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子どもが犯罪に遭うリスクを軽減。地域環境のチェック!

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子どもの成長に伴って、子どもたちが外で行動する機会が増加。“事故”“犯罪”に遭遇しないかどうか、親にとっての心配ごとも多くなりますよね。
大人にとっては、安全と思える場所であっても、子供にとっては危険が潜む空間・場所となることがあります。
ぜひ、一度「地域環境のチェック」をしてみてはいかがでしょうか。
子どもにとって、「危険な場所とは何か」「危険な場所の見極めポイント」など防災アドバイザーの榑林宏之さんに紹介いただきました。

関連:5歳児の外遊び※冬休みの「強風」「夕暮れ」に潜む危険とは!?

榑林 宏之
一級建築士・防災アドバイザー

一級建築士として活動。「都市環境・住宅環境と防災」「都市環境・ランドスケープ計画における、人の行動・動線設計と危機管理」などに携わっています。
BAUMPLANNING一級建築士事務所

子どもが犯罪に遭うリスクを軽減するための地域環境チェック!

住宅選びをする上で、「家の外観」「住戸の仕様」「通勤エリア内がどうか」「生活利便性(スーパー、コンビニの有無など)」を重視する方は多いと思います。
しかし、「地域環境の危険リスク」に関しては、大まかな地域イメージ(治安の良し悪し)は考慮したとしても、具体的なリスク検証(リスク要因の有無)をする方は少ないものです。
大人の場合は、その程度も良いのかもしれませんが、子どもがいるご家庭は、「子供視点での地域環境チェック」は欠かせない要素となるもの。
そんなリスク軽減するための地域環境チェックポイントをご紹介いたします。

まずは、子どもの“行動範囲”“行動経路”を把握しましょう

まず、最初に行っておきたいのが「子どもの行動範囲及び行動経路の把握」です。
普段、子どもたちが“どんな場所・エリアまで行っているのか”を知っておくことは、リスク管理上、とても大切なこと。
“犯罪”だけでなく“自然災害”に対応するためにも、子どもたちの行動範囲をしっかり把握しておくことが危機管理の第一歩となります。
その上で、具体的に環境チェックしておきたいのが、「行動経路」です。

・通学経路
・塾など習い事をしている場所までの経路
・お友達の家までの経路
・遊び場(公園など)までの経路

上記4つの行動経路だけでも、実際に歩いてみて、「危険・犯罪」に繋がる環境要素がないかを一度は確認しておきましょう。

学校に通い始めた子どもが犯罪に遭遇しやすい時間帯とは!?

警察の犯罪統計によると子どもが最も犯罪に遭遇しやすいタイミング(時間帯)が「学校への登下校時」であることがわかります。
子どもが犯罪被害に遭遇した“時間帯”に特徴的な傾向が表れているからです。
登校時間帯である「7時台」が最も被害件数が多く、午後になると下校時間帯となる「15時台から17時台」に被害が集中しているのです。
登下校時間帯で全体の約65%を占めているわけですから、いかに「学校への登下校時」が犯罪に遭遇しやすいタイミングとなっているか、分かっていただけるのではないでしょうか。

子どもが犯罪に遭遇しやすい「6つのスポット」

次に、子どもが犯罪に遭遇してしまいやすい「場所」に焦点をあててみたいと思います。
警察の犯罪統計(子どもの犯罪被害状況)などから検証すると下記「6つのスポット」が要注意スポットとなっています。

1.公園(見通しの悪い公園・路上駐車ができる公園)

公園には、安全性の高い公園と危険度の高い公園が存在しています。
実際、幼児の連れ去り事件や性犯罪などは、公園が現場となっているケースが多いもの。子どもを対象とした犯罪が、実は頻繁に起こっているのです。
危険度の高い公園を見極めるための具体的なポイントとしては下記のような要素があります。ご参考に。
・塀や樹木などで周囲からの見通しが悪い公園
・高台にあって、周辺道路から公園内が見えない公園
・周囲に路上駐車が多い公園
・出入口が複数ある公園
・トイレが分かりにくい場所にある公園
・周囲に民家が少ない公園
・ゴミが散乱したままの公園
・大型の遊具などで死角の複数ある公園
・利用者が少ない(人気のない)公園
・ベンチや遊具などの管理が悪く状態が悪い公園
・落書きが放置されたまま残っている公園

2.三方向が遮蔽された駐輪スペース

マンションの自転車置き場は、案外人気が少なく、子どもたちが犯罪被害に遭遇しやすいスポットとなっています。
特に、「三方向が遮蔽されている駐輪スペース」は、周囲からの見通しが悪く、“連れ去り”“性犯罪”のリスクが高い場所に。「明るく」「見通しの良い」駐輪スペースとなっているかどうかを確認しておきましょう。

3.エレベーター

エレベーターは「密室」となるため、犯罪に遭遇しやすい場所と言われています。
ただ、エレベーター内には防犯カメラが設置されていることが周知されていることもあり、“子どもの連れ去りの場”とはなりにくいと考えられます。
それでも「自然災害」も念頭に含めて、何かあった時の「非常ベルの使用法」などを教えておくようにしましょう。

4.マンションの階段・踊り場・屋上

マンションの「階段・踊り場」「屋上」は、人目に付かない場所となることが多く、犯罪に遭遇しやすいスポットの1つとなっています。
一般的なマンションにて「屋上」へ自由に出入りできるような状況となっている物件はほとんど無いかと思いますが、少ないながらも存在しているもの。
・屋上へ出入りが可能となっているかどうか
は、一度確認しておくといいかと思います。

5.高い塀で囲まれた道・路地

子どもたちの“行動経路”にて、「高い壁」「生垣」などに囲まれた場所(道・路地)の有無は、ぜひ、チェックしておきたいポイントです。
このような見通しの悪い路上は、子どもたちの“連れ去り”犯罪が多く起きているスポット。見通しの悪い通路が合った時には、子どもに安全なほかの経路を教えてあげてください。

6.見通しの良い一本道

周囲に“住宅”が少ない「見通しの良い一本道」も犯罪が起きやすいスポットの1つです。
都心部よりも田舎に多く見られる光景ですが、都心部においても、「工場」「大規模事業所」に囲まれた人通りの少ない一本道などは犯罪リスクの高い場所となっています。

関連:子どもとのお出かけでお気に入りの場所 ~たまひよメイト通信

まとめ

地域環境に関して、「利便性」という視点からの確認はしていても、案外「自然災害リスク」「犯罪リスク」の具体的なチェックをしていない方が少なくないものです。
犯罪・災害に遭遇してしまってからでは、遅いもの。
子どもたちと一緒に散歩をしながら行動経路のリスク確認をしてみていただければと思います。

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