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産後はすぐに準備を! 赤ちゃんに予防接種はかわいそうじゃない!今、小児科医が伝えたいこと

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kieferpix/gettyimages

赤ちゃんの予防接種はどうして必要? スタートはいつ? 育児雑誌ひよこクラブでもおなじみ、ベテラン小児科医の太田先生が、赤ちゃんとその家族がHappyになるために、知っていてほしい育児の最新情報を発信。
「小児科医 太田文夫が今伝えたいこと」第1回

関連:【予防接種の最新知識3】ホントに安全?ワクチンのことをもっと知ろう

大切な赤ちゃんを守るため、まずできることがワクチン接種

ワクチンで守ることのできる病気のことを“VPD”と言います。私は、VPDから子どもたちを守りたいと考えて活動している会に属している小児科医として、正しい情報を発言することを心がけています。
ワクチンで対応できる病気はそんなに多くありませんが、ワクチンができたことで多くの命を守れる世の中になりました。たとえば、天然痘という病気はワクチンのおかげで地球上から消えてしまいました。そのほか、ポリオ、麻疹(はしか)、風疹等も患者さんがゼロになることを目指してワクチン接種が勧められています。
麻疹については、日本も含め、排除が完成したと認定されている国も出てきています。授かった命を大切にしたい、してほしいと考えると、ワクチン接種が大切なのです。

2カ月の誕生日をワクチンデビュー記念日に!

ではいつからワクチン接種を始めればいいのでしょうか。理想は、できれば妊娠中から関心をもって、赤ちゃんが生まれて名前をつけたら、ワクチン接種の日を決めてほしいと考えています。
私が所属しているワクチンを啓発する会では、“ワクチンデビューは生後2カ月の誕生日”というキャッチコピーを使ってワクチン接種の勧奨をしています。「生後2カ月の誕生日」って変な言葉だと思われるかもしれませんね。でも、これは、2カ月になったら開始できることをさらに強調し、2カ月になったその日からワクチンを打てますよ! 打ってくださいね!!」という思いを込めた言葉なのです。
「え~、2カ月になったらすぐなんて痛くてかわいそう」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、病気はいつかるかわかりません。生後2カ月前にかかることだってあります。

世界には生まれた日にワクチン接種する国もある

地球上には生まれたその日にワクチン接種をする国もたくさんあります。B型肝炎とBCGのワクチンがそうです。結核感染リスクの高い国では、生後数カ月まで待つことが危険因子になりますし、乳児健診などを受けるチャンスの少ない国では、目の前に赤ちゃんがいる時が最初で最後の大切な接種チャンスなのです。だから生まれた日に接種するのです。
B型肝炎も生まれた日に接種する国がたくさんあります。日本でもB型肝炎キャリアのお母さんから生まれた赤ちゃんは生まれた日に接種をしています。けれど、日本はほとんどの妊婦の感染チェックができている国。ほかのワクチンデビューと同時にスタートしても大丈夫だろうということから、B型肝炎キャリアのお母さんではない方の赤ちゃんは、2カ月での接種が推奨されています。2カ月なのにかわいそう…と思うより、2カ月からしか始められなんて!と思うくらいに、ワクチンデビューを待ちこがれてほしいと思います。
お子様の命名が済んで出生届を提出したら、すぐ小児科に電話してワクチンデビューの日を決めてください。次回はデビュー日のおすすめメニューを書こうと思っています。


監修・文:太田文夫先生(構成/ひよこクラブ編集部)

関連;【予防接種の最新知識6】予防接種当日に注意すべきこと

太田文夫先生(おおた小児科院長) 
ワクチンで防げる感染症から子どもを守りたい小児科医。NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会副理事長。B級グルメめぐりが趣味。広島生まれのカープファン。先生が着ている赤いTシャツには、「ワクチン打って麻疹・風疹撲滅」と書いてあります!

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