじり取った食べ物を奥の歯ぐきに移動させて、かみつぶせるようになってきます。
食材のかたさ・大きさは?
歯ぐきでかめて、スプーンで切れるぐらいのかたさに調理します。食材はだいたい、5㎜~1㎝角が目安。根菜などは手づかみ食べしやすいスティック状にしても。
一口の量はどれくらい?

スプーンにのせた一口の量は、小さめのスプーンでこれくらい
「自分で食べたい!」気持ちが強く芽生えてくる時期。スプーン・フォークを使いたがる子も出てきます。赤ちゃんが使いやすいものを選び、危険がないように見守りながら自由に使わせてみましょう。それが、食の自立につながっていくはずです。(文・ひよこクラブ編集部)
■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)
初回公開日 2018/07/28
育児中におススメの本・アプリ
最新! 初めての育児新百科 (ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ)
毎日のお世話を基本からていねいに解説。
新生児期からのお世話も写真でよくわかる! 月齢別に、体・心の成長とかかわりかたを掲載。
ワンオペおふろの手順など、ママ・パパの「困った!」を具体的なテクで解決。
予防接種や乳幼児健診、事故・けがの予防と対策、病気の受診の目安などもわかりやすく紹介しています。
切り取って使える、「赤ちゃんの月齢別 発育・発達見通し表」つき。
アプリ「まいにちのたまひよ」

妊娠日数や生後日数に合わせて、赤ちゃんの成長や、専門家からのアドバイスなど、妊娠日数や生後日数に合った情報を“毎日”お届けします。妊娠育児期にうれしいおトクなクーポンもあります。
更新