【専門家監修】見てわかる!離乳食[白身魚]の月齢別かたさ大きさ目安&OK・NG食材

離乳食は赤ちゃんの口や歯の発達に合わせて、調理の加減が必須。赤ちゃんにやさしいタンパク質、白身魚のかたさや大きさの目安を、管理栄養士の太田百合子先生に伺って作成しました。ほかの魚などの、食べさせてもいいもの・ダメなものも紹介! 離乳食作りの参考にしてください。
目次
【5,6ヶ月ごろ】白身魚のかたさ・大きさは?
この時期に与える食材のかたさは、”トロトロのペースト状”。やわらかくゆでてから、なめらかにすりつぶし、とろみをつけた状態から始めましょう。
5,6ヶ月:初めのころは、ゆでてすりつぶしポタージュ状に

熱湯でゆでて、すり鉢でていねいにすりつぶし、湯でなめらかにのばすか、水溶き片栗粉でとろみをつける。
5,6ヶ月:慣れてきたら、ゆでてほぐしペースト状に

熱湯でゆでて、フォークの背でこまかくほぐし、湯でベタベタにのばすか、とろみをつける。
【5,6ヶ月ごろ】白身魚以外の魚など、食べさせてOK・NG食材は?
白身魚以外の「魚」などで、この時期に与えてOK・NGな食材を紹介します。
5,6ヶ月ごろの魚など○食べさせてOK食材
☑ひらめ・かれい
すりつぶして湯を加えてのばして。7,8ケ月ごろはこまかくほぐし、9ケ月以降は粗くほぐして与えます。
☑しらす干し・ちりめんじゃこ
茶こしなどに入れ、熱湯をかけ回し、塩分を取り除いて。すりつぶして湯でのばして与えて。
5,6ヶ月ごろの魚など×食べさせちゃダメな食材
☑鮭
脂質が多いので、食べさせるのは白身魚に慣れた7、8ヶ月ごろから。
☑銀だら
脂質が多いので、与えるなら、9ヶ月以降に。
☑あじ・さば
赤身魚は脂質が多く、加熱するとかたくなるので、9ヶ月以降に。
【7,8ヶ月ごろ】白身魚のかたさ・大きさは?
この時期に与える食材のかたさは、舌と上あごでモグモグかんで食べられる”絹ごし豆腐”くらいのかたさが目安。
7,8ヶ月:初めのころは、ゆでて「こまかくほぐす」

熱湯でゆで、骨と皮を取り除き、こまかくほぐす。食べにくければ湯をたすか、とろみをつける。
7,8ヶ月:慣れてきたら「少し大きめにほぐす」

熱湯でゆで、7、8ヶ月の初めよりも少し大きめにほぐす。食べにくければ湯をたすか、とろみをつける。
【7,8ヶ月ごろ】白身魚以外の魚など、食べさせてOK食材は?
白身魚以外の「魚」などで、この時期に与えてOK・NGな食材を紹介します。
7,8ヶ月ごろの魚など○食べさせてOK食材
☑鮭
【9~11ヶ月ごろ】白身魚のかたさ・大きさは?

この時期は、奥の歯ぐきでつぶす練習をします。白身魚は、加熱後、骨と皮を除き、歯ぐきで簡単に崩れるくらいに粗くほぐして。
【9〜11ヶ月ごろ】白身魚以外の魚など、食べさせてOK食材は?
白身魚以外の魚などで、この時期に与えてOKな食材を紹介します。
9〜11ヶ月ごろの魚など○食べさせてOK食材
☑めかじき
☑かつお・まぐろ
☑あじ・さば
【1歳~1歳6ヶ月ごろ】白身魚のかたさ・大きさは?

1歳~1歳6ヶ月ごろは、前歯でかじり取って奥の歯ぐきでつぶす練習をします。白身魚は加熱後、大きめにほぐして。歯ぐきでくずれるくらいのかたさが目安。
1歳~1歳6ヶ月ごろ:白身魚以外の根菜、食べさせてOK食材
☑銀だら
幼児食が始まる1歳7ヶ月以降:白身魚のかたさ大きさは?
加熱後、骨と皮を取り除き、幅1.5㎝、長さ4~5㎝くらいに切るか、粗くほぐします。
「下ごしらえし、製氷皿などで小分け冷凍すると使いやすい」というママが多い白身魚。バサつきが気になるときは、水溶き片栗粉でとろみをつけると食べやすいようです。ぜひ、試してみて。(文・ひよこクラブ編集部)
■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)
初回公開日 2018/07/23
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