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産後うつのリスクも!産後の「眠れない辛さ」はホルモンの変化だけでは乗り切れない!

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産後、授乳や赤ちゃんのお世話で睡眠不足になり、「何はともあれ、寝かせて~!」とSOSを出すママは多いもの。そんな産後のこま切れ睡眠は、ママの体にどんな影響があるのか、どうやって乗りきればいいのか、昭和大学病院附属東病院睡眠医療センターのセンター員で1歳の男の子のママでもある伊田瞳先生に聞いてみました。

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ホルモンの変化だけでこま切れ睡眠を乗りきるのは無理がある

妊娠中の女性は、プロゲステロンやエストロゲンをはじめとしたさまざまなホルモンの分泌が急激に変化し、睡眠に影響を与えます。産後は、とくに赤ちゃんに母乳をあげることで分泌されるプロラクチンの作用などにより、ママは赤ちゃんの睡眠リズムに適応できるといわれています。つまり、こま切れ睡眠でも大丈夫なように体が変化しているという考え方です。
でも睡眠のメカニズムは、メラトニンや成長ホルモンなど、ほかにもさまざまなホルモンや物質が影響するとても複雑なものです。そもそも女性ホルモンの影響は個人差も大きく、それだけでこま切れ睡眠の時期を乗りきれるとするのは、ママの実感としても無理がありますよね。(伊田先生)

パパが起きないのはホルモンのせいではない!?

パパが夜泣きに気づかない・対応してくれなくてイライラ…というママの声も多いですよね。ホルモンの変化がなく、ママに比べてパパは夜泣きに気づきにくいともいわれますが、どちらかといえば環境の要因が大きいでしょう。たとえば、寝ているときに赤ちゃんとの距離がママより遠い、ママが対応する気配に気づいて、安心してまた寝ている…などが考えられます。

睡眠不足を放置するのはとても危険!

睡眠不足は意欲・食欲の低下や胃腸の不調、肌荒れ、疲労感の原因となるだけでなく、長期的には、高血圧・糖尿病(とうにょうびょう)・肥満などのリスクとなります。また、産後のママの命にかかわる産後うつのリスクを増大させることも知られています。産後だからといって、こま切れ睡眠や睡眠不足を放置しておくのはとても危険です。
まず、赤ちゃんのお世話はママ1人で対応せず、人の手を増やすことが第一です。その上で、こま切れでもうまく睡眠をとるには、できるだけ朝起きて、夜眠るという昼夜のリズムを崩さないことが重要です。

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出産のダメージもまだ回復していないところに訪れる産後のこま切れ睡眠。ひよこクラブの読者からは、「寝不足で気持ちが不安定になって、パパとのけんかが増えた」、「赤ちゃんがなかなか眠ってくれず、イライラして背中のトントンが強くなってしまった」「昼近くまで寝ているパパにイラッとした」など、ママたちのリアルな体験談も。「ひよこクラブ5月号」では、「どうしたらこま切れ睡眠で体力を回復できるの?」と題して、伊田先生にママの睡眠のコツや昼夜のリズムを崩さないための過ごし方などを聞いています。(イラスト/ぎゅうにゅう 取材・文/ひよこクラブ編集部)

■監修/伊田瞳先生
昭和大学病院附属東病院睡眠医療センター
2014年昭和大学病院呼吸器アレルギー内科入局。15年に内科認定医を取得。18年より、同病院の睡眠医療センターセンター員と呼吸器アレルギー内科医を兼務。1才の男の子のママです。

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