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新しい認定こども園とは? 特徴を解説!

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幼稚園や保育園から、認定こども園への移行推進は、平成27年4月に「子ども・子育て支援新制度」としてスタートした新制度のひとつです。まだスタートしたばかりで幼稚園と保育園とどう違うのか、まだよくわからないママやパパも多いのではないでしょうか。認定こども園は、幼稚園と保育園の機能を持ち合わせた新しい施設です。かつて子どもの預け先といえば幼稚園や保育園だけでしたが、新しく認定こども園という選択肢が増えたということです。認定こども園にはどういった特徴があるのか、一緒に見ていきましょう。

全国に設置されている認定こども園の特徴

平成28年度の内閣府の発表によると、認定こども園は全国に4001園。一番多いのが幼保連携型で2,785園、ついで幼稚園型が682 園、保育園型が474園、地方裁量型が60園あります。全体の約8割が私立で公立が約2割です。幼稚園や認定保育園に比べると数はまだ少ないのですが、少子化にともない地方では、幼稚園や認可保育園からの移行がすすみ、今後は増加傾向にある注目の施設です。

認定こども園とは?

認定こども園へは、1号(保育の必要性を認定されない3歳~5歳児)、2号(保育の必要性が認定されている3~5歳児)、3号(保育の必要性が認定されている0~2歳児)のすべての子どもが入園できます。認定こども園は、例えば1号認定の親が再就職しても同じ園に通うことができますし、育休中なども退園しなくてもいいというように、保護者の働き方が変わっても慣れ親しんだ園を転園しなくてすむというメリットがあります。デメリットは、まだ新しい施設なので移行中の園によっては、スムーズな運営が難しい園があることです。
1号認定の保育料は、親の所得、きょうだいの人数などによって市区町村が決めます。2号・3号の保育料は、保育園と同じで、国が定めて上限基準をもとに、市区町村が決める所得に応じた額になります。市区町村によって違いがありますので、住んでいる市区町村のホームページなどで確認しましょう。

入学はいつから? 保育時間は?

□対象年齢
0~5歳(就学前まで)
入園時期は、0歳~3歳の子どもがほとんど。保護者の就労に関わらず、希望者が利用できる施設なので、親が働きはじめたことをきっかけに入園することもあります。
□保育時間
4時間~最長11時間(園によって延長保育有り)
□管轄 内閣府
□休日
認定こども園は、週6日・保育時間最長11時間開園するのが原則ですから、日曜祭日が基本的なお休みです。ただ幼稚園型や地方裁量型の開園時間は、園やその地域の利用状況によって違いますし、土曜日は休園という園もあります。また、長期休暇は1号認定と、2号・3号認定によって違います。1号認定は、は幼稚園と同様に、夏休みや冬休みなどの長期休暇がありますが、2号・3号認定は、保育園と同様に長期休暇はありません。

認定こども園のメリットとは

□幼稚園の教育と保育園の保育の両方のよさを兼ね備えています
□親が働いていていなくても利用できる。すべての子育て家庭が対象
□異年齢の子どもとの交流もさかん。幼稚園の共通時間は学年ごとですが、午後は保育の時間があるため、縦割りの時間も増えます
□地域の子育て支援の役割があるので、育児相談などの子育てなどが受けられます。また、未就園児の親子を対象に、親子登園や講演会などが開催されています

認定こども園のタイプはこの4つ

共働き家庭の増加にともない、保育園に入園できない待機児童の問題を解消すべく、既存の幼稚園を利用するかたちで誕生したのが認定こども園です。認定こども園は、地域の実情や保護者のニーズに応じて選択できるように、以下の4つのタイプがあります。

幼保連携型
幼稚園の機能と保育園の機能を併せ持つ単一の施設として、機能を果たしています。幼保連携型認定こども園教育・保育要領をふまえて、教育・保育を実施。園舎や園庭に広さの基準があるほか、幼稚園教諭と保育士の資格をもつ保育教諭の設置や、保育時間は週6日・11時間などが義務づけられています。

幼稚園型
幼稚園が、保育が必要な子どもの保育時間を確保するなど、保育園の機能を備えた施設です。幼稚園教育要領に基づいて、教育・保育を実施しています。幼稚園型のなかには、保育時間が11時間より短く、土曜日は休みというところもあります。

保育園型
認可保育園が、保育が必要でない子どもも受け入れるなど、幼稚園の機能を備えた施設です。保育園保育指針に基づいて、教育・保育を実施。保育時間は、幼保連携型同様に、週6日11時間が義務づけられています。

地方裁量型
認可外の保育施設が都道府県の認定を受けて、教育・保育を実施しています。保育時間などは地方の利用状況によって違います。

認定こども園は申し込み方法に注意!

認定こども園の申し込みは、1号認定は園が直接受け付けて、園で選考されますが、2号・3号認定は、保育園同様に市区町村が窓口となり調整を行います。同じ認定こども園でも1号と2号・3号認定では、申し込み方法や保育料が違うので注意しましょう。

認定こども園と、幼稚園や保育園とどう違う?

幼稚園の預かり保育などが増えて、幼稚園と保育園の差が少なくなってきました。そこにさらに認定こども園が加わると、どういった違いがあるのかかが、わかりにくいと思うママやパパも多いのではないでしょうか。
認定こども園は、幼稚園の教育と保育園と同様に長時間の保育が一緒に受けられるだけでなく、一時預かりもあれば、習い事もあります。そのほか育児支援の拠点となる役割を担っているので、未就園児向けに月に数回の親子保育や講演会、育児相談なども行っています。親子保育は、幼稚園のプレ保育のような役割です。認定こども園の様子がわかるので、入園前に参加してみましょう。

認定こども園のチェックしておきたいポイント

□園の先生が笑顔で子どもたちの保育をしている。子どもたちの表情がイキイキ楽しそうにしているなど、園の雰囲気がいい
□午後の保育時間は、ただ遊ばせているだけでなく、午後の保育のスケジュールが充実している
□年齢に応じて、昼寝やおやつなど生活のリズムなどが配慮されている
□給食は、栄養のバランスがとれていて、離乳食やアレルギー食などの配慮があり、充実している
□仕事をもつママやパパへの行事の日程の配慮がある(平日の昼間の行事が少ない)
□連絡帳や先生とのコミュニケーションが充実しているので、園での子どもの様子がよくわかる
□保育時間や長期休暇のあるなしなど、保育時間の異なる子どもがスムーズに教育や保育が受けられるようにカリキュラムや指導内容がつくられている
□保護者同士の関係が円滑である。(短時間保育と長時間保育の家庭の間で、保護者会などの役員や係の問題などの軋轢がない)

まとめ

認定こども園は、幼稚園や認可保育園に比べるとまだ数は少ないのですが、地方などは移行する幼稚園や保育園が多いので、今後ますます増えいくことが予測されます。教育と保育が一緒に受けられることや、親の働き方が変わっても転園しなくていいという大きなメリットがあるので、利用を希望する保護者も増えるのではないでしょうか。
ただし、認定こども園は幼保連携型のほかに、3つの型があり、それぞれの基準が異なります。スタートしたばかりなので基準を満たしている園もあれば、移行中の特例で基準が満たされていない園があることを理解しましょう。入園先を検討するときは、ホームページやクチコミだけにたよらずに、実際に見学するなどして親の目でチェックしましょう。


監修
高尾恵子さん
学校法人 江楠学園にじのはねこども園園長。公益法人全日本私立幼稚園幼児教育機構調査広報委員会副委員長。佐賀県で長きにわたり幼児教育や保育に力を入れている

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