切り替えができない…悩めるママ続出!仕事と家庭、どう両立してる?
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フルタイムで仕事を終えて家に帰って心身ぐったり・・・本当は子どもと一緒に過ごす時間がもっと欲しい!こんなママたちの切実な悩み、多くの人が同じように抱えているのではないでしょうか。そこで今回は、ウィメンズパークママたちの仕事と家庭の両立についての体験談をご紹介しながら、両立に取り組んだ際、職場や家庭からどんな影響を受けたのか、『しゅふJOB』による調査結果を合わせてご紹介します。
切り替えがなかなかうまくできない
仕事が終わって家に帰ったら、家事や子どものことでやることが山積み。
でも、やらなくてはいけないとわかっていても、仕事のモヤモヤを抱えたままうまく切り替えができないことも。気づくとあっというまに時間が過ぎてて慌てたりしてしまうこと、ありますよね。同じように感じているママたちはたくさんいます。
切り替えできずぼーっと過ごしてしまう
職場の人間関係で悩みがあり、仕事自体もとても神経を使う職種なので、一日フルタイムの勤務が終わると、心身共にぐったりしてしまいます。
帰宅後、ごはんをつくらなくてはいけないのに、何も手につかず、廃人のようにしばらくぼーっとしてしまいます。それでなくても、日中、子どもと一緒にいてあげられないので、本当だったら、帰宅後は、子供と一緒に向き合ってあげなくちゃと思うのですが、なかなか、それができず、自己嫌悪です(涙)
今、40代前半ですが、30代だったら、気力で乗り切れるのかなぁ・・・なんて考えちゃいます。
仕事のことを考えてついつい上の空に…
もともと心配性なのもありますが、仕事で心配事があると、家庭でも気持ちをズルズル引きずってしまいます。
例えば、「あっ、あの件どうだっかなぁ~」とか、些細はことでも心配で仕方なくなってしまい、只でさえ子どもたちとの時間も少ないのに、ついつい仕事の事を考えて上の空になってしまうのが、家族に本当に申し訳ないなぁ思っています。
自分でも、「今考えたってしかたがない!明日、明日!」と考えようとするのですが、なかなか上手くいかなくて・・・。
気づかないうちにミスしているかも
切り替えとても難しいです。仕事のことも引きずるし、私の場合、家庭のことも仕事に引きずります。テンションあがらなかったり、子どもの受診の予定が入っているとなんだかそわそわして仕事が変な手順になってしまったり。たぶん気が付いていないところでミスもしてるんじゃないかな・・・。
そんな私でも気をつけているのが、家庭で「べき」を作らないようにすること。子どもにも私自身にも。「~しなくてはいけない」と思うとほんと追い詰められてしまうので。
意識して切り替えられるようにしている人はどうしてる?
仕事と家庭の両立も経験次第?こんなご意見もありました。
50歳。いい意味での図太さで切り替わってます
30代半ばで、仕事を引きずって、鬱にもなりプライベートも暗く過ごしましたから、元々は切り替え下手なんだと思います。もう、50歳になりますが、いい意味での諦める図太さを身につけて、通勤途中で切り替わってます。
また、気になることが有るときほど、眠れません。そういうときは、床掃除、お風呂掃除、鍋磨きがお勧めです。単純作業をやることで、頭を無にする。身体を物理的に疲れさせて、強制的に睡眠に持っていき、リフレッシュするのが目的です。
楽しいことを考えてOFFできるように!
くだらない事でも楽しかった事や大笑いした事を思い出したりして、気分を紛らわすのが良いかなと思います。
コンビニスイーツとかちょっと美味しい物食べたり、お出かけしたり、好きな音楽を聞いたり、読書したり、お風呂にゆっくりつかったり、ぐっすり睡眠とったり、、、OFFの時間は、出来るだけ仕事の事は忘れるようにします。
病は気からではありませんが、考え方一つで周りの世界の見方が変わると思います。
両立は職場環境や家庭環境からさまざまな影響を受けている
主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』の調査機関しゅふJOB総研の調査によると、主婦が仕事と家庭を両立させるとき、職場環境や家庭環境からさまざまな影響を受けています。調査では、仕事と家庭の両立に取り組んだことが「ある」主婦は87.8%にのぼり、中でも「プラスの影響」が21.9%、「マイナスの影響」が25.0%とマイナスのほうが上回った結果がでています。(「しゅふJOB総研調べ」より)
仕事と家庭の両⽴に取り組んだ際、職場環境や家庭環境から「プラスの影響を受けた」21.9%、「マイナスの影響を受けた」25.0%
Q:仕事と家庭の両立に取り組んだ際、職場環境や家庭環境からどんな影響を受けましたか?(単一回答/n=877)
A:
プラスともマイナスとも言えないが影響は受けた 41.5%
仕事と家庭の両立にマイナスとなる影響を受けた 25.0%
仕事と家庭の両立にプラスとなる影響を受けた 21.9%
特に影響は受けなかった 11.6%
しゅふJOB総研による「仕事と家庭の両⽴に取り組んだ際、職場環境や家庭環境からどんな影響を受けましたか︖」というアンケートでは、さまざまなコメントが見られましたので、そちらに寄せられたコメントも紹介します。
「仕事と家庭の両⽴にプラスとなる影響を受けた」
・職場の人と家事について話をしたりして、参考になった。特にお料理(40代)
・⾃分の⾃由になるお⾦が増え、気持ちに余裕が⽣まれた。⼦どもと少し離れて、全く違うことをしている時間があると、気持ちに切り替えができて、⼦どもに対してイライラが減った気がする(40代)
・仕事も家事も育児も時間がない中でやっているので、どうやったら効率良く事を進められるか考えて⾏動出来るようになった(40代)
「プラスともマイナスとも言えないが影響は受けた」
・家庭収⼊が増えるのは良かったが、仕事の前の日はプレッシャーから眠れない事が多くあったり、とにかくストレスがたまって過食になってしまった(40代)
・収⼊は増えたのですが、家事は全て私がやらなければならない状況でしたので、私の負担も増えました(40代)
・急な⼦どもの発熱時などの際も交替してくれる方が⾒つからず、夫に半休を取ってもらってパートの私が出勤することになり、働く意義を⾒失いそうになった。しかし夫婦の絆は強まった(40代)
「仕事と家庭の両⽴にマイナスとなる影響を受けた」
・疲労により家事が⾏き届かなくなった。心身ともにゆとりがなくなった(40代)
・⼦どもが居ても仕事復帰出来たのは嬉しいが、保育料が月6万と高く、家計を圧迫している(30代)
・職場の方から家庭と仕事との両⽴に対して否定的な言葉を投げかけられ、⾃信を失った(40代)
仕事と家庭の両立について、職場や家庭から何らかの影響を受けている人が多いことが調査の結果から見てもよくわかります。切り替え下手で両立が思うようにできなくて悩んでいるママも多くいました。帰り道で気持ちを意識的に切り替えたり、好きなことをしたり、家族の協力で乗り切れることもあるかもしません。家庭ごとにその状況や環境は違いますが、夫婦でその影響をどう乗り切っていくのか、一度話し合う機会を持ってみてはいかがでしょうか。
(文・真山りせ)
■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。