貯めたい!でも貯まらない!ママたちの貯金の現実
「愛はお金で買えない」と言われたり、「お金で買えないものなんてない」と言われたり、どっちなの!?と思ってしまいますが、おそらく「お金なんかもういらない」と思ってる子育て中のママはほとんどいないですよね? なんだかんだと日々お金が出ていくのが「子育て」の現実。
全国のウィメンズパーク会員に「毎年いくらくらい貯金するのが理想ですか?」というアンケートを実施したところ
1位 100~300万円未満 39.5%
2位 50~100万円未満 22.5%
3位 300~500万円未満 9.4%
という結果に。
※口コミサイト「ウィメンズパーク」会員5,946名回答。2018年6-7月実施。
なお、同じママたちに「実際は毎年いくらくらい貯金してますか?」と聞いた結果は、
1位 50~100万円未満 24.2%
2位 100~300万円未満 21.9%
3位 10~50万円未満 20.9%
「理想通りとはいかなくても50万円以上貯金しているママが多いのね……」と焦りますが、「1~10万円未満」(11.8%)と「していない」(16.4%)を合わせると28.2%。やはり子育てしながら貯金をするのはなかなか難しいということです。
ママたちは、貯金っていくらあればいいと考えているのでしょう? 『ウィメンズパーク』のママたちの「貯金」に対する考え方を集めてみました。
貯金って、いくらあればいいの?
多くの人がこれからの生活のためを考えて貯金をしていると思います。「老後の生活には2000万円」「子どもの教育費はひとりあたり1000万円」とも言われていますが、みんな一体いくらくらいを目指して貯金しているのでしょうか?
教育費+老後の生活費+αで5000万が目標
「うちは子どもひとりなので、教育費は1000万が目標です。老後のためには2000万。これに加えて車の買い替え費用や住宅メンテナンスなども。そして教育費以外にも子どもにお金がいりますよね。5000万あれば、とりあえず安心かな?と漠然と思っています。だけど老後施設に入るとなるとさらに必要?」
進路次第では「1000万円」じゃ足りません!
「最近痛感していることのは『教育費1000万円じゃ足りない』ってことです。うちの子が希望する進路だと、学費だけで1150万円。学費以外にもかかるお金はまだまだありそうです。入学するためにも塾に通えばお金がかかるし。いくら貯めたら安心できるんだろうと思ってしまいます」
貯金が難しいなら、せめて「健康」でいよう
「いくらあれば安心かと言うなら、私個人が思うのは1億円です。でも現実的にそんな金額貯めるのは難しい! 貯めても出ていくし、収入は年齢とともに減る一方。だからこそできるだけ健康でいようと思ってます。お金がなくても生きていけるように考えなくては!」
「貯金」と考えていいのはどこまで?
「貯金」と言ってもお金の貯め方はさまざま。貯金用の銀行口座にどんどん入れていく形もあれば、積立預金、定期預金も。一方投資や会社での財形貯蓄、保険だって種類によっては「貯金」と言えそう。ママたちはどこまでを「貯金」と考えてる?
学資保険と投資は「ない」ことに
「学資保険と投資は貯金に入れてません。もちろん多少あてにはしてますが、『ない』と思っていたほうが手にした時にうれしいので」
項目に分けて「貯金」してます
毎月積み立て口座に『教育』『家修繕』『車』『旅行』と項目別で積み立ててます。それは全部貯金です。必要な時期に必要な金額が貯まるように毎月金額を細かく設定してあります。普通口座に入っているのは特別費用で、家電購入や車検や税金に使います」
動かせるお金はすべて「貯金」ということで
「子どもの教育費が進路次第でいらなくなるかもしれないし、車も運転しなくなるかも。逆にまさかの出来事で貯めたお金をすべて使う可能性だってある。ある程度は用途別に貯めてますが、用途通りに使われるかはその時までわからない! 今動かすことのできるお金は貯金でいい気がします」
「貯めるため」のリアルな生活は?
スムーズに貯金できればいいのですが、なかなか貯まらないのが現実…。みんな生活費の配分など、どうやりくりをして、何を意識して貯金に回しているのでしょうか? これが貯金に対するリアルな声!
年間130万円で頑張ってます!
「子どもは未就学児2人。夫婦共働きです。残額5400万円のローンも組んでいますが、今は年間130万の貯金で精一杯……。もっと貯金のペースをあげるべきだとはわかっていますが、なかなかできません」
今必要な時間にお金を使う
「子どもはひとりですが、小学生の現在は預け場所を兼ねた習い事+学童で7万ちょっとかかっています。中学生になったらこのお金がそのまま塾代になるはず。買い物もスーパーに行く時間が惜しいので割高ですが宅配に。時間をお金で買っている感覚です」
手取りの半分で生活すれば貯まるはず
「貯金は手取りの3割目標。2割ならまあ合格点だと私は思ってます。残りの7割のうち1割ずつは夫婦のおこづかい、残りの5割で生活するイメージです。無駄な外食をやめるだけでも出費は減りますよ!」
貯金の道も一歩から!「●万円貯めなきゃ!」「普通預金より投資?」と考え出すとなかなか動けませんが、まずは普段の生活の無駄な出費を減らしていくことなのかも。わたしもコツコツ頑張ります!
(文・古川はる香)
※文中のコメントは、『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。