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子どものうちに磨きたい!“人に伝える力”

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KatarzynaBialasiewicz/gettyimages

”人に伝える力“は、コミュニケーションの基本。2歳ごろからまわりの人に自分の気持ちやしたいことなどを伝えられるようになります。しかし、伝えることが苦手な子は「どうせわかってもらえない!」「どう伝えていいのかわからない!」というストレスから、イライラしたり、かんしゃくを起こしたりすることも。人に伝える力を伸ばすコツを、子どもの心理に詳しい日本キッズコーチング協会 理事長・竹内エリカ先生に教えてもらいました。

竹内エリカ先生が教える!0歳からの“伝える力”の伸ばし方

まわりの人に自分の考えを伝えようする言動は、2歳ごろから始まります。しかし、中には伝えようとしない子も。その要因の一つには、たとえば子どもが「おなかすいた~」と伝える前に「おなかすいたでしょ!」とおやつを出すなど、ママ・パパが先回りをして、子どもの欲求をかなえることが習慣になっていることが考えられます。“伝える力”は、ママ・パパとの日々のかかわり方で磨かれていくので、0歳ごろからかかわり方を意識しましょう。

簡単にトライできる!伝える力を育む★年齢別のかかわり方

伝える力を育むには、年齢に応じたかかわり方が必要! ポイントを紹介します。

★0歳代
感情を表す言葉や形容詞を用いて言葉をかけよう

伝える力で必要なのは、豊かな語彙(ごい)と表現力です。そのため0歳から、言葉かけは「風が吹いて気持ちいいね~」「眠くてグズグズするね」「きれいなお花が咲いてるね~」と感情を表す言葉や形容詞を用いた言葉かけをたくさんしてください。それを繰り返すことで「気持ちいいって、こういう気分なんだ」と、言葉の意味がわかるようになっていきます。

★1歳代
行動と言葉の関係性がつながるような声かけを

子どもの様子をよく見て「赤いボールが取りたかったんだね」などと、子どもの行動を言葉にしましょう。1歳代は本能のまま行動するので、そうした言葉かけをすることで、行動と言葉の関係性がつながります。

★2歳代
簡単な質問をして、子どもが考える機会を作って

伝える力の基礎が養われる時期なので、子どもが自ら考える機会を作りましょう。イヤイヤ期で「イヤ~」が始まったら「イヤなのね」と一度、気持ちを受け止めてから、優しく「何がイヤなのかな?」と聞いて、子ども自身が考えられる時間をつくって。

★3歳代
選択肢の中から考えて選ばせ、約束を守る習慣づけも

考える力が備わる時期なので、自分で考えるように働きかけて。たとえばおふろに入らない場合は、「おふろに入りなさい!」としかるのはNG。優しい口調で「いつ入る?」と聞いて「テレビが終わったら入る?」「ママがお皿を洗い終わったら入る?」「パパが帰って来たら一緒に入る?」といくつかの選択肢から選ばせて、約束を守る習慣をつけましょう。子どもは自分で決めると、約束を守りますよ。

★4歳代
問題が起きたとき、解決策を考えるように導きましょう

伝える力と併せて、思うようにいかなかったり、問題が起きたりしたときどうしたらいいか考える力もついてくる時期。そのため、たとえば上手にブロックで家などが作れないときは「もっと上手にできるには、どうしたらいいかな?」と“もっと上手に”“もっと早く”など上をめざすワードを入れながら、解決策を考えさせて。工夫して解決しようとしていたら、結果で判断せずに工夫したことを大いにほめましょう。

人に伝えるのが苦手な子に共通しているのは「伝え方がわからない」という思いです。たとえば「この服イヤ!」とは言えても、「ピンクの服が着たい」と自分の気持ちを表現する術を知らないために、イライラしたり、かんしゃくを起こしたりすることが多くなりがちに。またママ・パパも「イヤじゃないでしょ!」と怒ることが増えて、子育てに疲れてしまうことも…。
人に伝える力が育ち、子どもの思いを受け入れてあげると、親子関係は良好になることが多いようです。「しかってばかり…」と悩んでいるママ・パパ、子どもとのかかわり方を見直して、伝える力を伸ばしてみませんか。(取材・文/麻生珠恵、ひよこクラブ編集部)

監修/竹内エリカ先生

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