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吉田明世・娘のイヤイヤ期に試行錯誤、「修行のような日々」次々作戦を実行

「前回のコラムで、わが娘も"イヤイヤ期”に突入したことを報告させていただきました。あれから1カ月。今回は、おそらくまだゴールどころか折り返し地点にすら近づいていない、この長い戦いの中間報告をさせてください」と話してくれたフリーアナウンサーの吉田明世さん。お子さんが2才になる直前にスタートした"イヤイヤ期”はその後…? フリーアナウンサー吉田明世の子育てエッセイ7回目は「娘が2才に。まだまだ続くよ!イヤイヤ期」です。

「選択肢与える作戦」と「オーディエンス作戦」で「ちないちない期」に対抗!

まず、娘のイヤイヤ期を迎えて初めて知ったことがあります。それは、「イヤイヤ期」といっても、ただ単になんでもかんでもイヤイヤ言うだけではなく、段階を踏んでいろいろな反抗のしかたがあるのだな、ということです。娘の場合、最初に言い始めたのは「しない!」でした。
私「おむつ替えよっか」
娘「ちなーい」
私「お着替えしようか」
娘「ちーなーい!」
といったように、ことごとく、私の提案を却下してくるではありませんか。一体なぜなのか、私は考えました。おそらく娘は、「なんでもかんでもママの言うとおりにはしたくない」という思いから、「しない」と言う言葉が出てくるのだろうと。

そんな娘に対抗すべく出た作戦は、「選択肢を与える作戦」です。たとえば、おむつ替え。今、いろいろなメーカーから、いろいろなデザインの紙おむつが出ていますよね。日本の紙おむつはどのメーカーも負けず劣らず質がいいものばかりですから、あえて一つのメーカーに偏らず、何種類かストックしておきます。そして、おむつを替えるときに、どっちがいい?と、娘に選ばせるのです。そうすると、娘はとてもうれしそうに「…こっち!!」と指をさして、そのあとのおむつ替えもご機嫌にさせてくれるようになりました。ちなみに娘のお気に入りは、プリンセスの絵が描かれた夜用紙おむつと、ペンギンやシロクマの絵が描かれた夏用の汗をよく吸収してくれる紙おむつ。よっぽどお気に入りのものがある場合は別ですが、使い切るタイミングで別のメーカーの紙おむつを買ってみるのもいいかもしれません。

そして、この選択肢を与える作戦は、着替えの時も使えます。2~3着ほど手に取り、娘が選んだほうを着せるのです。多少面倒ではありますが、まずはトップス、次にパンツ、とある程度私が選んだ服で順々に選んでいけばとんでもないコーディネートにはならずに済みますし、娘も自分で選んだ服を満足げに着てくれます。

しかしながら、残念なことにこの作戦が通用しない場合があります。それは、歯磨きやおふろなど、選択肢を与えようがないケースです。そういったときに有効だったのは、「オーディエンス作戦」。娘が好きなぬいぐるみたちに力を借りて、「ほら!ウサギさんが見てるよ〜! 上手にできるところ見せてあげようね〜」と応援団を作るのです。この作戦に効果があるのは、一定の期間だけかもしれませんが、今のところ娘には響いています。

「自分でやりたい」には、ホトトギス作戦

そんなわけで、何とか試行錯誤の上乗りきった「ちないちない期」。しかし、次に待ち受けていたのは、新たなステージだったのでした…。それが「なんでもかんでも自分でやりたい期」。いやいや、この前までなんでもかんでもしたくないって言ってたじゃん!と突っ込みたくなるほど、今度は逆に、すべてのことを自分がやると主張します。本当に、すべてのことなんです…
・コップにお水を注ぐ
・ペットボトルのふたを閉める
・靴下と靴を履く
・ごはんを食べる
・洗濯物をたたむ
・部屋のドアを閉める
・布団をかける
などなど、あげ出したらキリがないほど、何もかもに自分がやる!と主張します。私が、ほんのちょっと手を差し伸べようとした瞬間に、「ママはちないのー!(激怒)」と床に倒れ込み泣き叫び、全身全霊で怒りを訴えてきます。この自分がやりたいスイッチは24時間いつでもどこでも所構わず発動すること。こちらがノンレム睡眠中だろうが、スーパーなどの人目につく場所にいようが、お構いなしにスイッチONになるのですから、本当にこっぱずかしいといいますか、困ったものです。しかし、ここでへこたれているわけにはいきません。ここでも娘に対抗すべく私が取った作戦、それは、「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス作戦」。

