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「冬物洗濯」のラクさは洗濯表示できまる!収納のプロはどう考える?

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容器内のセーターと洗剤のボトル。
Evgeniia Siiankovskaia/gettyimages

冬は日照時間が短く洗濯物も乾きにくい上に、厚手の物が増えて、家事の手間がかかってしまいます。手間がかかる冬物の衣類のお手入れや、洗濯のコツ、衣類の収納方法、お助けファッションについて、整理収納コンサルタントの宮崎 佐智子さんに教えてもらいました。

関連:忙しい毎日にも簡単に取り入れられる!キッチン小掃除(こそうじ)5選

自分整理(R)ナビゲーター 宮﨑佐智子
整理収納アドバイザー。「片付けられない」「片づけ方法がわからない」女性とシニア世代の心に寄り添い、快適な空間、心地いい暮らし作りを支援。企業・団体での講座を数多く開催。また、高齢者や障がい者の生活空間を工務店と介護士などの間に入ってアドバイスするリフォームスタイリスト、服や小物などのコーディネートを個人的にアドバイスするパーソナルコーディネーター、セミナーの講師などとしても活躍。

家で洗える?洗えない?洗濯方法の見分け方

最近の素材は家で洗える物が増えてきましたね。とはいえ、素材にあった取り扱いをしないと衣類を台無しにしてしまいます。家で洗えるのか、洗えないのか、また、洗えるものは洗濯方法の確かめ方を知ることで、衣類を傷めずに気に入った衣類は長く愛用することができます。
平成28年12月から洗濯表示が変わって2年。正しいお洗濯していますか?日本だけで使われていた洗濯表示が海外と同じものに統一されたので、わかりやすくなった反面、以前の表示と比べると種類が22種類から41種類に増えたので、複雑に感じている方も少なくないかもしれません。表示を知って、衣類を正しく取り扱いましょう。

洗濯表示の見方をおさらい

付加記号と数字

・「強さ」基本記号の下に付加。線が増えるほど作用は弱くなる
・「温度」基本記号の中に付加。点が増えるほど温度は高くなる
・「禁止」禁止を表す
・「数字」洗濯液の上限温度を表す

洗濯の仕方についての記号

漂白の仕方についての記号

乾燥の仕方についての記号

アイロンのかけ方についての記号

クリーニングについての記号

消費者庁のホームページで洗濯表示の確認ができます。プリントアウトして、洗濯機に貼っておくと便利です。

新しい洗濯表示

洗濯表示に関する様々な情報も掲載されていますので、参考にされるといいでしょう。お子様向けの説明資料や、すごろく・かるたゲームもありますので、お子様と一緒に学んでみるのもいいですよ。
出典:消費者庁ウェブサイト

冬場の洗濯お助け方法

洗濯機の使い方を工夫することで、早く乾かすことができます。自動洗濯コースに設定しているなら、脱水の時間を見直してみましょう。冬の衣類は厚手のものが多いので、脱水時間を少し長くすることで、乾きを早くすることができます。夏に比べて汗をかきにくく、汚れにくい冬の衣類は、中性洗剤を使用するといいでしょう。
また、空気が乾燥する冬場ニットを着るときに気になるのが静電気。最後のすすぎの時に柔軟剤を投与することで静電気を回避することができ、効果も持続します。

どこに干す?部屋干しの時のポイント

暖房を入れた部屋は湿度が下がるので、洗濯物を乾かすのに向いています。ただしカーテンレールや壁側は、窓や壁に洗濯物がつくことで湿気が長時間含まれたままになり、生乾きの原因になることもあります。こういった場所は避けて干しましょう。
干し方は、暖房の風に平行になるようにつるし、風がまんべんなく当たるようにするのがおすすめです。長いものを外側、短いものを内側にアーチ型になるように干すか、長い・短いものを交互に干す「てきとう干し」にすると、風の流れができて乾きが早いですよ。
サーキュレーター(または扇風機)で風を当てるとより早く乾かすことができます。窓やドアを締め切ったまま干すと、水分を含んだ空気が停滞し湿気がこもってしまいます。時々窓を少し開けるかドアを開けたままにしておくといいでしょう。
また短時間でもいいので天日干しをするといいですね。陽に当てることで紫外線による殺菌効果もあり、繊維に風を通すことで臭いを飛ばしてくれる消臭効果もあります。

衣類の収納方法

片付けの悩みの上位に必ずと言っていいほどランキングされるのがクローゼット。自分にとって使いやすいクローゼットにするには、一般的な片付けの方法が必ずしもいいとは限りません。収納のポイントは、「取り出しやすく」「戻しやすい」「パッと見渡せる」ことです。取り出したはいいけど戻せない場合は、量が多すぎると言えるでしょう。何がどこにあるかわからない、いつも探してばかり、という場合も量が多すぎるかもしれません。いつも使うクローゼットには、稼働している衣類だけ収納するといいですよ。

たたむ?吊るす?ストレスがない方法が一番

洗濯物を取り込んで、たたんで、それぞれの収納場所に収める…衣類を洗濯してから収めるまでいくつものステップを踏んでいます。面倒臭いと思うのは無理もないかもしれません。ならば、面倒でない方法を採用するといいでしょう。自分にとってストレスがない方法が一番です。
衣類の収納方法には、主に「たたむ」「吊るす」「丸める」の3つがあります。たたむのが苦手なら、ハンガーにかけて吊るしてしまうのもあり。洗濯物干しのハンガーから掛けかえるのすら面倒なら、洗濯物干しのハンガーのまま収納してしまうのもありですよ。ただ単にくるくるっと丸めて収納するのもありですね。
「~ねばならない」という思い込みを外すと、楽に片付けを楽しむことができます。

衣類の収納の流れはできている?

洗濯物を取り込んでたたむまではいいけど、それぞれの収納場所に入れるのが面倒で…と積み上げた洗濯物の中から引っ張り出して着ている、という方も少なくないのでは…。
では、なぜ積み上げたままにしているのか。収納場所に衣類がパンパン状態でサッと入れられない、ということはありませんか?どこにしまったらいいかわからない、ということはありませんか?
原因は「着る物と着ない物が混在している」「衣類の量が多すぎる」「定位置が決まっていない」ことにあります。着る物と着ないものに分けることで、衣類の量を減らすことができます。すべての物の定位置を決めて、物の住所を徹底することがとても大事。住所が決まると、出しても戻る場所が決まっているので、流れができます。

時短のための衣類の選び方

冬の衣類は、厚手のものが多くなり、家庭で洗濯ができないものもありますね。色分けして洗濯する手間を省くためにワントーンコーデにしたり、定番の色を何色か厳選しておくといいでしょう。アイロンがけがいらない素材のものにするのも家事時短になりますね。

冬場の洗濯お助けファッション

冬場の洗濯物は乾きにくいものですよね。そもそも乾きやすいファッションを採用することで、時短にもなります。
ウール等の天然素材は乾きが遅く、ポリエステル等の合成繊維は乾きが早いです。近年冬場に大人気のフリースはポリエステル素材で、ウール等の天然素材と比べると断然早く乾きます。防寒着としても大活躍のフリース。乾燥も早いとなると、家事時短にもってこいですね。

関連:ママが楽になる!子どもの衣類の収納方法

正しい洗濯方法を知ることで、お気に入りの衣類を長持ちさせることができますね。
よく使う記号の構成は押さえておくといいでしょう。
冬場の洗濯のコツ、洗濯物の干し方・乾かし方、衣類の収納法のポイントを押さえて家事を楽にこなしましょう。

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