陣痛をアレと勘違い?!「主婦の給料、5億円ほしーー!!!」鳥谷丁子さんにインタビュー【前編】
Twitterのフォロワーが4万人超えの鳥谷丁子さんは、家事・育児・仕事をこなす日々のできごとや、長男の坊やマンくん(2歳)、長女のお嬢ちゃん(4ヶ月)の育児、夫のPちゃんのことを漫画にして投稿しています。家事・育児中のモヤモヤの正体をわかりやすく描き表した鳥谷さんの漫画に共感するママが続出!
インタビューの前編では、鳥谷丁子さんが漫画を描き始めたきっかけや、出産時のエピソードをお聞きしました。
プロフィール / 鳥谷丁子
仕事しながら家事と育児に翻弄されているアラサー主婦(現在育休中)。長男・坊やマン(2歳)、長女・お嬢(4ヶ月)の育児や日々のできごとを漫画にしてTwitterやブログにアップ。「主婦の給料、5億円ほしーー!!!」を発売中。
育児中の不安を紛らわせるために漫画をスタート
鳥谷丁子さんファミリー
――鳥谷丁子さんが育児漫画を描き始めたきっかけを教えてください。
「息子の低月齢期に、家から一歩も外に出られないわ、日中だれとも会話できないわで、社会から取り残されたような気分になり、そんな気分を紛らすために描き始めました!育児のキツさに度肝を抜かれたというのもきっかけです。
漫画を描き始めたのは息子が3ヶ月になったころで、子どもが寝ている間、もしくは夫が子どもを連れて出かけてくれているときなどに漫画を描いています」
実際の育児はギャップだらけ!
――今回出版された『主婦の給料、5億円ほしーー!!!』ですが、衝撃のタイトルですね!結婚と出産を経て鳥谷丁子さんが想像していた主婦と実際の主婦はどのようなギャップがありましたか?
「すべてがギャップでした! お恥ずかしい話、自分が育児を経験するまで『主婦って子どもと遊びながら1日かけて家事やればいいだけでしょ?』くらいに思っていたので、寝ることも、トイレ行くことすらままならない生活に大変衝撃を受けました。なのに世間的に主婦はお気楽と思われていて(かつては私もそうでしたが…)これは5億円ほしいなと……!(笑)」
家事・育児の大変さを痛感!5億円ほしーー!!!
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産休前、仕事をセーブすることに罪悪感も
――1人目の息子さん坊やマン君の妊娠中、産休に入る前の仕事で大変だったことはなんですか?
「営業職だったのですが産休でお休みをいただくことがわかっていたので、やたらと仕事を引き受けるわけにもいかず……。かといって抑えすぎると今度は産休までにすることが少なくなりすぎてしまうことにとても悩みました。
人によって職種が違うので、あくまで私の場合の対処法ですが、周りの方の座ってできる仕事を可能な限り引き受けるようにしていました」
陣痛をう◯こだと勘違い?!
――初めての出産で戸惑ったこと、びっくりしたことはなんですか?
「やはり陣痛でしょうか。実母から『陣痛は排便痛なんかと比べ物にならない、陣痛がきたら一発で分かる』と散々言われていたので、陣痛の痛みをどんなに助産師さんに『陣痛ですよ!』と言われても『陣痛は一発で陣痛って分かるらしいけど、う◯こかどっちか分からないからう◯こなんだ…』と思っていました(笑)」
陣痛をう◯こだと信じてやまない鳥谷さん
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実母との旅行がいい思い出に
――育休中やっておいてよかったことはなんですか?
「断然、実母との旅行です!! 社会人になってからは母と会うことが本当に少なくなっていたのですが、自分が子どもを産んで母になり、母にとって自分がどんな存在なのかを思い知ってからとにかく母と出かけています。社会人だと育休くらいしかチャンスがないので」
母になって初めて知る親心
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実際に育児するまでは育児と家事の大変さを理解していなかったと話してくれた鳥谷さん。身をもって経験しないとわからないことばかりで「主婦ってこんなに大変なの?!」と同じような思いをしたかたも多いと思います。世の育児中のママの気持ちをわかりやすく代弁してくれる鳥谷丁子さんの漫画には共感の連続です! 次回は1人目出産後の職場復帰のお話や、夫のPちゃんとの育児についてお聞きしました。お楽しみに!(文・清川優美)