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ママ友づきあい。小学校に行くと、どう変わる?

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kuppa_rock/gettyimages

子どもが小学校にあがると、近隣で異なる保育園や幼稚園に通っていた子たちが同じ小学校に通うようになり、新しい関係が生まれます。同時に、ママ同士の新たな出会いも増えることでしょう。子どもが小学生になると、ママ友づきあいはどう変わるのでしょうか。子育てアドバイザーの長島ともこさんといっしょに考えていきましょう。

園から小学校。ママ友づきあいはこう変わる

子どもを保育園に通わせていた働いているママ、幼稚園などに通わせていた専業主婦ママやパートママ。ママたちの集まりも子どもが小学校に入学すると、園時代とは違い、“働き方が異なるママたちのコミュニティ”となります。

学童を利用する場合はお迎えが必要なケースもありますが、それ以外の子は通学に送迎の必要がなくなりす。そのため、ママ同士が顔を合わせる機会は園時代と比べてグンと減ります。

クラスや学年単位で、先生が学校や子どもたちの様子について伝える保護者会が開かれたり、保護者の懇親会が開催されたりもしますが、いずれも「平日の日中」というケースが少なくありません。フルタイムで働くママの出席率は低く、「出席メンバーはいつも大体同じ」というパターンも。

このようなことから、子どもが小学生になると、ママ友づきあいは「減る」と感じるママが多いようです。

とはいえ、特に低学年時代はわが子が宿題や持ち物をしっかり把握していないときなど、気軽に聞けるママ友がいたら心強いでしょう。お友達関係などでトラブルが起こったときも、気兼ねなく相談できるママ友の存在は、心の支えになります。

自分に無理をしてまでママ友を作る必要はありませんが、学校の集まりには可能な範囲で参加し、時と場合に応じて「○○○の母です。息子(娘)の△△△がいつもお世話になっています」などとあいさつを。それがきっかけとなって共通の話題に発展し、新しいおつきあいが生まれることもあります。

子どもが小学生になると、どんなきっかけでママ友ができるの?

小学生の子どものママの、ママ友ができるきっかけについてはどんな場合があるのでしょうか。

子ども同士が仲良くなる

子ども同士が仲良くなると、学校から帰宅後、お互いの家に遊びに行く機会が増えます。それをきっかけに、ママ同士の交流が始まることもあります。

PTA活動に参加する

PTA活動に参加すると、定例会などでPTA室に足を運び、同じ活動に参加するママ達と知り合うことができます。活動を続けるうち、気が合うママとの出会いがあるかもしれません。

地区班の集まりや活動に参加する

自宅の場所によって「地区班」に分かれ、通学路の安全を見直す会を開いたり、パトロールを行ったりする小学校もあります。その活動に参加することで、近所に住むママと知り合うことができます。

子どもがスポーツ少年団に入会する

野球やサッカー、ミニバスケットなど、小学校によってはスポーツ少年団が存在し、子どもが入会することも。その少年団の保護者会への参加や、試合の応援を通してママ友ができることもあります。

保護者サークルに入会する

学校により異なりますが、ママさんバレー、ママさん卓球、園芸など、保護者対象のサークルが存在することも。興味のあるサークルに入会することで、新しい出会いが生まれます。

小学校でのママ友づきあいのポイント

子どもは成長とともに、自分でできることがどんどん増え、園時代のような“お世話”をする機会は少しずつ減っていきます。

しかし、勉強がはじまったり、親の見守りなしで友達と遊んだりして、新しい世界に足を踏み入れる子どもたちは「楽しい」「嬉しい」だけでなく「くやしい」「悲しい」「怒り」など、これまで以上にさまざまな感情と向き合うことになります。
そんな子どもの様子を見て、親は、園時代とはまた違う悩みや不安が出てくることもあるでしょう。

そんなとき、家族以外に子育ての悩みや不安をざっくばらんに相談できるママ友が一人でもいると、救われることが多いと思います。

「ママ友づきあい」に対する価値観は、当たり前ですがそれぞれ異なります。
「子どもが新しい世界に入ったから、ママ友とも新しい出会いを期待する」というよりは、
「子どもが通う学校には、どんな保護者がいるのかな」
「学校や、子どもたちの成長のために、お手伝いできることはあるかな」
くらいの気持ちで学校に足を運び、自分のペースで、しかし前向きに、ママ同士のコミュニケーションを楽しめたらいいですね。

小学校では、園時代とは異なる保護者のコミュニティになります。クラス、地域、放課後の習い事、PTA、学童など、さまざまな場面で集まりがあります。無理なく可能な範囲で参加し、出会いを楽しみましょう。

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