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赤ちゃんの口が臭い…これって病気?知っておきたい[口の病気]を小児科医が解説

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dolgachov/gettyimages

赤ちゃんの口の中の病気は、自然に治りやすいものですが、その原因によっては高熱が出ることもあります。どんな病気があるかを知っておくだけでも、万が一の発病時に役立つはずです。赤ちゃんがかかりやすい4つの病気について、小児科医の山中龍宏先生にうかがいました。

口の中に水疱ができて痛む【口内炎】

「口内炎(こうないえん)は、病気などで体力が落ちているときにかかりやすく、口の中やのどの奥あたりに赤く腫(は)れたボツボツができ、痛んだり水疱になったりします。
自然に治りますが、ひどくなったときはステロイド薬入り塗り薬や抗ウイルス薬入り塗り薬を塗れば、1週間ほどで治ります。痛みがあるときは、消化がよく刺激の少ない食べ物を与え、こまめに水分補給をします。口内炎は2種類あり、特徴が少し異なります」

●アフタ性口内炎

「アフタ性口内炎の症状は、口の中の広い範囲が赤くなり、水疱が破れて広がります。潰瘍になって熱が出たり、口が臭くなることもあります。痛みのため機嫌が悪くなりがちですが、1週間ほどで自然に治ります」

●ヘルペス性口内炎

「ヘルペス性口内炎は、ヘルペスウイルスが原因の炎症です。38~40度の高熱が出て、よだれが増えます。口内に刺激痛があるので、離乳食を食べられなくなります」

口の中に白っぽいカスがつく【鵞口瘡(口腔カンジダ症)】

「鵞口瘡(がこうそう)は口腔(こうくう)カンジダ症とも呼ばれ、カンジダ菌というカビの一種が増殖し、頰の内側や舌の表面、歯ぐきなどに白い乳カスのような点々がついたり、地図状に広がったりします。
痛みやかゆみはありません。赤ちゃんが産道を通ったときに菌に感染することが多いですが、不潔なガーゼやママの乳首、哺乳びんの乳首から感染することもあるので注意しましょう。
ほうっておいても自然に治るので、無理に取り除こうとしないようにします。症状が広がる場合は、受診しましょう」

歯ぐきに歯のような粒ができる【上皮真珠】

「上皮真珠(じょうひしんじゅ)とは、歯のような白くてかたい粒が歯ぐきにできること。生まれたばかりの赤ちゃんの歯ぐきには、米粒大から小さな真珠大の、白くてややかたい半球状の粒ができることがあります。これは、あごの中で乳歯がつくられたあとに残った組織が、歯ぐきの表面に出てきたもの。
新生児の80%程度に見られ、乳歯が生えるころには自然になくなります。無理に取ろうとしないようにします」

舌に赤と白の模様ができる【地図状舌】

「地図状舌(ちずじょうぜつ)は、舌の表面に白っぽく縁取られた赤い地図状の模様ができるもので、初めは舌の表面に白い斑点が現れ、それがはがれると赤いまだら模様になります。
低月齢では気づかないことも多く、模様は数日で消えますが、部位や形を変えて長い間続くこともあります。治療の必要はありません」

関連:赤ちゃんの歯が「キスや口移しを避ければ一生むし歯にならない」は大間違い!

自然に治ることが多いようですが、気になることは医師に聞いてみるのが安心ですね。高熱が出たり、痛みを伴うケースもあるようなので、「なんだかおかしい」と思ったら、早めに対処しましょう。(文・ひよこクラブ編集部)

■監修:緑園こどもクリニック 院長 山中龍宏先生
1974年東京大学医学部卒業。同小児科講師、焼津市立総合病院小児科科長、こどもの城小児保健部長を経て99年から現職。日本小児保健協会 傷害予防教育検討会委員長、NPO法人Safe Kids Japan代表など。 

■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)

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