腸重積になった話 その2[ハハのさけび #23]
1歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterとInstagramで描いています。
2年の不妊治療を経て子どもを授かり(連載「モヤサバ妊活」)、たくさんの発見があった妊娠期を経て(連載「妊婦のハッケン」)、出産した私(連載「ハハになった日」)。この連載「ハハのさけび」では、育児をする中での気持ちの変化や、母親になって変わった世の中の見方などを書いていきます。親という共通点を持つみなさんに、共感してもらえたら嬉しいです。
腸重積になった話 その2[ハハのさけび #23]
救急外来で腸重積と診断され、すぐ手術を受けることになったムスコ(ハハのさけび#22参照)。手術の内容や、点滴のために腕を拘束することに対する同意書を何枚も書かねばならず、不安の波が押し寄せます。そして手術中は、ムスコの泣き声を聞きながら外で待つこと約30分・・・。もちろん不安ですが、これ以上私にできることはなくて、これでお医者さんに治してもらえるという安堵もある、複雑な心境でした。
手術は無事終了。24時間は再発する可能性が高いとのことで、1泊だけ入院することになりました。疲れきって眠っている穏やかな寝顔を見て、力が抜けましたが、まだ安心はできません。急いで入院の準備をして、また病院に戻ってきました。
ところで、前の日からずっと授乳ができていなかったので、胸がパンパンにはって、めちゃくちゃ痛くなっていました。入院中、授乳の許可が出た時には本当に救われた思いでした。前の日に飲んでくれなかったムスコも勢いよく飲んでくれて、安心して泣きそうになりました。
たった一泊でしたが、入院はとても大変でした。ムスコは慣れないベッドでうまく寝られず、しかも他の子の泣き声で何度も起きてしまいます。逆に、ムスコが泣いてしまって他の子を起こしてしまうこともあり、すごく気を使いました。そして、扱いが難しいベッドの柵と、狭くて固いつきそいベッド・・・。心配する気持ちもあり、一晩中ほとんど眠れず、心身ともに疲れました。。
しばらくは、泣いていると再発したんじゃないかと不安になる日々でした。入院本当に大変だったし、何よりムスコがちゃんと回復するか不安だったし、この一件で、健康のありがたみをすごく感じました!!
無事退院できた後、ムスコが笑顔で遊んでいるのを見て、「この何でもないような健康が、すごく幸せなことなんだなあ」と泣きそうになったのでした。
[わぐり]
2018年4月に息子を出産した34歳。
「ハハのつぶやき」Twitter(@ninputweet)とInstagram(@ninputweet)で、妊娠中から現在の育児中までのイラストを、ほぼ毎日更新しています。