赤ちゃんの歯の病気 上皮真珠の症状とケア【医師監修】

赤ちゃんの上皮真珠(じょうひしんじゅ)って?
歯ぐきに見られる、大小さまざまなツヤのある白くてややかたいかたまりが上皮真珠です。
上皮真珠の主な症状
・歯ぐきの白い粒
上皮真珠になりやすい月齢・年齢
新生児期~3、4ヶ月
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赤ちゃんの上皮真珠 乳歯をつくる組織が残り表面に出て白い粒に
歯ぐきに見られる、大小さまざまなツヤのある白くてややかたいかたまりが上皮真珠です。1つから数個まで見られます。あごの中でつくられる乳歯と歯肉をつなぐ上皮細胞が消えずに残り、集まってかたまりになったものです。かゆみや痛みなどはありません。
乳歯が生えるころには自然と消えてなくなるものなので、治療の必要はありません。かたまりの中が囊胞になっていることもありますが、自然に破れて消失します。
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監修:横田俊一郎 先生
横田小児科医院 院長
東京大学医学部付属病院小児科に入局、社会保険中央総合病院(東京都新宿区)
小児科部長などを経て、1993年より神奈川県小田原市で開業。外来診療を中心に、ありふれた病気、健康増進のための医学、子育て支援をテーマに勉強を続けています。
■赤ちゃん 口・歯の病気
・口内炎
・鵞口瘡(がこうそう)・口腔カンジタ症(こうくうかんじだしょう)
・地図状舌(ちずじょうぜつ)
・むし歯(むしば)・う蝕(うしょく)
・癒合歯(ゆごうし)・癒着歯(ゆちゃくし)
・先天性歯(せんていせいし)
・上皮真珠(じょうひしんじゅ)
・萌出性囊胞(ほうしゅつせいのうほう)
▼参照:『最新!赤ちゃんの病気新百科』
※表記している、月齢・年齢、季節、症状の様子などはあくまで一般的な目安です。
※この情報は、2019年4月のものです。
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