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子どもが病気、仕事はどうする!?働くママたちの対策&専門家に聞く職場への配慮

paulaphoto/gettyimages

仕事をしているママ・パパの悩みごとのひとつ、お子さんの急な病気や体調不良。特に子どもが小さいうちは病気になる頻度が多く、有給休暇が足りなかったという声も。
そんな緊急時に備えて、先輩ママたちがどんな準備をしているのか紹介するとともに、職場でやっておきたいことについて、女性の就労支援を続けるキャリアコンサルタントの上田晶美さんに聞きました。

身内でまかなうか専門家に託すか、事前に決めておこう

子どもの急病で保育園などを休まなければいけない場合の対応には、主に次の3つの方法があります。

■ ママ・パパ・祖父母(親族)がみる

ママとパパ、交代で休みをとって看病するケースは今も昔も主流です。1日交代だったり、半日交代だったり、仕事の都合をみて夫婦で相談して決めたり。夫婦だけでなく、そこに祖父母などの親族にも手助けしてもらえると、1人が休む頻度が減るので助かりますね。
育休復帰の前から、子どもの病気の時に手伝ってもらえるか相談しておき、診察券や健康保険証、医療証などのありかや子どもの持病・アレルギーなどについて共有しておくと安心です。
ママとパパが交代でみる場合も、その場その場で決めるともめたり、どちらか一方に負担偏ったりすることもあるので、交代のルールなどをあらかじめ決めておきましょう。
また、勤めている会社が在宅ワークやリモートワークをとり入れていれば、看病しながら自宅で仕事をできる場合があるので、会社の制度や規則も確認しておきましょう。

■ 病児・病後児保育を利用する

病児・病後児保育は、子どもが病気または病後に利用することのできる施設です。医療機関併設型や保育園併設型、派遣型など形態は様々ですが、どの施設も看護師や看護資格を持つスタッフが対応するので安心です。
ただし、事前に登録しておく必要があり、1日の受け入れ人数にも限りがあるので要注意。利用したい施設を確認し、登録しておきましょう。
全国の病児・病後児保育施設は一般社団法人 全国病児保育協議会のホームページで探すことが可能です。

加盟施設一覧ページはこちら:https://byoujihoiku.net/list

■ 病児シッターを依頼する

まだ一部地域に限られていますが、病気や回復期で保育園などへ子どもが行けない時に特化したシッターサービスもあります。専門的な研修を受けたシッターが自宅に来て、子どもをみていてくれます。
料金は病児・病後児保育よりもやや高めのところが多いのですが、その分、各家庭の細やかな要望に対応してくれるケースが多いです。

子どもの病気時、ママたちの対応は?

ではここからは、ママたちが実際にどう乗り切ったか、リアルな体験談と乗り越えポイントを紹介しましょう。

■ 初年度、有休はフルに使いました

「私の場合、夫は単身赴任、実家・義実家は県外で頼れる人がいなかったので、復帰の初年度は何日休んだかわかりません…。
生後5カ月から保育園へ行き、復職直後に水ぼうそう、おたふく風邪、熱性痙攣と約1カ月休みました。
病児保育は必ず預けられるわけではありません。満員の場合は予約のキャンセル待ちをしなければいけないし、症状次第では『この段階では無理』と断られることもありました。
理解のある上司のおかげでなんとか乗り切れましたが、有休をすべて使ったと思います」

■ 病児保育の利用がしやすい地域だと安心

「病児保育の予約が取りやすい地域だったので、病気が理由で有休が減ることはほとんどなかったです。
だから、利用したいと思っている病児保育施設を健康なうちに一度下見しておくことをおすすめします。施設の雰囲気や予約の取り方など、いろいろ教えてもらえて助かりました」

■ 土日は疲れないようにゆっくり過ごして体力温存を

「我が子は1歳から保育園でしたが、保育園を病気で休んだのは15日くらいです。小規模園で感染症などの対応が細やかで、子ども自身も比較的丈夫だったのでよかったです。休んだ15日のうち、5日を病児保育とシッターにお願いし、私が会社を休んだのは10日ほど。

