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「夫を捨てたい。」と思いつめた妻、夫が、変化したきっかけとは…?!著者インタビュー

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Instagramの投稿漫画が多くの女性の共感を得て話題となった4児のママ、いくたはなさん。600万PVの大人気WEBマンガが、育児中のママたちの共感をあつめ書籍にもなりました。タイトルは、ずばり『夫を捨てたい。』。家事はすべて妻任せが当たり前。つわりを我慢して、仕事に家事にがんばる妻を横目に、夫は週に何度も飲み会に参加し、朝帰り。そんな寄り添ってくれない夫への不満を貯めこみ日々悩む母親の不安と葛藤、そして家族としての成長を描いたコミックです。
今回は、『夫を捨てたい。』の著者・いくたはなさんのインタビュー後編をお届けします。夫が変わったきっかけや、育児と仕事を両立するためのコツについて聞きしました。

プロフィール / いくたはな

育児に仕事に奔走する母。
会社員として働きながら、育児の体験談や夫婦の出来事をイラストや漫画で描き、インスタグラムに投稿。2016年から始めたインスタグラムのアカウントのフォロワーは、19万人(2020年9月現在)にのぼる。著書に『夫を捨てたい。』(祥伝社)
Instagram @iktaa222

子どもと1対1で過ごす時間に夫がだんだん…

家事はすべて妻任せが当たり前。つわりを我慢して、仕事に家事にがんばる妻に寄り添ってくれない夫。育休中の負い目もあり、いろいろ飲み込んでしまったいくたさん。

――父親として夫が変わってきたなと感じたのはいつからですか?

いくたさん(以下敬称略) 大きな変化を感じたのは、次男の出産時、私が入院していたときですね。夫は息子と1対1で、1週間過ごす時間があったのですが、そこで初めて私がそれまで言っていたことが理解できたようです。実体験したことで、本人のなかで納得できたというか。

――子どもの面倒をみることの大変さに気づいた?

いくた はい。その1週間はとても大変な思いをしたようです。子どもが不安で泣いていても、その理由が分からず自分も不安になったり。泣く子どもの姿を見て、夫も一緒に泣いてしまったようです。私がいつも不安な気持ちを抱えていたことに、その時気づいてくれたようで、「これからは一緒に頑張らせてください」とメールをくれました。おかげで安心して退院することが出来ました。

入院中にメールで

――その後旦那さんは、具体的にどんな風に育児に協力してくれるようになったのでしょうか?

いくた 子どもの保育園の準備をしてくれたり、朝食を用意してくれたり。週末には子どもたちを公園に連れて行ったりと、私への負担を少しでも軽くしようと頑張ってくれています。

ワンチームで子育て中

――4人のお子さん全員をですか!?

いくた さすがにそれは難しいので(笑)3人はパパと一緒に公園に、一番下の子は私と家に、などと分担できるようになりました。それだけでもだいぶ楽になり、とても助かっています。

――夫担当の家事などはありますか?

いくた 洗濯は夫が担当するようになりましたね。

――本のなかで洗濯物の干し方について揉めたエピソードがありましたね!

いくた そうなんです。妊娠中、悪阻がひどいなか頑張って干した洗濯物の干し方に文句を言われ、思わずキレてしまいました(笑) そんなこともあって、今では夫が洗濯担当になりました。

育児と仕事の両立のコツは、無理をし過ぎないこと? 

――4人のお子さんを育てながらの会社員生活は大変だと思いますが、何かコツなどはあるのでしょうか?

いくた コツと言えるほどのことはありませんが、勤務先では任せてもらう仕事を替えてもらいました。小さな子は急に熱がでてしまったり、どうしてもお休みや早退しなければならないことがあります。そのため、急な対応が必要になるような仕事ではなく、時間がある時にある程度まとめてできるような仕事を振ってもらうようになりました。そうしたことで、会社に対しても負い目を感じることもなくなりました。これも、理解のある会社のおかげですね。もちろん夫のサポートのおかげでもあります。

ワンチームで子育て

――それでも疲れを感じてしまうこともありますよね。


いくた そうですね。そんな時は、自分のために休む時間を取ることも大切だと思います。数時間でも一人になる時間を確保したり、許される状況ならば、思い切ってお休みをもらったり。無理をし過ぎてしまっては、結局は自分にも周りにも良い影響はありませんから。
私は夫と話し合い、1年に1度の楽しみとして、1泊2日の旅行にいくようになりました。その日だけは、子どもを夫に任せ、私は私の両親・妹と旅行に。金沢や台湾にも行くことができました。その間夫は、子どもたちと彼の実家へお泊り。ご両親も喜んでくれているようです。

――いくたさんはもちろん、旦那さんのご両親も嬉しい、みんなが嬉しいご褒美ですね。

いくた 子どもたちも、おばあちゃんたちに会えると喜んでいます。もちろん、任せる相手がいないママたちもいらっしゃると思います。しかし出来る範囲でいいので、たまには自分を甘やかしてあげる時間を作ってほしいですね。無理をし続けてしまうと、私のようにいつか爆発することになってしまうかも…。ぜひ旦那さんといろいろ話し合ってみてください。


取材・文/女子部JAPAN(おぜきめぐみ)


現在は、夫と一緒にワンチームとして子育てを楽しんでいるといういくたさん。お互いの想いをその都度話し合うことで、時間をかけながら徐々に今の家族としての形が出来上がってきたそうです。あらためて、自分の気持ちや考えを言葉にすることの大切さに気づかされた、そんな取材となりました。いくたさんは今後も家族のエピソードをInstagramに投稿されるとのこと。ぜひチェックしてみてくださいね。

『夫を捨てたい。』(祥伝社)

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