年少さんの64%は「ひらがな」の勉強を始めている!?
好奇心いっぱいの年少さんは、まわりのお友だちから刺激を受けるなど、ちょっとしたきっかけで、自ら“学びたい!”と意欲的に思う時期です。そんな気持ちが芽生え始めたら、園生活でも触れることが多い“ひらがな”を、まずは教えてみませんか。
ひらがな学習★3歳児ママたちの体験談
「ひらがなっていつから教えたらいいの?」「園におまかせではダメ?」
というママやパパもいるかも知れませんが、3歳になるとひらがなを教え始める家庭が増えてきます。3歳の子をもつママの声を紹介します。
●保育園の連絡帳を見て、「○○くんって書いているね!」と、文字に興味を示し、少し読めるようになってきたので、ひらがなポスターをお風呂に貼って、毎日、パパと声に出して読んでいます。
●3歳8カ月ですが、ひらがなはほとんど読めます。書けるのは、自分の下の名前ぐらい。うちの子は、ひらがなパズルが大好きで、繰り返し遊んでいるうちに自然と覚えました。パズルやかるたなど、遊びにすると覚えやすいと思います。
また年少さんのママに「ひらがなの学習を始めていますか?」と聞いた*ところ、
もう始めている 64%
まだ始めていない・わからない 36%
という結果が!
始めているママたちからは、「ひらがなが読めると、幼稚園で自分の持ち物がわかる」など、生活のなかで非常に役立つという声が聞かれました。
*2017年12月<こどもちゃれんじ>「ひらがな・数に関する調査」より。回答数:2013年度生まれのお子さまを持つ方155名。
よくある“ひらがなのつまずき!”どうしたらいい?
家庭で「ひらがな」を教えていて悩むのが、なかなか覚えてくれないなどうまくいかないときです。よくあるケースと解決のコツを紹介します。
case1 「ありの“あ”だよと、“あ”から順番に教えても、なかなか興味をもってくれません
そんなときは“あ”からにこだわらず、自分の名前など、子どもが興味を示しそうな文字から教えてみましょう。自分の名前が読めると、「お友だちやママの名前も読みたい!」と読めるひらがなが増えていきます。
case2 自分の名前の「はると」は読めるのに、「はと」が読めません
「はると」という文字を1つの絵として覚えているのでしょう。「はると」は「は」「る」「と」という3文字でできていることを理解させることがポイントです。
ゲーム感覚で楽しくひらがなをマスター
年少さんにひらがなを教えるときのポイントは、「“あ”のつく言葉をいくつ言えるかな?」などゲームなどにして、楽しく学ぶ工夫をすることです。
また1つの音に1つの文字を当てはめる”音節分解”から始め、音と文字を対応させていくなど、正しいステップを踏んで教えていくことが必要です。そうすることで、楽しくスムーズにひらがなが覚えられます。
ひらがなは継続して学ぶことで、力がついていきます。ママやパパが、そばにいて教えないとできないときでも1人で遊べる工夫のある教材等を探してみるといいかもしれません。(取材・文/麻生珠恵)
取材協力/こどもちゃれんじ
*文中のコメントは口コミサイト「ウイメンズパーク」の投稿からの抜粋です。