寒さ&結露対策グッズを使って冬のおうちを快適に!

いよいよ冬の寒さが本格的になってきますね。窓や床からの冷気を和らげたり、室温と外気温の差をできるだけ小さくしたりするだけでも、快適に冬を過ごせるようになります。寒さと結露の対策グッズについて、収納コンサルタントでハウスクリーニングアドバイザーの有賀照枝さんに教えてもらいました。
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有賀照枝
収納コンサルタント・ライフアレンジニスト
株式会社ハート・コード代表取締役。部屋磨きは自分磨きをモットーに家事代行サービス・整理収納事業を展開。著書に「片付けが苦手な子が驚くほど変わる本」(青春出版)
窓・ドアの寒さ対策
まずは、窓やドアから入り込む冷気を緩和するグッズをご紹介します。
<すきま風ストッパー>
室内のドア下から入ってくるすきま風や冷気をシャットアウトしてくれるストッパーです。素材が柔らかいので、カッターやハサミで簡単にドアのサイズに合わせてカットできる点と、ドアの開閉時にも床を傷つけることが少ない点が安心して使えます。
<窓ガラス断熱シート>
窓と断熱シートの間にできる空気層を利用して、窓からの冷気を緩和して部屋の温まった熱を逃がさない断熱シートです。見た目はあのプチプチの梱包緩衝材のようです。寒さ対策はもちろん、結露もかなり軽減できます。とくに厚さ7mmがおすすめです。設置もかんたんで、スプレーボトルに水を入れて窓に均一に吹きかけたら、窓に沿って断熱シートを貼り付けていくだけです。失敗しても貼り直しができます。シールで貼るタイプではないので跡残りもなく、季節が変わって断熱シートが必要なくなったらきれいにはがせます。
<窓際用あったかさきープカーテン>
こちらも窓からくる冷気を室内に伝わりにくくしてくれるカーテンです。床面まで十分に垂れる長さなので、冷たい空気がカーテンの下方から入ってくるのを防いでくれます。このカーテンを一番窓側に掛けて使います。「窓ガラス断熱シート」と合わせて使うとより効果的です。
床・部屋の寒さ対策
続いて、床や部屋から伝わる冷気を緩和するグッズです。
<ジョイントマット>
赤ちゃんや小さなお子さんのいるご家庭では、すでにジョイントマットを使っているケースも多いと思いますが、実はこのジョイントマットも寒さ対策に大活躍してくれます。ジョイントマットの厚みが床からの冷えを軽減してくれるので、冬の間はとくに子どものプレイルームだけではなく、床冷えが気になる場所にも上手に活用しましょう。
<保温シート>
床からの冷えが気になる場合は、保温シートもおすすめです。こたつやホットカーペットの熱が下に逃げるのを防いでくれるので、省エネ効果も期待できます。ジョイントマットに比べて薄手なので、段差が気になる場所に使うとよいでしょう。自由にカットできるので、冬場は足元が冷たくなりがちなキッチンマットやバスマットの下に敷いて活用するのもおすすめです。
<間仕切り断熱エコスクリーン>
廊下と階段の間や部屋と通路の間など、ここにドアや扉があれば温まった空気も逃げずに寒さが緩和されるのに…という場所にこのスクリーンを使ってみてください。のれんのような薄い間仕切りですが、1枚あるのとないのでは、体感温度が全然違います。突っ張り棒を使うだけなので設置もかんたんで、丈もハサミでカットできます。
結露対策
最後に、窓の結露対策グッズをご紹介します。
<業務用結露対策テープ>
夏場におきやすいエアコンの結露対策としてプロが使う業務用結露対策テープです。冬場の一般家庭では、結露ができやすい窓やサッシに使うと効果的です。窓にできて流れ落ちた結露を吸水、自然蒸発を繰り返すので、一度貼れば冬の間活躍してくれます。
<結露取りワイパー>
できた結露を取り除くスクイジータイプのグッズです。下から上に沿って結露をすくいとるように動かして使います。ほかに結露対策をしていても結露の量が多い場合にも1本あると便利です。クロスで結露を拭き取ってもよいのですが、絞ったり使ったクロスを乾かしたりメンテナンスも必要になってくるので、忙しいママには手軽にサッと結露を取り除けメンテナンスもほとんど要らないこのワイパーが作業もラクで便利です。取れた結露の量も見えるので、子どもも楽しくお手伝いができると思います。
<ウインドーラジエーター>
コンセントに差すだけで簡単に使える寒さと結露対策ヒーターです。窓とカーテンの間の床に設置して使います。優しい暖かさが下方に溜まりがちな冷気を押し上げてくれるので、窓際の寒さともさよならできます。うっかり赤ちゃんが触ってしまっても火傷をする心配が少ない安心設計になっていて、窓の幅に合わせて伸縮できる点もポイントが高いです。
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寒い時期はつい部屋を閉め切りにしてしまいがちですが、換気をしないと室内の湿度があがって、さらに結露ができやすい状態になり、カビが発生しやすくなるなど悪循環に陥りやすくなります。寒さと結露対策グッズを上手に使いつつ、こまめな換気にも気を配って、冬をかしこく乗り切りましょう。
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