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保育士が解説。夏の園服選びのポイントは、虫刺され・日焼け・転倒リスクを考えて

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写真提供 相原里紗

少しずつ汗ばむ日が増えてきました。梅雨が明ければ本格的な夏が到来しますね。保育園でも、水遊びスタートするなど、夏の遊びを楽しみ始めます。暑い夏に気になるのが、保育園での子どもの服装。保育園での活動内容を考えながら、保育園の夏服選びを保育士の相原 里紗さんと考えます。

相原 里紗
保育士・のあそびっこプロジェクト 主宰
(株)オールアバウトを経て国家試験で保育士に。親子×のあそび×地域を軸とした「のあそびっこプロジェクト」の他、親子とアウトドアをテーマに、ライティング、イベントの企画運営など幅広く活動中。1歳男児の母。第二子妊娠中。
のあそびっこプロジェクト

関連:ママが楽になる!子どもの衣類の収納方法

夏も外で元気に走り回る!夏の保育内容に合わせた服装選び

梅雨が明けたらあっという間に夏がやってきます。夏の保育園の子どもたちは元気いっぱい。熱中症などにはもちろん留意しつつも、水遊びが始まったり、外遊びをしたりと、子どもの体調と天候に配慮をしながら、活発に遊びます。
春は長袖長ズボンだった服装も、衣替えをして半袖に変えたご家庭も多いのでは?ここで悩むのが、どのような服装で過ごすのが子どもにとって快適なのか、ということだと思います。保育園における夏の服装の基本の考え方について、保育内容と合わせて考えてみましょう。もちろん各園で先生から指示がある場合はそれを取り入れてくださいね!

夏の保育内容について知っておこう!いつもの遊びに水遊びが加わる

春の慌ただしさも落ち着き、保育園にすっかり慣れた夏の子どもたちは、保育園での遊びを落ち着いて楽しみ始めます。
夏の時期の主な活動としては、以下の3つがあります。

・水遊び…年齢に応じて、たらいやシャワー、ジョウロなどで遊ぶ、プールに入るなど、水と触れ合う活動です。絵の具を使ったボディペインティングをや、食紅を水に混ぜたりなどの色遊びを一緒にすることも。

・散歩…春の散歩より少し距離を伸ばして、ちょっと遠くの公園に行くこともあります。公園では、出来るだけ日陰を選ぶように配慮しますが、子どもたちはあまり気にせず楽しみます。昆虫のシーズンでもあるので、虫のいる茂みに近づくことも増えます。

・室内遊び…雨天時や、気温・湿度から危険と判断した場合、警報が出ている場合など、室内で過ごすこともあります。クーラーの設定温度は低すぎないようにし、除湿で快適さを保つところが多いようです。朝夕は外気を入れるなど、外遊びをしない日でも、外気に触れるように心がけます。いつもの遊びの他に、ビニールシートをひいて氷遊びをするなど、夏ならではの遊びをすることもあります。

どの場合においても共通して言えるのは、ほかの季節より着替えの頻度が上がること。水遊びはもちろんですが、散歩でも汗だくになったり、室内でも汗をかいたりします。多めに着替えを入れておくと安心です。

夏の肌着選び。汗を吸い取るものを選ぼう!

季節に関わらず、子どもの肌着選びの基本は、
・肌に優しい素材
・しっかり吸湿(汗を吸い取る)する
・動きやすい
の3つを意識します。

いろんな意見がありますが、個人的な夏のオススメは、シンプルな綿の半袖肌着です。
脇からの汗をしっかりガードできること、肌あたりが優しいこと、綿は吸湿性が高く汗を吸ってくれること、が理由です。綿は着たままだと冷えてしまう点が難点ですが、保育園では汗を掻いたら着替えるので、そこから風邪をひいてしまうという心配は少ないです。この点も保育園で綿の肌着をお勧めする理由です。
また、サイズですが「肌着だし大丈夫!」と思いがちですが、小さすぎる肌着は動きにくいだけでなく、着脱の意欲を阻害します。ぴったり〜少しゆったり目のものを選ぶようにしましょう。

Tシャツは袖あり、ズボンは7分丈がオススメ。虫刺されや転倒のリスクを軽減

Tシャツ、ズボンを選ぶときは、通気性はもちろん、虫刺されや日焼け、さらに転倒などへのリスクも考えましょう。

柄物にも気をつけて!Tシャツ選び

肌着を着ているので、通気性の良い麻(レーヨン)や化繊も選択肢に入ります。タンクトップなどの袖なしも涼しそうですが、脇からの汗や、虫刺され、日焼けを考えると、袖ありのものがオススメです。盲点なのが、プリントの柄物。柄がたくさん入っているものだと、プリント部分の通気性が悪く、汗を余計に書いてしまうこともあります。シンプルなものを選ぶと良いですね。

ズボンは少し長めを選んで怪我を防止

化繊は通気性が良いですが、ズボンは直接肌に触れるので、吸湿性の高い素材、綿やレーヨン(麻)、混合素材を選ぶと良いと思います。一見短パンの方が涼しく快適に過ごせそうですが、活発に動いている時こそ転倒しやすいことを考えると、怪我を軽減してくれるので、ひざ下丈がオススメです。虫のいる茂みに入る時も、虫刺されや木の枝などから足を守ってくれます。

衣服は体を守ってくれる!子どもと一緒に服装を考えよう

季節に合わせた服選びは、四季のある日本ならではの悩みであり、楽しみでもあります。
自分の好みが出てきた子どもとは、しばしば服選びで上手くいかないこともあると思います。
そんなときは、子どもが「どんな衣服でいることが快適な状態か」ということを学ぶチャンスでもあります。
「今日は暑いから半袖がいいと思うよ」「少し涼しいから上着を着ようか」「雨だからレインコートね」「今日は結婚式に行くからかっこいい服を着るよ」など、理由とともに伝えて、自分で選ぶときの基準を考えるきっかけを作っていきたいですね。

関連:捨てる・売る・譲る・保管する…子どものサイズアウトした服どうしてる?

子どもの服装は、必ずしも大人に近いものが快適だとは限りません。特に保育園では、活発に過ごせる服装や、自立への過程のためにあえて汚してもいい服装が「快適」を生み出します。
保育園生活に合わせた服装にすることは、子どもの快適な保育園生活、そして発育発達を促すことにもつながります。是非参考にしてみてくださいね!

(写真提供/相原 里紗)

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