子どもが自分を「最高」と思える!風水的作品の飾り方のコツ3
お子さんの描いた絵や工作、みなさんのお宅ではどうしていますか?飾っている人が多いと思いますが、なんでも飾ればよいというものではないらしいです。日々目にするお部屋の空間が、子どもたちの心に栄養になるようにするにはどうしたらよいのでしょう。そこで、「子育て風水」を提唱し、子育て家庭の風水コンサルティングを数々実践するコンテンポラリー風水コンサルタント・フジワラユカさんに子どもの作品の効果的な飾り方について教えてもらいました。
■教えてくれたのは…フジワラユカさん
⾵⽔コンサルタント(スタジオ⾵⽔TOKYO主催) 編集者/メディアプロデューサーなど。⼦どもの成⻑や親⼦関係をテーマに、複数のメディアの編集⻑を経験。その後、⾵⽔で⼈を幸せにすることに興味をもち、師のすすめで⾵⽔コンサルタントに転⾝。現在は様々な家庭の訪問コンサルティングを通じ「親⼦関係」「夫婦関係」「⼈間関係」を探求する日々。著書に「『幸せな⼦は、幸せな部屋で育つ親⼦の⽇常をサポートする⼦育て⾵⽔』(麻布書院)」
子どもの作品の飾りには愛情と教育方針が現れている!
自分の絵や作品が飾られていることを嬉しく思わないお子さんはいないと思います。お部屋に飾られた自分の作品は、「愛されている、肯定されている」と感じることのできる空間のサイン。大変重要です。でも一方で、作品が雑に飾られていたり、自分の納得がいかない作品が吟味なく飾られていたり、あるいは、赤ちゃんのときの作品がずっと飾られていたらどうでしょう。「今の自分は最高!じゃないのかな?」と思ってしまうかもしれません。親からしてみれば愛情が冷めることはないのに、ついうっかり!ということもあるので、以下の3つのポイントを押さえて、お子さんの心を養う効果的な作品の飾り方を実践してみてください。
1.厳選した作品を、飾る場所を決めて「印象的に」飾る
お子さんの作品はすべてを飾るよりも、厳選したものを大事に飾ることが大切です。
これは、良いものが飾られていくのだと言うことを伝える機会にもなっていきます。できればお子さんの作品を飾る壁や棚を決め、傑作が飾られる美術館のようにしてみましょう。これはお子さんの自己肯定感を高める魔法の子育て風水術になりますよ。
絵や作品をあちらこちらに飾ることは逆効果
リビングにも、キッチンにも、寝室にも…、と言う具合にあちらこちらに飾るのは得策ではありません。家には機能があり共用スペースはお子さんだけの空間ではありません。ところが、どこにでも可愛い可愛いとお子さんの作品を飾ってしまうと、どの空間も自分が自由にしてよい空間だと勘違いしてしまいかねません。空間の中に秩序を表すことも大切です。
作品は雑に飾らない
お子さんの作品を、テープや画鋲で飾っていませんか?これはよくあるケースですがおすすめではありません。お子さんの作品を雑に扱えば、雑に扱われている空間の雰囲気をお子さんは常に受けとってしまいます。絵であればフレームを購入し、何枚かをコラージュするように飾るのもよいでしょう。美しく飾られた空間から放たれる誇らしさや自信が、お子さんの心を養っていきます。
2.定期的に新作をアップデートし、「今のあなたが最高!」というエネルギーを空間に放つ
半年に1回、1年に一回でもよいので、お子さんの傑作は新作と入れ替えてみてください。いくら素晴らしいものであっても、時間が経つと過去の栄光になっていってしまいます。新しい作品が飾られることは、常に「今」を見つめてくれているサイン。お子さんの成長を優しく見つめ肯定していくことにつながります。
2020年の傑作はこれだね!というような対話を
作品にタイトルをつけたりするのも良いアイデアだと思います。まるで美術館のように、家族でその作品を眺めるという時間はプライスレス。お子さんの成長は早いので、空間にあるものが「昔はよかったね」とならないように、こまめなアップデートをしてみてください。
3.トイレにはお子さんの作品を飾らない
最後にやってはいけないポイントをひとつお伝えしておきます。清潔に保っていてもトイレは不浄なものが立ち上る空間。そこにお子さんの作品や写真、予定を書き入れたカレンダーなど、パーソナルなものを飾ることは避けてください。お子さんの作品は美しい場所に丁寧に飾ることがとても有効です。愛されている、自分は価値がある、そんな気持ちを日々過ごすご自宅の空間から感じられるようにすることは最高の子育て風水になると思います。
フジワラユカ (コンテンポラリー風水コンサルタント)