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うちの子だけ遅い…?「子どもの発達、不安になりすぎないで」3児のママ小児科医が回答

母と彼女の子
※写真はイメージです。
violet-blue/gettyimages

3児を子育て中のママ小児科医・藤井明子先生が、日々の診療の中でママ・パパたちから寄せられたお悩みや、保護者に伝えたいさまざまな情報を発信します。連載1回目のテーマは、赤ちゃんの発達について「ほかの子と比べて発達が遅いかも」というお悩みです。「ママ小児科医の笑顔便り」#1

発達目標となるマイルストーンは、あくまで指標にすぎない

乳幼児健診に行くと、同じくらいの月齢の赤ちゃんが一斉に集まっているので、ほかのお子さんが自分の子どもよりも発達が進んでいるように見えることがあるかもしれません。

赤ちゃんの発達にはマイルストーンといって、月齢ごとに達成しておく発達の指標となる発達目標があります。たとえば、4カ月ごろには首がすわって、5~6カ月ごろで寝返りをして、10カ月ごろでつかまり立ちをする、ということが目安になります。

ただ、これはあくまで赤ちゃんの発達を見るうえでの、指標でしかなく、3カ月29日目には首がすわっていなかったのに、4カ月0日目には突然首がすわるようになるということではないです。
抱っこをされたり、声かけであやされたり、おもちゃを目で追ったりとしたいろいろな動きをすることで、頭や上半身を保つ力が徐々に向上して、首のすわりが安定してくるようになります。

赤ちゃんが“できるようになったこと”に目を向けて

赤ちゃんの発達はとても個人差があります。その個人差の幅が広いので、ほかの子と比べるのではなく、昨日、1週間、1カ月前と比べて、“できるようになっていること”に目を向けることをすすめています。

そういう目で赤ちゃんを見てみると、「1カ月前はおもちゃを3秒程度しか持てなかったのに、昨日は長いこと持てているな」「今日はおもちゃの持ち替えもできるようになってきた!」など、赤ちゃんの成長を楽しむことができます。

ほかの子と比べて発達が遅いと感じるときには、不安を一人でかかえることなく、保健師さんや園の先生、かかりつけの小児科医に相談されることをおすすめします。

今の発達段階がどこにあるのか、次の発達段階にむけての“発達の芽”が出ているのかをよく小児科医が観察する必要があります。
親御さんは、次の発達段階に芽を伸ばすためのかかわり方を小児科医に聞いてみるといいでしょう。

発達の芽をのばすかかわり方を意識してみて

たとえば、なかなかはいはいをしないときに、よ~く赤ちゃんを見てみると、うつぶせで片手を前方に伸ばす動きがあるかもしれません。

それは、はいはいができるようになるための、発達の芽です。そんな様子が見られたら、目の前にお気に入りのおもちゃを見せたりして、前方に手を伸ばすことを促すことも、発達の芽をのばすこつですよ。

言葉の理解がゆっくりだと感じる場合には、

・生活のリズムを同じ流れにし、繰り返すことで行動と言葉が結びつく声かけをする
・ジェスチャーも加える
・声かけをしながら一緒に行動する

などで対応していくといいでしょう。

ママやパパが、何気なくとっている赤ちゃんへの働きかけが、赤ちゃんの発達を促していきます。ほかの子と比べる前に、まずは日々の成長を楽しみながら、赤ちゃんの発達を促してあげられるように考えてみましょう。

文・監修/藤井明子先生 構成/ひよこクラブ編集部

藤井明子(ふじいあきこ)先生

Profile
さくらキッズクリニック・院長 小児科医。東京女子医科大学病院や長崎大学病院、長崎県立こども医療福祉センターで研さんを積んだ後、現職。専門は小児神経。“病気に限らず、子どものすべてを診るクリニック”をめざし、ママ・パパの子育ての悩みに寄り添う診療を行っている。現在3人のお子さんを子育て中。

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