生後2~3ケ月になったら親子でTRY! 厳選5つの遊び
赤ちゃんは、ママ・パパと触れ合って遊ぶことが大好き。触れ合い遊びは2~3ケ月から始められます。赤ちゃんはママ・パパと触れ合うことで心のつながりを深めたり、赤ちゃんの声にママ・パパが「ご機嫌なのね~」と反応したりすると「もっと声を出してみよう!」という意欲が高まりやすくなります。そのため2~3ケ月ごろになったら、触れ合い遊びを積極的に取り入れてみて!
2~3ケ月ごろからできるおすすめ遊びを、赤ちゃんの発達や遊びに詳しい、乳幼児教育研究所講師・浅野ななみ先生に教えていただきました。
2~3ケ月ごろにおすすめ! 赤ちゃんが喜ぶ触れ合い遊び5選
2~3ケ月ごろの赤ちゃんにぴったりの、触れ合い遊びや手遊び歌などを紹介! 赤ちゃんの体調がよく、ご機嫌なときに行いましょう。授乳直後は、吐くことがあるので避けてください。
おすすめ1.のーびのび赤ちゃんたいそう3ステップ
(1) 下半身を左右にクイックイッ
片方の脚をもって、もう片方の脚に重ねます。ひざとひざの裏が触れ合うような感じです。浮いたおしりをママ・パパが支えながら、ほんの少し腰を上げるようなポーズに。逆側も同様に行いましょう。寝返りを促す運動にもなります。
(2)上半身を左右にクイックイッ
赤ちゃんの腕に手を添えて、軽く内側に曲げます。腕だけを無理に曲げるのではなく、肩から腕にかけて内側に優しく向ける要領で。逆側も同様に。
(3)のびのび屈伸
赤ちゃんの両足を持って優しく曲げたり、伸ばしたりします。赤ちゃん自身の動きに合わせるのがポイント!
おすすめ2. おなかのピアノ
(1)赤ちゃんのおなかをピアノに見立てて、ママ・パパがピアノを弾くように優しく触ります。リズムをつけて「ポンポンポン…」と速く触ったり、「ジャーン」と弾き終わったまねをしながら、くすぐったりします。
(2)同様に、足をタッチしてもOK。くすぐったり、なでたり、いろいろな感触や強弱のついたリズムが、赤ちゃんには心地よい刺激になります。
おすすめ3. だいすきごっつんこ
「おでことおでこ、ごっつんこ」などと言いながら、ママ・パパのおでこと赤ちゃんのおでこを優しく合わせます。鼻と鼻、手と手など体のいろいろな部分をごっつんさせてみましょう。「〇〇ちゃん、大好き」など愛情表現をしながら触れ合って。
おすすめ4. いっぽんばしの歌
(1)「いっぽんばしこーちょこちょ」と歌いながら、ママ・パパが1本の指で赤ちゃんの体をなでてからくすぐります。
(2)「たたいて」と歌いながら、赤ちゃんのおなかを軽くポンポンたたくしぐさをします。
(3)「つねって」と歌いながら、赤ちゃんの体をつねるまねをします。
(4)「かいだんのぼって」と歌いながら、赤ちゃんの体を2本指で上がっていきます。
(5)「こちょこちょこちょー」と言いながら、赤ちゃんの体をくすぐります。
おすすめ5. お寺のおしょうさん
(1)「せっせっせーのよいよいよい」と、赤ちゃんの手を取って優しく揺らします。
(2)「お寺のおしょうさんがかぼちゃのたねをまきました」と歌いながら、赤ちゃんの体のあちこちを軽くつつきます。
(3)「芽が出てふくらんで」と歌いながら、赤ちゃんの手を取り、膨らますようなしぐさで動かします。
(4)「花が咲いたら」のリズムに合わせて、赤ちゃんの手を開きます。
(5)「あっぷっぷー」で、赤ちゃんのほっぺを手のひらで包むように触ります。
2・3ケ月は、まだ反応が少ない時期ですが、赤ちゃんは触れ合い遊びをすると、五感に刺激を受けます。そのため「笑わないからつまらないのかな!?」などと心配しなくてもOK! 笑わなくても、脳へのいい刺激になっています。ただし、赤ちゃんの体はデリケートなので、手足を引いたり、体を持ち上げたりするときは、力を入れ過ぎずに優しくするのが基本。触れ合い遊びは、赤ちゃんの心と体の発達を促すメリットがあるので「もっと触れ合い遊びをしたい!」というママ・パパは、赤ちゃんとの遊び方がわかる教材を参考にしてみてはいかがでしょうか。
(文・麻生珠恵)
<お話をうかがった先生>
浅野ななみ先生
お茶の水女子大学卒業。東京都公立幼稚園教諭、聖心女子大学講師を経て、現在乳幼児教育研究所講師。
取材協力/こどもちゃれんじ