YouTubeの総再生回数350万回。 話題の音楽ユニットmamakanonに迫る!
ママに寄り添うをテーマに、育児に役立つ音楽動画をYoutubeで発信し続けている話題のママ音楽ユニット・mamakanon。Youtubeの総再生回数350万回という、注目度急上昇中の2人が語る、活動の舞台裏とは⁉
ママになったからこそ作れる曲があると思った
mamakanonは4才の男の子のママ・nonさん(写真左)と、2才と5才の男の子のママ・kanoさん(写真右)によるユニット。それぞれ10代からシンガーソングライター&作詞・作曲家として活動していた同い年のふたりが、家庭をもち妊娠・出産を経て「mamakanon」を結成しました。
―――お二人がmamakanonを始めたきっかけはなんだったのでしょうか?
(nonさん)息子が1才のころ、育児が大変になる一方でどうしても音楽がやりたくて…。10代から音楽仲間で友人だったkanoに、「“ママに寄り添う”をテーマに曲を作ろうよ」と提案。そこから、楽曲に合わせて動画を作る、今のスタイルでの活動が始まりました。
(kanoさん)当時、私は二男を妊娠中でしたが、nonの想いに共感して制作に没頭! 臨月でしたが、2人で30曲作ったほどです。
―――ママと音楽活動、どうやって時間をやりくりしているんですか?
(nonさん) 子どもたちが保育園や幼稚園にいる間が唯一の作業時間です。でも、子どもの発熱などの看病で、数日間作業ができないことも多々あります。
(kanoさん)なんとか時間を作ろうと・・眠る時間を削ったり・・。お互いの状況を相談しながら、自分たちのペースで進めています。大変なときもあるけど、完成した動画を見るとそんな苦労も飛んでいっちゃいます!
babakanonになっても歌い続けたい
シンガーソングライターとしての活動はあっても、実は動画制作はまったく初めてだったというmamakanonのお二人。iPhoneで見よう見真似で撮影ををし、編集してひとつひとつ作り上げてきました。動画に登場する、布で作ったかわいいキャラクターたちや、幻想的な針金アートなども実はオリジナルです。
―――動画の撮影に使う小物は、すべて手作りだそうですね。
(kanoさん)もともと、裁縫や工作は好きなんです。動画の素材は実は、ほぼ100円ショップのものなんです。
(nonさん)動画は、素材を少しずつ動かして変化を出す「コマ撮り」が基本です。iPhoneで一枚一枚撮影して繋げているのですが、作品によっては2000枚以上になることも!
(kanoさん)忙しいママに役立つ動画、子どもたちに楽しく見てもらえる動画を作りたい、試行錯誤の毎日です。
ーーー子どもたちからの反響も大きいのでは?
(nonさん)公開してから、コメント欄に「ぴ」とか「ぽ」みたいな、ひらがなやアルファベットの謎の文字が並ぶようになって。ずっと疑問に思っていましたが、ある日、YouTubeを見ていた息子が、操作ミスでコメント欄に書き込みをしているのを発見! 子どもが間違って押してたんだ、動画を見てくれてるんだ、とすごくうれしくなりました。
(kanoさん)視聴回数は17時から22時までがいちばん多いです。育児の忙しい時間帯に私たちの動画が役立っているのかな、と思うと励みになります。
(nonさん)ベビーマッサージ教室や各方面から曲を使わせてほしいという依頼をいただいているので、いつか、だれでも無料で曲をダウンロードできるしくみをつくりたいですね。児童館や保育園でのボランティアのライブ活動にも力を入れて、ママや子どもに直接触れ合える機会も大事にしていきたいです。
(kanoさん)世界中で歌われる童謡のように、親子に歌い継がれる楽曲を作ることが夢。かなえられるように、今後もがんばります!
インタビュー中、こちらの問いかけに対しても息ぴったりに答えてくれたnonさんとkanoさん。撮影も2人の仲の良さを感じる、和気あいあいとした雰囲気の中で行われました。
ひよこクラブ8月号、9月号では、2号連続でmamakanonのインタビューをご紹介しています。(取材・文/坂井仁美、構成/ひよこクラブ編集部、撮影/成田由香利)
mamakanon
PROFILE
ママカノン/4才の男の子のママ・nonさん(写真左)と、2才と5才の男の子のママ・kanoさん(写真右)によるユニット。それぞれ10代からシンガーソングライター&作詞・作曲家として活動。現在は“ママに寄り添う”をテーマに、育児に役立つ音楽動画を公開中。
mamakanon 公式サイト
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最新動画「思い切り抱きしめよう~忙しいママたちへの応援歌」