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2017年生まれの84.5%は・・・ 子どもたちの未来をママパパ向けに解説

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子どもの将来の可能性を広げるには、「学びに向かう力」が重要だと言われています。一体どうやって身に付ければいいのでしょうか?

2019年10月に開催された、たまひよのオンラインサロン会員限定イベント「子どもが大人になる未来予想!?~そのとき求められる能力とは~」の内容から、抜粋してご紹介します。

【講師】 邵 勤風(しょう・きんふう)
ベネッセ教育総合研究所  主任研究員
初等中等教育領域を中心に、子ども、保護者、教員を対象とした意識や実態の調査研究に多数携わる。これまで担当した主な調査は、「学習基本調査・国際6都市調査」(2006年~2007年)、「第3回子育て生活基本調査」(2007年~2008年)、「小中学生の学びに関する実態調査」など。近年、子どもの主体的な学びを支える学び方や周囲の支援に関心を持ち、学び方に関する理論研究や実証研究に取り組んでいる。

「うちの子」が生きていく未来は、今と全然違う!

※各種報道・将来予測等を参考にベネッセ教育総合研究所作成

「まずは皆さんに問題です。2017年に生まれた子どもが22世紀まで生きる確率は、何%だと思いますか?

答えは、84.5%です(※)。2017年生まれの子どもの、8割以上が22世紀まで生きると考えられます。この表は100年をイメージした年表です。子どもが大学を卒業するのは、2039年。そして、就業する頃、日本のGDPは現在の3位から9位に後退し、人口も経済力も減ると予測されています。

さらに、2050年にはアジアの人口が頂点に達し、その後はアフリカの人口増加が加速する見込みであるため、世界の中心はアジアからアフリカへ。2017年に生まれた子どもが将来アジアやアメリカ、ヨーロッパ圏、アフリカと、今よりもっと世界の様々な方々と一緒に働くかもしれません。

また、人工知能も発達するため、AIとともに働く仕事も増えていくでしょう。普段の生活のなかでも、人工知能を活用する機会が格段に増えると言われています。つまり、これからは人間だけではなく、AIとも共生・共存していかないといけない時代となる。このような社会環境の中で、日本の子どもたちは、どのような力を身につければよいのでしょうか?」

※2017年生まれの子どもの生存率予測は、国立社会保障・人口問題研究所のデータを用いてベネッセ教育総合研究所が算出。最大に見積もった値(出生高位・死亡低位)である。

「小・中・高・大」以外の新しい選択肢って何?

「さまざまな時代の変化を見越して、日本では2020年に教育改革が始まります。今までは知識や技能の習得が中心でしたが、今後は、未知の状況にも対応できる『思考力・判断力・表現力』や『学びに向かう力・人間性』が、“学力の定義”に加わります。

例えば学校の授業は、すでに教師主導の講義形式から表現活動を取り入れた授業になり、計算や漢字などの反復的な練習が減ってグループ活動を取り入れた授業へと変化しつつあります。さらに2020年度から小学校では3・4年から外国語活動が始まり、プログラミング教育も必修化される予定です。

また、単純に小学校から中学校、また中学校から高校、さらに大学へという今までの進学スタイルも、少しずつ変わり始めています。

たとえば、中学校へ入学するときに環境の変化についていけず、いじめが起きたりや不登校になったりする『中1ギャップ』の現象を解消し、より小中接続を円滑にし、子どもの発達や学びの連続性を保障するために、小中一貫校や義務教育学校が設置されるようになりました。

さらに、国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を重点的に行う高校や、卒業後に海外の大学の入学資格が得られるカリキュラムを組んでいる『国際バカロレア認定校』なども徐々に増えています。学校制度の改革で、進路選択のルートが多様化し、選択肢は年々増えています。」

乳幼児期から準備をするなら「読み聞かせ」がおすすめ

「自分に合った人生を歩むためにも、子どもには希望通りの進路に進ませてあげたいですよね。自主的に学び、自分の意志で進路を選んでいく力を育むには、どうすればよいのでしょうか?

ベネッセ教育総研の調査では、乳幼児期の2つの経験が「学びに向かう力」を伸ばすことや将来、子どもの論理的思考力につながることがわかりました。

1つ目は、「遊びこむ経験」です。幼児期で、「遊びこむ経験」が多かった子どものほうが、「協調性」や「がんばる力」、「好奇心」が高いことがわかりました。

2つ目は、「読み聞かせ」経験です。就学前、保護者の読み聞かせの頻度が高かった子どもほど小1〜小3で読書時間が長くなることがわかりました。さらにこの調査では、読書時間の長い子どもは成績がよく、論理的思考力も高いという結果が出ています。」

読書の効果

データ出典:東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所「子どもの生活と学びに関する親子パネル2018」
https://berd.benesse.jp/shotouchutou/research/detail1.php?id=5437




就学前の読み聞かせの効果

データ出典:東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所「子どもの生活と学びに関する親子パネル2018」https://berd.benesse.jp/shotouchutou/research/detail1.php?id=5437

「保護者も毎日忙しいと思いますが、少しでも時間を作って、読み聞かせをしたり、子どもの『遊び込む』経験を増やしたりすることができるといいですね。何よりもまずは保護者自身が新しい『ワクワク』を見つけようという気持ちで、読み聞かせを楽しんでみてはいかがでしょうか?そして子どもと一緒に日々親として成長していけるといいですね。」

(文/華井由利奈・たまひよONLINE編集部)

この記事は、2019年10月に開催された、たまひよのオンラインサロン会員限定講座 「子どもが大人になる未来予想!?~そのとき求められる能力とは~」の内容を抜粋したものです。

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