新妻聖子さんの子育て月報「新米母と息子の備忘録~6ヶ月・初めての離乳食」
©中村和孝(まきうらオフィス)
2018年7月に第1子となる男の子を出産した女優・歌手の新妻聖子さん。想像よりもずっとつらかった産後の体の不調や夜間授乳による寝不足、初めて息子さんが笑いかけてくれた日の感動など、母親になってから初めて経験することが日々たくさん。息子さんの成長に合わせて、一歩一歩、母親としての経験値を積んでいく様子を新妻さんご本人がつづります。
5ヶ月になったので、自治体主催の離乳食教室に参加
夏に生まれた息子もあっという間に7kgを超えました。生まれた時にはぶかぶかだったお洋服が今やつんつるてん! その成長スピードには驚くばかりです。4ヶ月ごろからは大人が食事をしていると身を乗り出してツバをごっくんと飲みこむようになり、「あーこれはもう食べたいんだろうなぁ」と。
5ヶ月になったタイミングで、まずは自治体が主催する離乳食教室に参加しました。「ほうほう、そうやって食材をこまかくなめらかにしていくわけね。ほうれん草の繊維ってそうやって取るのね!」と非常に勉強になり、帰り道には早速100円ショップに立ち寄ってすり鉢、茶こし、小さなまな板などをお買い上げ。
息子の人生初の一口はスマホで動画撮影
10倍がゆをとろとろにして、さぁ息子待望の一口目です! 人生で初めて食べ物を口にするその瞬間は、スマホを置いてセルフで動画撮影。「どう!?おいしい!?」と興奮する母をよそ目に、本人は警戒しながらぺろっとなめて、「んーなんか味がない…」みたいなリアクション。あれ、想像してたのと違う…(笑)。でも上手にぜーんぶごっくんしてくれたので、「えらいぞ!すごいぞ!」とほめて初日は終了。
そして数日後、そろそろ別の食材もあげてみようかなとほうれん草を与えてみたところ、「…なにこれ!おいしい!!!!」と突然大興奮!(笑) 手足をばたつかせて「もっともっと」とおねだり風に口をぱくぱく。結局用意した分はすべて瞬殺でたいらげてくれて、最後は「え、もうないの?」的に叫び声すらあげておりました。
続く、にんじんにも大興奮していたので、緑黄色野菜が好きなのかも? よく食べてくれて喜ばしいのですが、ほうれん草やにんじんのエキスってお洋服やスタイについたらなかなか取れないんですよね!! 見た目はほうれん草のほうが色が強そうですが、実際しつこいのはにんじん。にんじんは本当に手ごわくて、すぐに洗っても全然取れない! 今は慣れてきてエプロンを着せてさらに首元ぎりぎりまでガーゼをかぶせて…と何重にもガードしていますが、はじめのころににんじんエキスをつけてしまった白っぽいお洋服はすべて残念な感じになりました…がびーん。
将来、息子とおいしいものを食べに行くのが今から楽しみ
今のところお野菜やお豆腐など、どんな食材をあげてもひたすら喜んでくれる食い意地全開な息子ですが、極めつけは白身魚でした。お魚さんをあげようとしたらもう、においだけで目がキラキラ!! 「え、人の目ってこんなに輝くの?」と驚くほどの喜びようで…(笑)。やっぱり動物性タンパク質ってすごいのね~と妙に感心してしまった母なのでした。
自称・ミュージカル界いち食いしん坊な私としては、早く息子と一緒に食卓を囲んだり、外においしいものを食べに行ったりしたいなぁと夢はふくらむばかり。なんとも平凡な夢だわとわれながら笑っちゃいますが、息子を育てていると、そんな平凡な幸せをたくさん見つけられるのです。
今月の買ってよかったもの!
新妻聖子さんが毎月、「買ってよかった」と思ったおすすめベビーグッズを本人撮影のお写真で紹介します!
赤ちゃん用スプーン
すっかりにんじん色に染まっていますが(笑)とても食べさせやすい!
小分け冷凍保存容器
なめらかにした食材を作り置き・保存するために購入。いろいろなサイズを買いましたが、50mlの大きいのが結局いちばん使える!
自治体の離乳食教室に行き、100円ショップなどでグッズをそろえ、ベビー服が汚れてしまったことを嘆く新妻聖子さんの親近感あふれる姿にクスリ。今後も新妻聖子さんの等身大な育児記録を月1でお届けしていきます。どうぞお楽しみに!(取材/ひよこクラブ編集部)
Profile●新妻聖子
1980年生まれ。2003年に5000倍のオーディションを突破して、「レ・ミゼラブル」で初舞台に立つ。その後、数多くのミュージカルに出演。情報番組のコメンテーターなどテレビ出演も多数。2019年3月より全国11か所13公演のコンサートツアーを開催。