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母乳は出てるの、出てないの? 当たり前じゃなかった私の【母乳育児】

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若い母は彼女の小さな息子を母乳で育てる
Vadym Petrochenko/gettyimages

2人の仲良し姉妹を育てているライターの【Chisato】です。上の子を出産したのは31歳のとき。出産を機に退職し、今は在宅ワークをしています。

産院での母乳育児指導は「とにかく吸わせる」

出産後の入院中の母乳指導では「マッサージなどではなく、とにかく赤ちゃんに吸ってもらって母乳が出るようにしていきましょう」と教わりました。

赤ちゃんが泣いたら“オムツ替え⇒おっぱい”というのを一日繰り返して練習をします。おっぱいのくわえさせ方も難しく、苦労しました。様子を見に来てくれた助産師さんによると「飲み方は大丈夫そうですね」とのこと。

ところが、疲れてしまうのか赤ちゃんがおっぱいの途中で寝てしまうのです。そのため片方しか飲まなかったり、いつまでもくわえて離さず1時間かかっても飲み終わったのかわからなかったり…。これでいいのか全く分からず、とにかく吸わせるという産院の方針に従うのみでした。

母乳が足りないかも? 不安になってミルクを足す

退院後は実家へ里帰りしました。相変わらずおっぱいタイムはどこが終わりなのかまったく分かりません。

だんだんと赤ちゃんも昼間起きている時間が出てきたものの、娘は起きている間はほとんど泣いています。「母乳が足りないのでは?」と不安になり、哺乳瓶とミルクを買ってきてもらい、足すことにしました。ところが、あまりミルクを飲んでくれないのです。

長時間の母乳の後にミルクを足すというのに疲れ果ててしまい、母乳が足りていなければミルク一本にしようと助産師さんにみてもらったときのことです。おっぱいマッサージをしてもらうと、母乳が天井に届くほど吹き出したのです! 「問題なくしっかり出ていますよ」とのこと。それ以来、半信半疑ながら、母乳一本で行くことに決めました。

やはり足りない? 6ヶ月健診で体重増加率の指導が

里帰りから自宅へ戻ったときには、なんとか母乳のみでやれるようになっていました。子どもも体力がついたのか、途中で寝ることが少なくなり、満足すればおっぱいを離してくれるようにもなりました。だんだん母乳育児に自信がついていきました。

ところが、6ヶ月健診を受けたときのこと。「体重増加がちょっと少ないから、ミルクを足してみて!」との指導を受けてしまったのです。せっかく、できかけた自信が崩れ去り、私は落ち込みました。

しかし、指導どおり母乳の後にミルクを足すと、ちょっとしか飲みません。飲まずに遊んでいるだけのことも。もう開き直って、「この子はミルクを必要としていないんだ!」と、混合をやめることにしました。

その後も問題なく成長しましたが、娘は大きくなった今でも食が細く痩せ型です。体重の伸びが少なかったのは体質によるものであったと確信しています。

いろいろと悩んだけれど、ついに卒乳!

1歳近くなったころ、卒乳を考え始めました。離乳食も進み、母乳の量が少なくなってきていると感じた私は、少しずつ母乳の回数を減らすことにしました。

まず、機嫌のよい日中は食後なるべく母乳をあげないところから始めました。夜は寝かしつけを抱っこやトントンで行っていたので、ほぼ問題がなかったのですが、夜中起きてしまったときと、朝起きてすぐおっぱいを欲しがるときが難関。タイミングよく、朝まで眠る日が増えてきて夜中のおっぱいは徐々にクリアしていきました。

朝起きてすぐのおっぱいだけはなかなかやめられなかったのですが、いつの間にか、なくても大丈夫になっていました!

こうして自然卒乳に成功し、悩みの連続だった母乳育児を無事に終えることができたのです。

同じように母乳が足りないかもと悩んでいた方のなかには、毎回体重計で計測している人もいました。かたや、手で絞ればあっという間に哺乳瓶1本分になってしまうほど母乳の出が良い人も。私は助産師さんに診ていただき、何とか母乳育児ができたのでありがたかったのですが、体質もありますし、母乳にこだわらず楽しく育児をするのが一番だと思います。

■その他のママライター体験談はこちら

[Chisato*プロフィール]
2人の女の子を育てています。自分のきょうだいは弟だったので、姉妹は新鮮! すごく仲良しでいつもくっついて、ときにはケンカをする様子をほほえましく見守っている毎日です。娘たちが大人になったら、一緒にショッピングや旅行に行くのを今から楽しみにしています。

■関連:[0カ月]母乳が出るようになったのはいつ?新米ママと赤ちゃんの24時間

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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