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急病、仕事との両立、お迎え、入園を控えて不安…。保育園・幼稚園入園のための事前準備4

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●写真はイメージです 写真提供/ピクスタ

保育園・幼稚園の入園前は、子どもの健康や仕事との両立など不安がいっぱい。そこで「たまひよ」アプリユーザーに心配事を聞くとともに、子育てアドバイザーの高祖常子さんに入園前の不安を解消するためにできることについて教えてもらいました。

入園前に心配なあれこれ、みんなが不安に思っていることとは…

まず、みんなの入園前の不安な気持ちを聞きました。

◾️子どもの体調不良
「8月に2人目を保育園へ預ける予定なのですが、上の子と下の子どっちも体調不良になってしまったときを考えただけでも不安です」(あんずちゃん)

◾️頼れる親族もいないので不安
「保活の真っ最中なのですが、私が徒歩通勤なのでお迎えが不安です。近くに親族もいないので、いざというときに職場に迷惑がかかることを心配しています」(りん)

◾️お迎えが間に合うか心配
「保育園に通い出すと熱を出したりで、全然仕事に行けないことがあると聞くので心配。時短勤務の予定ですが、冬になると積雪や事故などで通勤時間が夏の5倍以上かかったこともあるので、お迎え間に合うのか心配です」(ぽん)

◾️急な園からの呼び出し対応できる?
「保育の1歳児クラスはならし保育があり、その期間の送り迎えが不安。時短勤務の制度はありますが、代替の人が派遣されるわけではないので職場に迷惑がかかるだけでなく、仕事内容は減らないのに給料が減るので、できれば利用したくないです。また、自宅から職場まで片道1時間かかるため保育園からの急な呼び出しに対応できるか不安です」(みかん)

◾️園選びの知識がない!
「共働きのため育休復帰後の仕事との両立が心配。保育園、幼稚園選びについても知識がないので不安です」(ミニオン)

◾️認可への転園時のならし保育
「認可保育所待ちの間に、認可外保育所へ預けて仕事復帰する予定ですが、復帰後に認可保育所が決まって転園するときにならし保育をする場合、育休が終了しているので仕事との両立が不安です」(しがたぬき)

◾️通勤時間1時間超で両立が不安
「夫婦ともに正社員フルタイムかつ、職場まで1時間超で、育児と仕事の両立ができるか心配です」(ぜんざい)

◾️入園後の離乳食やミルクの心配
「生後8ヶ月で入園の予定。離乳食がちゃんと進められるか、ミルクを飲んでくれるかなどが心配。体調が悪いときの預け先の確保も…」(ぴろ)

◾️馴染める?
「子どもが保育園に馴染めるか心配です」(みい)

◾️来年から正社員で2箇所の送迎
「今は保育園に通園していますが、小規模な保育園のため、来年上の子が卒園で別の保育園に移ります。現在パートで働いていますが、来年から正社員になるので、2箇所の保育園への送迎、保育園によっては延長保育が好まれないところもあるみたいなのでいろいろと心配です」(ゆん)

◾️子育て+仕事に不安
「幼稚園に入園する頃に仕事を始めようと思っていますが、在宅ワークができる仕事を目指そうと思っています。でも今でもいっぱいいっぱいなのに、仕事をプラスできるのかが不安です」(すみぃ)

◾️子ども2人を抱え、フルタイム復帰できる?
「今の保育園が満3歳までなので、来年から娘は他の保育園へ行かないといけないのですが…。2人目の出産時期が4月で、入園できるのか心配です。きょうだいで同じ保育園へ行けるのが理想的ですが、難しいのだろうなと思います。正社員なのですが、1年育休後、子ども2人を保育園へ預けながらフルタイムで働けるかも心配しています」(しろくま)

事前に準備して、少しでも心が軽くなるようにるすことが大事

ママ・パパは仕事との両立や子どもが病気のときの対応、子どもは新しい環境に馴染めるかなど不安がいっぱいです。入園前に準備しておくといいことと心がまえについて高祖常子さんにアドバイスしてもらいました。

「たくさんのお悩みは、未知の世界のことだからですね。予想がつかない、想定できないから不安が大きくなってしまうということでしょう。もちろん、不安をすべて解消することはできませんが、対処しておくことで、少し心が軽くなるでしょう。

◆園選び
最近では幼稚園でも預かり保育をやっているところもあり、また、認定こども園を選択する方法もあります。
保育園は保育で、幼稚園では教育ということもなく、指導要領はほぼ同じになっています。
保育園か幼稚園かというよりも、どちらかというと、各園の預かり時間や保育内容をしっかり確認し、わが子に合うかどうかを見極めることが大切です。見学にも行きましょう。

◆送迎問題
通勤時間がかかってぎりぎりになりそうという場合は、まずは夫婦で相談してみましょう。たとえば送迎の曜日の担当を分けるなど、パートナーとシェアするということです。
難しければ、ファミリーサポートの利用を検討しましょう。ファミリーサポートは安価で頼める地域の助け合い的な子育て支援で、預かりもしてくれますが、送迎だけの利用も少なくありません。家から園への送りをファミサポさんに頼むと、自分は自宅から会社に行けますから時短にもなります。
きょうだいの『2箇所の園の送迎』も、パートナーと手分けする、1人をファミサポさんに頼むという方法もあるでしょう。

◆急な病気・体調不良
子どもが病気になったら仕事を休まなくてはならないというのは、働く親にとって悩みどころ。具合が悪い子になるべく寄り添いたいけれど、仕事も抜けられないということもあるでしょう。そのような場合は病児保育を利用しましょう。事前に登録しておくと安心です。地域によっては数が少ない、施設が遠いこともあるので事前に調べておきましょう。

◆離乳食・ミルクの心配
園では、アレルギー対策などもあり、基本的には家で食べたことのある食材のみ離乳食として提供していきます。逆に言えば、食材のリストを渡されて家で食べてみて大丈夫なら、園で食べさせるという流れです。
ミルクについても、通常どのくらい飲むのかなど伝えておきます。ほ乳瓶は園で用意してくれることが多いと思いますが、飲みが悪い場合は、自宅で使っている、慣れている哺乳瓶を園に持って行って試してみる場合もあるようです。ミルクの飲みや食事について心配なことや注意して欲しいことがあれば、先生に伝え、相談しましょう。

園に通うことになるのは、子どもも親も初めてで不安も多いと思いますが、まずは不安なことを具体的にすることが大切です。なるべくいろいろ調べて可能なものは対処していきましょう。
園生活がスタートしてうまくいかなければ、パートナーや園の先生、場合によっては自治体に相談してみましょう。ママがひとりで抱え込まないことが大切です」(高祖常子さん)

初めての入園は不安ばかり。不安なことは具体的にして、調べる、相談することが大事ですね。
(取材・構成/酒井範子、たまひよONLINE編集部)

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2025年1月の情報で、現在と異なる場合があります。

高祖常子さん

PROFILE)
子育てアドバイザー、キャリアコンサルタント。保育士、幼稚園教諭、社会教育主事、ピアカウンセラーなどの資格を持つ。NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク副理事長、NPO法人ファザーリング・ジャパン副代表理事ほか。全国13万部発行の「育児情報誌miku」編集長として14年活躍。育児誌を中心に編集・執筆を続けながら、子どもの虐待防止と、家族の笑顔を増やすための講演活動、ボランティア活動を行う。3児の母。著書多数 。

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