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おもちゃは断捨離しなくて大丈夫!たくさんあってもすっきり片づくコツ

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Artfoliophoto/gettyimages

子どもの成長とともにどんどん増える大量のおもちゃ。今は遊ばなくなったおもちゃも、小さいころのわが子が気に入って遊んでいたものだと思うとなかなか捨てられないですよね。そんなおもちゃを限られた収納スペースにうまく納めようと、日々奮闘しているママやパパは多いのではないでしょうか。そこで今回は自身も2児の母である、整理収納アドバイザーの兼平里江さんに「たくさんのおもちゃがすっきり片づくコツ」を聞きました。

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やっぱり断捨離しなくちゃいけないの?

「片づけ=断捨離」と思われがちですが、私は無理に断捨離しなくていいと思っています。おもちゃはお子さんとの思い出でもあるし、今は使わないけど下の子のために取っておきたい、という方も実際には多いです。「物」が「思い出」に変わると、途端に捨てられなくなるんですよね。
そこで私がおすすめしているのは、おもちゃの賞味期限を決めることです。食べ物には賞味期限があるので、捨て時の目安にもなるのですが、おもちゃには賞味期限がないので、なかなか捨てる決心がつかない。
だから、捨てることを迷っているおもちゃは1つのダンボールにまとめて、自分で1年間など賞味期限を設定してしまうんです。その賞味期限までに1度も使うことがなければ捨てる、というルールを決めればすんなり捨てることができますよ。
一度捨てたものは戻ってこないので、むやみに断捨離をするのではなく、捨てる決心がついてから捨てる、ということが大切だと思います。

たくさんのおもちゃをすっきり片づけるには?

おもちゃの適正量を見極める

おもちゃがたくさん出してあるおうちでもよく観察してみると、子どもが遊ぶおもちゃってそのときの月齢や興味によって限られているんですよね。
だから普段出しておくおもちゃの量を決めて、「スタメン」だけを子どもが遊ぶスペースに置く。そのほかのおもちゃは納戸や押し入れにいったん下げる、という方法をとると、おもちゃの散らかりも最小限に抑えられるうえに、子ども自身もお片づけがしやすくなります。
わが家は納戸や押し入れなどの収納スペース以外にも、デッドスペースに突っ張り棒を設置して、軽いおもちゃをそこに置いておくこともあります。
子どもの興味に合わせておもちゃを出したり下げたりすると、部屋はすっきり、子どもの遊びもマンネリになりにくく一石二鳥です。

おもちゃは分類して子どもが片づけられる環境をつくる

【写真は兼平さんの自宅のラベリングされたおもちゃ箱。クリアなファイルケースには電車のおもちゃがずらり。散らかりがちな電車や車のおもちゃが、種類ごとに収納され、わかりやすいくラベリングされているのがわかります】

片づけの基本は「出したら入れる」。これをやっていれば散らからないのですが、そうは言って子どもが「出したら入れる」を完璧にこなすのは無理がありますよね。そこで大切なのが、小さな子どもが片づけやすい、片づけたいと思う環境を作ってあげることです。
おもちゃを種類ごとに分類して子どもでもわかるようにラベリングしてあげたり、ゲーム感覚でお片づけができるようなしくみを作ったりするといいと思います。
あとはおもちゃの指定席を作るのも大事です。収納場所をころころ変えてしまうと子どもはどこにお片づけすればいいのかわからなくなってしまうので、「このおもちゃはここ!」と場所を固定しましょう。

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兼平さんによると、おうちをすっきり片づけるためには、そのおうちで「いちばん片づけが苦手な人(=子ども)」にレベルを合わせるのが重要なんだそうです。小さな子どももママやパパと一緒に片づけができるようになれば、「出したら入れる」という基本がだんだんと身についていきそうですね。

(取材・文・撮影/大月真衣子[ヒャクマンボルト]、ひよこクラブ編集部)

監修/兼平里江さん(整理収納アドバイザー・整理収納教育士)
二児の母。アパレル店舗にて5年間販売職に従事。店舗のストックが整理されていないことによる在庫の管理の煩雑さや、作業効率の悪さに問題を感じ、在職中に整理収納アドバイザーの資格を取得。その後、整理収納アドバイザーとして独立。現在はアパレル店舗を中心に整理収納アドバイスを行なうほか、イベントでの片づけ相談会やセミナーを開催するなど幅広く活動中。

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