昔はOKでも今はNG!こんなに違う!育児の常識・非常識#おふろ・肌ケア編
ばあばやじいじが子育て真っ盛りのころはOKだった育児は、時の流れや研究成果などによって、今ではNG扱いなことも多々あります。赤ちゃんの「おふろ」と「肌ケア」をテーマに、何がどう違うかを、助産師の岡本登美子先生に教えていただきました。
今ではやっちゃいけない、NG育児5
昔は正解とされていたのに、今では正反対の考え方となっていることも。実母や義母から「こうしなさい」と言われて困ったときのためにも、覚えておきましょう。
【NG 1】昔の常識:風邪ぎみならおふろに入れない
★今の常識はコレ!
微熱や鼻水、せきなどの風邪の諸症状が見られても、普段どおりに機嫌がよく元気なら、手早くおふろに入れて体を清潔にしてあげましょう。ただし、長湯は体力の消耗につながるのでNGです。
【NG 2】昔の常識:石けんで洗わず、お湯だけで十分
★今の常識はコレ!
お湯だけでは、汚れを落としきれないこともあります。汚れていると肌トラブルの原因になるので、1日1回は泡立てた石けんできれいに洗ってあげて。乳児湿疹があっても、石けんを使って洗います。
【NG 3】昔の常識:入浴後は湯冷ましを飲ませる
★今の常識はコレ!
入浴後の水分補給は、母乳やミルクで大丈夫です。ただし、ミルクの場合は1日に飲ませる量が決まっているため、それを上回る場合は、湯冷ましで水分補給を。
【NG 4】昔の常識:予防接種を受けた日は入浴させない
★今の常識はコレ!
昔と違って、予防接種の日でも入浴はOK。汗や汚れをきれいに洗い流してあげましょう。その際、接種部位はこすらず、さっとシャワーをかける程度に。なお、公衆浴場やスイミングスクールは控えてください。
【NG 5】昔の常識:ベビーパウダーであせもが治る
★今の常識はコレ!
昔は、ベビーパウダーが赤ちゃんのあせも予防に使われていたことも。今でも使用NGではありませんが、薬ではないので、あせもを治す効果はありません。つけすぎると、汗腺や皮脂腺をふさいで悪化させてしまうこともあるので、使用には注意して。
「産後の手伝いに来てくれた実母に、昔の育児を押しつけられてイラッとした…」という話は多くのママから耳にします。そんなときは、今の育児がわかる本などを見せて「最近はこうなのよ~」と伝えるといいかも。育児はずっと続きます。助っ人は上手に味方につけ、赤ちゃんとの生活を楽しんで!(文・ひよこクラブ編集部)
■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)