そうです。これはもう、本人が納得いくまで挑戦させ、自分にはできないんだと実感するまで、ただひたすら待ち、耐えるしかないのです。どうせまだできないから、と思ってついつい手を差し伸べてしまうのが私のせっかちでダメなところ。手伝おうとすればするほど娘の怒りは増幅し、半ば発狂状態で怒られた経験を経て、ようやく、最近になって待つ、ということができるようになりました。

靴下や靴を履くというのは、時間をかければ意外と自分の力でできるようなりますし、ペットボトルやクリームにふたをするのも、「最後は握ってぎゅーって締めるんだよ」と何度も何度も練習してみると、そのうち自分でもある程度の力で締められるようになります。

一方で、ドアを開けたいけれどドアノブに手が届かない、など、どう頑張っても無理なことは、娘もあきらめ私が手を貸すことに怒らなくなったのです。なかなか根気のいる毎日ですが、何かをしたい意欲と、ささいなことでも何かができるようになる経験というのは、きっと娘にとって大事なことなのかもしれません。と、自分に言い聞かせながら修行のような日々を送っています。

実は失敗した作戦も…

とまぁこんな風に、初めてのことばかりで戸惑いながらもなんとか向き合っている娘のイヤイヤ期。しかし、いろいろな作戦を試行錯誤する中で、これだけは失敗だった、いうことがありました。

それは、「鬼さん作戦」です。娘は、保育園での節分の豆まきで鬼という存在を知ってから、「鬼」というワードを聞くだけで怖がるのですが、ある日、ちっとも私のいうことを聞かずにずっとふざけている娘に、「ママのお願い聞いてくれないなら、鬼さんに言うよ!」と言ってしまったのです。すると、娘の表情は一気に曇り、その直後に大泣き。おびえながら私に抱きつき、「鬼さん、言わない〜」と泣きついてきたのです。そんな娘を見て、あぁ、これは、すべての作戦の中でもきっといちばん効果的なのだけど、トラウマを作ってしまう、もっともやってはいけない方法なのだ、と感じました。

ついついこちらも余裕がなくなってしまい、こちらまでイライラしたり泣きそうになったり、「鬼さん」ワードを出したくなったりと、そんな自分に嫌気がさす毎日ですが、きっと、こんな日々でも、振り返ればあっという間で、どの出来事もいとおしい思い出になるのでしょうか。

そんなこんなで、今日も寝言で「ちーなーいー!」と、夢の中ですら自分の心と葛藤している娘の寝顔を見ながら、まだまだ長くなりそうなこの闘いを、なんとか前向きに乗りきろうと誓う母なのでした。

文/吉田明世 構成/ひよこクラブ編集部

「ちないちない期」から「自分でやりたい期」へ。子どもの成長とともに、イヤイヤも変化し、親も柔軟な対応が求められるもの。イヤイヤに手を焼いているママ・パパは大変ですが、「選択肢与える作戦」「オーディエンス作戦」「ホトトギス作戦」など、さまざまな作戦で対抗しながら、子どもの自己主張につき合っていけるといいですね!


Profile
吉田明世(よしだあきよ)
1988年生まれ。2018年5月に女の子を出産。TBSのアナウンサーを経て、19年にフリーとなり、テレビ・ラジオ・イベントなど幅広く活動中。現在は『THE TRAD』(TOKYO FM毎週月曜~木曜15時~)、Amazonプライムビデオ『プロ野球そこそこ昔ばなし』にレギュラー出演中。

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