1. トップ
  2. 赤ちゃんの子育て・育児
  3. 災害や事故で子どもと一緒に車内(自動車)に閉じ込められた時のための備え

災害や事故で子どもと一緒に車内(自動車)に閉じ込められた時のための備え

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

jayshrp/gettyimages

2018年は各地で豪雨、土砂災害、地震など自然災害が多発しましたが、災害の際、意外と忘れがちなのが、車内における防災対策です。今回は、車内で災害に遭ってしまったときのために覚えておきたい対策について、防災アドバイザーの榑林宏之さんに伺いました。

榑林 宏之
一級建築士・防災アドバイザー
https://www.baumplanning.com/nairankai/

関連:≪赤ちゃんがケガしたら大変! 家具や家電が倒れないように工夫しよう≫

年々増大している「自動車関連」の自然災害リスク

近年、地球全体が活発な動きを見せる活動期となっています。世界的に見ても、「大規模噴火」「ハリケーン」「大寒波」などが発生しています。
日本においても、2018年は、「豪雪」から始まり、「強風」「豪雨」「地震」「酷暑」など各種自然現象が活力を増す環境に。
そんな中、「車内(自動車)に閉じ込められてしまう」事故が増加しているのをご存じでしょうか? 命を失ってしまうケースもあるのです。

「自動車事故」と言えば、「交通事故」が真っ先に思い浮かびます。ただ、交通事故は大きな流れとして減少傾向にて推移しています。

対して、近年目立ってきているのが、「各種自然現象による自動車事故」。

年による変動はありますが、各種自然現象によって、「車内(自動車)に閉じ込められてしまう事故」が増えてきているのです。

車内に閉じ込められてしまう「3つの自然災害リスク」

「車に閉じ込められてしまう」

そんな状況になることなど、あまり想像できないかもしれませんが、実は、「車内に閉じ込められる事故」って、案外身近に存在しているものなのです。

主な事故ケースとして、下記「3つの自然災害リスク」があります。

●冠水・水没による「車内閉じ込められ事故」
●豪雪による「車内閉じ込められ事故」
●土砂による「車内閉じ込められ事故」


今回は、最も身近な「冠水・水没による車内閉じ込められ事故」に関して、特徴及び対策についてお話してみたいと思います。

冠水・水没(豪雨・洪水)による「車内閉じ込められ事故」

日本全国にて、毎年一定数発生しているのが「車の冠水・水没(豪雨・洪水)事故」です。

例年、梅雨の時期である「6月・7月頃」が、車の冠水・水没事故の発生数が最も多くなる季節となっています。

例年だと6月・7月の2カ月間で「50件~200件程度」の事故発生数となっていますが、2018年は、西日本豪雨にて、7月の短期間で「4000件以上」の車両冠水・水没事故数が記録されることとなりました。

車の冠水・水没が発生する「2つのケース」

車の冠水・水没によって、車内に閉じ込められてしまう...
そんな状況になってしまってもおかしくないのが下記2つのケースです。

●洪水・増水の発生した車道での冠水事故
●線路・橋のアンダーパス(道路)での冠水事故


前者は、「河川の決壊」「長時間の豪雨」が発生した時に、短時間にて車道が川のような状態となってしまうことによって、車が冠水・水没してしまうケースです。今年発生した「西日本豪雨」のように少々特殊な気象状況下で生じる冠水・水没事故となります。

対して、後者は都心部などで身近に発生している「ゲリラ豪雨(短時間の豪雨)」によっても生じる自然災害事故となります。

「線路・橋のアンダーパス(道路)」とは、線路などに対して、「V字型」に下を潜り抜けるような道路のことを意味しています。

このような形状の道路では、短時間の豪雨によって、V字型の底の部分で「大きな水たまり」が生じやすいのです。

単なる「水たまり」と思って、車で突入してしまうと思いの外、深さがあって、車がストップ。車内に人が閉じ込められてしまうのです。

「洪水・増水」を避けるのは難しいかもしれませんが、「アンダーパスでの冠水事故」は、
十分避けることが出来る要素。

ゲリラ豪雨などが発生した時(最中・直後)には、「アンダーパスは通行しない」。そんな心がけを忘れないようにしていだたければと思います。

冠水によって車が動かなくなった時の対応

車が冠水によって、動けなくなってしまった・・・そんな時に、焦りは禁物です。ちょっとした、対処行動の間違いが大きな危険を招く可能性があるからです。

冠水によって車が動かなくなった時の対処として必ず、覚えておいていただきたいのが下記2点です。

●エンジンが止まってしまったら無理に再始動させない。(エンジン破損の可能性有り)
●水深に注意しながらゆっくりと車外に出て、来た方向に歩いて戻る。(早めの決断)

冠水によって、車内に閉じ込められてしまった時の対処

状況にもよりますが、「開きドア」の場合は、「水深60cm」で。「スライドドア」の場合は「水深90cm」で開けることが出来なくなることが車両実験によって分かっています。

「車内に閉じ込められてしまった」時の対処として、覚えておいていただきたいのが以下に記載します手順です。

1 搭乗者のシートベルトを外す。
2 サイドウインドーを「開けるor壊す」
3 子どもがいるときは、まず、子供から車外に。自分は最後に脱出する。

お役立ちアイテム「脱出用ハンマー」を常備

車内に閉じ込められてしまった時のお役立ちアイテムとして、オススメなのが「脱出用ハンマー」です。

車載用防災のレスキューハンマーグッズです。
車のガラスを内側から破壊し、シートベルトを切り、緊急時に車からの脱出に役立ちます。実用的なサイズで軽くて、女性でも使いやすいアイテムです。

車の窓は簡単に割れないようできていますが。この脱出用ハンマーを使用すれば、窓を綺麗に壊せ、車外へ脱出することが可能となります。

また、脱出用ハンマーには、「シートベルト切断カッター」が付いており、緊急時にシートベルトが外れないといったケースへも対処することが出来ます。ぜひ、車内に常備しておいていだたければと思います。

関連:熊本地震から1年を超えて。震災を体験したママが、今伝えたいこと

※記事内容でご紹介している投稿、リンク先は、削除される場合があります。あらかじめご了承ください。
※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

■おすすめ記事
<PR>クリスマスプレゼント選びにも役立つ! 【0~6歳】おもちゃの選び方

子育て・育児

更新

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

新着記事

新着記事をもっと見る

赤ちゃんの子育て・育児の人気記事ランキング

関連記事