維持費も結構かかる!? 家を買う最も良いタイミングっていつ?
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多くの人にとって、一生に1度あるかどうかの決断を迫られる大きな大きな買い物であるマイホーム。購入するのに最も良いタイミングとは一体いつなのでしょうか?
口コミサイト『ウィメンズパーク』のママ3,351名に「住まいについて教えて!」というアンケートを行ったところ、
Q:住宅を購入するタイミングはいつ?
A:
1位 妊娠、出産したとき 408人(12.2%)
2位 結婚したとき 401人(12.0%)
3位 子どもが小学校に入学したとき 364人(10.9%)
という結果になりました。
その他にも、「転勤・引っ越しをしたとき」「消費税があがるとき」「いい物件に出会ったとき」など、様々なタイミングで購入を決断しているようです。
住宅を購入する際に重要視していることとあわせて、みなさんの意見を聞いてみましょう。
子どもの成長に合わせて計画を立てる
家族構成の変化にともない、間取りや周辺の環境などの条件も変わってくるもの。アンケートにもあったように、出産や入学を機に住宅購入を検討する家庭が多いようです。
就学を機に家探しを開始
わが家は上の子の就学を機に家を買おうと探し始めました。建て売りも見ましたが、住みたい場所にタイミング良く土地が売りに出されたので注文住宅になりました。
今後の見通しがつくようになった今だからこそ
うちは家族計画が終わった今のタイミングで建ててますが、いいタイミングだなと思ってます。
マイホーム2度目です。1度目は建売りなので間取りを考えたりは一切なく出来上がっている家を買いました。
当時はまだ子どもも1人目が生まれたばかりで将来的には子どもは2人かな~なんて漠然と思って、学区やその他の住環境も深く考えずに購入しました。
現在、子どもは4人になり今回は注文住宅で1から自分で考えて決めています。
子育てし、間近で成長を見てきたからこそ、様々な今後の見通しもつくようになり、また友人たちの新築注文住宅を見てきたからこそ…そこそこ納得いく住環境と間取り・設備・性能になっているようにも思います。
老後のことも考えて…
数十年後の未来を予想するのは難しいことかもしれませんが、可能な範囲で老後のことも視野に入れておくのも必要かもしれません。
人生のタイミングを見極めて
年齢的に早いタイミングで建てちゃうと、定年する頃にはまた建てなきゃならなかったりしますよね?(老朽化しますから)
40才くらいで建てると、途中でちょっと大きめのリフォームしたら、終の棲家としてその家に住み続けられるのではないかなと思います。そういった、人生のタイミングも絡んでくるので難しいです。
新陳代謝の良い場所を選びました
駅からの利便性はもちろんですが、人がきちんと入れ替わっているかどうか。新興住宅地は、同じ年代がそろって老化するので、むしろ老後に過疎化して再生できない方が怖いなと思い避けました。
買った場所は数十年前の新興住宅地ですが、立地もよく、ある程度ゆとりのある人が多いので、子どもの代が近くに住んだり、売りに出しても新しく家が建ってきちんと新しい家族が入ってくる新陳代謝の良い場所と感じたので選びました。
買って終わりじゃない!実はこんなにかかる意外な出費
購入時だけじゃなく、住宅を維持するために必要となる費用はどのようなものがあるのでしょうか。
維持費が結構かかります!
家を建てるなり買うなりしたあとも、住居にかかるお金がゼロになるわけではありませんよね。
だんだん外壁や屋根のメンテナンスが必要になり、設備機器を取り替えなければならなくなったり。
数十年して大規模にリフォームすることがあると、新築並みの費用がもう一度かかる、なんて可能性も…。
また、家族構成が定まる前に購入すると、部屋が足りない又は余る可能性もあったり。いろいろな要因があるので、単純に早ければ良いというものでもないんだと思います。
住宅の耐久年数も考えて
家も耐久年数がありますよね。ずっとメンテナンスをし続けても、築40年くらいがさすがに限界かなと思います。間取りだったり、設備だったりの古さも限界になるように感じます。
実際の家の維持費は、
・固定資産税
・壁や屋根のメンテナンス
・庭などの外構のメンテナンス
・付属品(給湯器や換気扇、インターホン等々)などのメンテナンス
・水周り(台所、洗面、トイレ、お風呂)の取替え
などなど含めると、年間で100万近い金額はかかっている気はします。
ひと口に家を買うといっても、本当にさまざまな視点から考えてみることが必要ですね。家族構成、年齢や維持にかかる費用もしっかり考えておきたいですね。
(文・羽鳥まゆ)
■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。