ただ、それ以外にも予防接種で半休をとったり、保育園からの急な呼び出しがあって早退したりといったこともありました。
正直1年過ごしてみないと、どのくらい休むことになるのか、わかりませんね。最初の1年は親も子どもも慣れない環境のなか、疲れがちだと思います。土日はあまり出かけずにゆっくり過ごすのもいいと思います」

■ 子どもに無理はさせずに

「3人の子育てを経た我が家の場合、
・初日と翌日は夫婦が1日ずつ休む
・3日目以降は病児保育へ預ける
というスタイルが定着しつつあります。その結果、子どもの病気のために有休を使うのは年間10日以内におさまっています。
病児保育は、使えるなら積極的に使ってみたほうがいいと思います。重症な時にはじめて利用すると、子どもも大変だと思うので」

■ 病児シッターを依頼する

「平熱36.6℃の娘が朝の検温で37.0℃だった時に、迷った末に病児保育に預けたら、10時過ぎに38℃を超えたため、再診察と投薬開始をする旨の連絡がきたことがあります。
私は、症状が軽かったり、あと1日様子をみても大丈夫だと感じたりしても、朝なにか体調悪そうだった時は、病児保育に連絡してお願いするようにしています」

リアルな体験談ですね。仕事も大事ですが、一番はお子さんの負担を減らすことだと思うので、病気の時の態勢はぜひしっかりと整えておきたいもの。
では最後に、職場ではどんな工夫をしておくといいのか、キャリアコンサルタント・上田晶美さんのアドバイスを紹介します。

子どもの病気に備えて!キャリアコンサルタントに聞く、職場への配慮

「お子さんの病気で急に休んだり遅刻や早退をする経験は、誰もが経験することですね。お休み自体は100%避けられることではないので、急なお休みをしても仕事に支障のないように、日頃から心がけておくことが鉄則。
何がどこにあるのかをわかりやすく整理しておくとか、自分の業務を見える化しておくとか、帰る時には必ず『仕事はここまでやってある』とメモを置いておくとか、誰かに伝えておく、といった工夫が必要です。
仕事の資料やデータがどこにあるか、どこまで進んでいて、いつまでに済ませる必要があるかがわかれば、誰かに引き継ぎをするときにスムーズですし、周囲も協力しやすくなります。

私の場合は、帰る時に仕事の進行をメモに書いて貼って帰るようにしています。また、社内コミュニケーションツールにタスクごとに情報を整理して共有しておくようにもしています。進行中のデータはクラウドに保存しておくとか、メールですぐに共有できるようにしておくなど、職場ごとにやりやすい方法をとってくださいね。

あとは、『保育園で今、インフルエンザが流行っている』という情報は、それとなく、職場で話しておくといいでしょう。『そうなのか、いつ子どもがうつるかわからない状態なんだな』と周囲の人もインプットしておくことができますから。

以前は、職場で子どものことは一切話さないほうがいいという時代もありました。仕事中に子どもとのエピソードばかり話されても困りますが、共働き家庭が増えてきた今、家族のことをお互いに知っていたほうがスムーズなことは多いので、最近は職場の定期面談でもプライベートなことまで話すように変わってきています。
日頃から話していれば、両立というのは大変なんだとそれとなく伝わりますし、『子どもの急病にそなえてはいますが、こういう理由で、もしもの時は急にお休みすることがあるかもしれません』というように伝えておくほうが、周囲も納得しやすいと思います」

子どものことを職場で話すというよりは、リスクを事前に伝えておくということなんですね。
もちろん、急なお休みなどで代わりに仕事をやってくれた人には感謝をし、あとで恩返しができるように心がけたいもの。
職場での良い関係を築いておくことが、もしもの時に手助けしてくれる環境作りの第一歩なのかもしれません。

上田晶美さん
株式会社ハナマルキャリアコンサルタント総合研究所代表。財団法人女性労働協会理事。日本初のキャリアコンサルタントとして、1993年から就職、転職、再就職など多くの女性の仕事の相談にのってきた。現在は、大妻女子大学、日本女子大学の非常勤講師を務めながら、全国の大学や自治体で年間に100講演。また、自身のサイトやYouTube#ハナマルチャンネルで面接指導などを行う。著書21冊。日本経済新聞夕刊に「就活のリアル」を連載中。http://hanamaru-souken.com

(橋本真理子/bizmom編集部)

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