【0~2ヶ月】首すわり前でもできる!赤ちゃんが喜ぶ触れ合い遊び6選
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触れ合い遊びをすることで、親子の一体感や愛着がはぐくまれるといわれています。でも、低月齢の赤ちゃんは寝ている時間も多く、首もすわっていないため、どう触れ合えばいいかわからないママ・パパも多いでしょう。そこで、0ヶ月、1ヶ月、2ヶ月ごろにできる、おすすめの触れ合い遊びをそれぞれ2つずつ、相模女子大学学芸学部子ども教育学科講師・金元あゆみ先生に教えてもらいました。
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0ヶ月ごろは抱っこをしながら触れ合う遊びを
眠っていることが多い新生児期にできる遊びはなかなか思いつきませんよね。実は、抱っこが重要なカギでした!
[0ヶ月ごろ]すぐできる遊び1:抱っこしてツンツン・ピタッ
抱っこをすることで、親子の愛着関係が築かれていきます。抱っこをしたら、目と目を合わせて声をかけながら、赤ちゃんの顔を指でツンツンしたり、ほっぺ同士をピタッと合わせたりして優しく触れ合いましょう。
[0ヶ月ごろ]すぐできる遊び2:見つめ合って百面相
目を合わせて「べえ」と舌を出してみたり「あーん」と口を大きく開けたりなど、ゆっくりと大きく表情を変えてみせて。この時期の赤ちゃんの視力は0.01程度で、30センチくらいの距離のものがぼんやり見える程度なので、顔を近づけて行いましょう。赤ちゃんはぼんやりとしか見えなくても、いろいろと変わる人の顔に興味津々。その後のコミュニケーションの基盤がつくられていきます。
1ヶ月ごろは感覚を刺激する遊びを
1ヶ月ごろは、感覚を刺激するような遊びがおすすめ。特別なことをせずにできるので試してみて!
[1ヶ月ごろ]すぐできる遊び1:おめめでじ~っ
1ヶ月を過ぎると、カラフルなガラガラなどを顔の中心で見せると、じっと見つめるようになります。赤ちゃんの名前を呼びながら、ちょっと揺らしましょう。「何か動いているぞ!」という感覚が、見つめる力を育てます。
[1ヶ月ごろ]すぐできる遊び2:足の裏をツンツン・クルクル・ギュッ
指や綿棒で足の裏をツンツン、クルクルして刺激すると、反射で足の指をぎゅっと握るように曲げます。こういった感覚を刺激する遊びは、筋肉や脳も刺激。安心できるように、最後に足の裏を優しく手で包み込みましょう。
2ヶ月ごろは体にいっぱい触れてあげられる遊びを
赤ちゃんは、大好きな人に触ってもらうのが大好き。触れ合いながら遊びましょう。
[2ヶ月ごろ]すぐできる遊び1:ばんざーい!
あお向けになった赤ちゃんの目を見て、笑顔で両手を持ち、「ばんざーい!」と言いながらゆっくりと腕を伸ばしてあげましょう。体に触れられる刺激が、自分の体の興味につながるので、体のいろいろな場所に触れてあげるといいでしょう。次第に、自分で体を動かしたり触ったりして遊ぶようになっていきます。ゆっくりとリズミカルに声かけをしながら触れ合うことで、語りかけられる心地よさを感じ、その後の言葉への感覚の育ちにもつながっていきます。
[2ヶ月ごろ]すぐできる遊び2:どこにとまろうかな?
あお向けになった赤ちゃんの顔の前で、少し太さのあるひもをひらひらと上下にゆすったり、ゆらゆら左右に揺らしたりしながらゆっくり移動。「ヒラヒラユラユラ、どこに止まろうかな?」と歌うように語りかけてもいいでしょう。「ここにとーまろ」「みーつけた」などと言って子どもの鼻の上に乗せたり、ほっぺをなでてみたり、体に触れる動きも取り入れて。何度もおこなうと、手足をばたつかせるなど反応するように。また、物の動きを目で追う力も育っていきます。
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特別なことをするのではなく、毎日のちょっとした触れ合いを繰り返すことで、赤ちゃんとの愛着関係をはぐくむことができます。親の声、触る・触られる感覚などが赤ちゃんの脳にもいい刺激になるとのこと。どれもおうちですぐに実践できることなので、ぜひ試してみてくださいね。(取材・文/ひよこクラブ編集部)
■監修:金元あゆみ先生
相模女子大学学芸学部子ども教育学科 講師。専門は保育学、幼児教育学。保育現場での経験から、赤ちゃんが本当に喜ぶ遊びを教えてくださいました。