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「寝る子は育つ」は真実!ママパパが知っておきたい睡眠の重要性

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petrenkod/gettyimages

「日本は大人も子どもも睡眠不足」と、国立青少年教育振興機構 理事長の鈴木みゆき先生はおっしゃいます。子どもの健やかな成長関係が深い「睡眠」について、鈴木みゆき先生におうかがいしました。

日本の子どもの睡眠時間世界最下位!

「日本の女性の睡眠時間は世界1短いということをご存知ですか? 日本の女性は仕事に家事に育児にと大忙し。まさに寝る間もなく働いています。女性でここまで睡眠を取っていない国は珍しく、睡眠時間の短さでは韓国の男性が2位、ノルウェーの男性が3位と続きます。日本の女性がどれだけ頑張っているかわかるでしょう? ぜひ、パパはママを労ってあげてください。

そして、実は睡眠時間が短いのはママだけではありません。2010年の調査では、0歳〜3歳の合計睡眠時間の国際比較を見ると、日本は最下位です。つまり、日本人の睡眠不足は大人だけの問題ではないのです。

※図は講師・鈴木みゆき先生の講義資料より
(出典:東京都教育委員会「乳幼児期からの子供の教育支援プロジェクト」スライド教材Ⅱ『生活リズムの確立のために』)/データ出典『Cross-cultural differences in infant and toddler sleep』 J. Mindell et al. Sleep medicine Vol.11,2010
 」

「寝る子は育つ」は真実だった! 絶大な睡眠のパワー

「一般的に夜になると人は眠り、朝になると目が覚めます。しかし、生後すぐは寝たり起きたりの繰り返し。3か月くらい経ってようやく、まとまって眠れるようになります。ですから、夜の授乳などで夜泣きに直面しているママや夜泣きに怯えているママは、3か月を一区切りと考えて少し辛抱しましょう。パパもこの一番大変な時期を一緒に乗り越えられるよう心がけられるといいですね。

なぜ夜になると眠くなるかというと、私たちが日中活躍する動物であるからです。つまり体内時計の働きで眠くなるんです。そして、脳の疲れを取るためにも眠りが必要です。これを恒常性機構といいます。

ヒトの睡眠には、ノンレム睡眠とレム睡眠があります。ノンレム睡眠は、大脳を休息させる眠りで、身体の成長や修復、免疫・代謝機能の役割を果たします。レム睡眠は、大脳を活性化させる眠りで、記憶を消去したり定着させたりする情報処理の役割を果たします。
つまり、睡眠時間が足りていないと、脳や身体を健康に成長させたり保ったりすることができなくなってしまうのです。」

「24時間化」する生活環境だからこそ重要なのは早寝早起き

「子どもを取り巻く生活環境はどんどん『24時間化』しています。夜でも外に出て遊べる場所がたくさん増えましたし、テレビゲームなど時間を忘れて没頭する遊びも多い。そして、携帯電話やスマートフォンなどは深夜使用が問題なだけでなく、ブルーライトの影響で良質な睡眠を得られにくくなることも課題として指摘されています。

子どもも大人も睡眠時間を十分に取ることが健康には欠かせません。目安として、新生児(0〜3か月)には14〜17時間、乳児(4〜11か月)には12〜15時間、幼児(1〜2歳)には11〜14時間の睡眠が必要です。そして、大人も7〜9時間の睡眠が必要だといわれています。
もし、よい睡眠がとれていない場合には、朝起きたらカーテンを開けて、子どもと一緒に太陽の光を浴びましょう。曇りでも太陽の光は射し込んでくるので大丈夫。そして、夜は真っ暗にして眠りましょう。
24時間明るい中にいられる現代だからこそ、意識的に朝と夜を認識させる生活を送ることが良質な睡眠をとるためには重要なのです。十分な眠りで、子どもも大人も健康になっていきましょうね。」

この記事では、2017年11月に開催されたイベント「たまひよカレッジ」で行われた国立青少年教育振興機構 鈴木みゆき先生の「赤ちゃんの成長を促す睡眠〜早寝早起き朝ごはん! 赤ちゃんに快適な環境を脳科学から考える〜」の内容を抜粋してご紹介しました。

「たまひよカレッジ」は、「ママになっても・パパになっても学びたい!」を実現する学びの場です。
今年も9月30日(日)に実践女子大学 渋谷キャンパスで開催決定!
午前・午後の2部制です。ママとパパが赤ちゃん連れで大学で学ぶ1日。興味のある方は、こちらをチェックしてください。(文・たまひよカレッジ運営事務局)

■講師/鈴木みゆき先生
国立青少年教育振興機構 理事長
お茶の水大学大学院家政学研究科修了。医学博士。和洋女子大学人文学群こども発達学類教授を経て現職。専門分野は保育学・睡眠学。手遊び・リズム遊びの創作やTV・雑誌での育児相談などのほか、文部科学省の委員を歴任。

関連:夜行性ベビーに要注意!0歳でつけたい「睡眠のリズム」

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