スマホで赤ちゃんをかわいく撮影するにはどうすれば良い?
Rawpixel/gettyimages
スマートフォンを持っているパパ・ママの多くいは、わが子のかわいらしい姿をスマホで撮影していることでしょう。そして、「どうせ撮影するのならできるだけ可愛く撮影したい」と思っているのではないでしょうか。
スマホのカメラも4Kが当たり前となり、一般的なモデルでもプロ並みの性能を持つようになりましたが、上手に撮影できることとはまた別な話です。
スマホを使って良い写真を撮影するのにはテクニックが必要ですが、ちょっとした道具を使うことによって、かなり良い写真を撮ることができるのです。しかもそれぞれの道具が高くてもせいぜい2千円から3千円といったところです。
今回は、そんな赤ちゃんをかわいく撮影できるグッズとその活用方法について、ITコンサルタントの亀田健司さんに伺いました。
亀田 健司
ITコンサルタント
ソフトウェア開発・IT研修講座の講義・研修プログラムの開発・プロデュース業務を行う。大手WebメディアなどにIT技術・人工知能・プログラミング・セキュリティ・IoT関連技術に関する専門記事を執筆。
赤ちゃんをかわいく撮影するコツ
そもそもどうすれば赤ちゃんを可愛く撮影することができるのでしょうか。赤ちゃんに限らず、スマートフォンで画像をキレイに撮影する原則として、以下の4つが挙げられます。
自然光を生かす
自然光を用いたほうが写真のクオリティは高くなります。しかし、多くの場合赤ちゃんの撮影というのは室内で行われがちです。そういう場合は、窓際のように自然光が入り込みやすい場所や光が反射しやすい白い壁などの近くで撮影を行うと良いでしょう。
フラッシュを使わない
フラッシュを使えば、ある程度暗い部屋の中でもはっきりと写真を撮影することができます。しかし、フラッシュの最大の問題点は、明暗の差がくっきりしすぎてしまい、写真が不自然になることと、赤ちゃんを驚かせて泣かせてしまう可能性があるという点です。赤ちゃんをかわいく撮影したいのであれば、フラッシュを使わないのは大前提となります。
ズームを使わない
一部の高機能の機種を除き通常スマートフォンのズーム機能はデジタルズームと呼ばれ、撮影した画像を引き延ばすだけであり画像が荒くなってしまいがちです。
アップで撮影したい場合など、スマホを近くに置いて撮影しようとすると、好奇心旺盛な赤ちゃんが近寄ってきてカメラに触ろうとしたり、びっくりして泣き出したりします。どうしても、ある程度離れたところからズームで撮影をしたくなるところですが、離れて撮影された写真は画質が悪くなってしまうのでこれは避けたいところです。
レンズをきれいにする
意外と見落とされがちなのがレンズの汚れです。通常のデジタルカメラと違ってスマホのレンズはカバーなどによって守られていない上に、普段から手で触ったりするため、レンズはかなり汚れています。キレイな画像を撮影したいのならば、レンズをキレイに磨いておきましょう。
必要な機材
以上のような条件を満たした上で、更にどのような機材を追加すると良いのでしょうか。
まず、一番におすすめしたいのが「望遠レンズ」です。プロが使う高価なものもありますが、スマートフォン用の望遠レンズは2千円前後のものが多く、お手頃な価格な上に、簡単に装着することができます。しかもデジタルズームと違って画質が悪くなる心配がないので、ある程度離れた距離からでも十分に撮影をすることが可能です。
スマートフォンを固定する脚立やスタンドを使うと、画像がブレる心配もありません。こちらも価格はだいたい1千円から3千円の間で、ごくわずかな出費で撮影する写真の質を各段にアップさせることが可能です。タイプも本格的な脚立タイプのものから、自撮り棒のようなものまでさまざまです。好みに応じて選ぶと良いでしょう。
あると便利なのがシャッターリモコンです。これはBluetoothの無線による遠隔操作でスマートフォンのシャッターを押すことができるというもので平均価格も5百円ぐらいと非常に手軽です。

一般に赤ちゃんを撮影する際、視線をとらえると、より可愛らしい写真を撮影することができると言われています。ですから、望遠レンズを付けたスマートフォンをスタンドで固定し、片方の手で赤ちゃんの注意を向けるためにおもちゃなどを見せながら、ちょうど良いタイミングでもう片方の手でシャッターリモコンを使って撮影すると、アップで手振れもないクオリティの高い写真を撮影することが可能になるわけです。この方法は写真スタジオなどでも使われている手法であり小さな子どもを撮影するとき大変有効な方法です。
アプリを使って画像を加工
このようにして撮影された画像は、インスタなどに投稿するケースが多いでしょうが、そのままアップするよりも、アプリを使って可愛く加工したほうが効果的です。画像をアップする際に人気なのが、赤ちゃんの写真をベースとしてスタンプを作れる「ベビーストーリー」や、「まいにちのひよこクラブ」などといったアプリです。
これらのアプリを使えば写真に文字を入れるなどの加工ができるため、写真をより可愛くすることができます。
「ベビーストーリー」は世界中にユーザー数がいることから情報が多いのが特徴です。それに対し「まいにちのひよこクラブ」は日本国内限定ですが、写真加工機能以外にも成長記録を残す機能やアルバムの簡単整理機能、さらには育児に必要な情報も得られる機能もあり、子育てのための総合アプリとして利用できます。
■まいにちのひよこクラブはこちら
その他にもこのようなアプリはいくつかあるので自分の目的に合ったアプリを選ぶと良いでしょう。
スマートフォン本体のハード面、そしてアプリのソフト面を有効に活用すれば、簡単にかわいい赤ちゃんの写真を残すことができます。
以上、スマートフォンを使って赤ちゃんを撮影する際のコツに加えて、便利な道具やアプリを紹介しました。一眼レフカメラなどは操作が難しい印象がありますが、スマホ本体のハード面、そしてアプリのソフト面を有効に活用すれば、誰でも簡単にかわいい赤ちゃんの写真を残すことができます。